フギュアスケートグランプリシリーズファイナル男子

１１日からフギュアスケートグランプリシリーズファイナルが
スペインのバルセロナで行われました。
日本からは羽生結弦、宇野昌磨、村上大介の３選手が出場しました。
６名出場のうち３名が日本選手ですから凄いですよね。

羽生結弦選手
ショート







ショパンの「バラード第一番」の曲に乗って素晴らしい演技でしたね。
先日のNHK杯が完璧な演技だっただけに本人もかなりのプレッシャーかなと思いましたが、
羽生選手にそんな言葉は関係ないようです。
NHK杯を上回る110.95の世界最高得点でした。
日本で開催されたのか勘違いしそうに応援の日の丸が多いです。


フリー







フリーの曲は「陰陽師」。一見羽生選手のイメージとかけ離れた感がありますが、
これがまたはまっているというか、見事に演じておりますね。
以前ショートで滑った「パリの散歩道」が羽生選手の代表作と言われて
おりましたが、「陰陽師」もフリーの代表作になるような気がします。
今回もノーミスで完璧な演技でした。
４回転ジャンプを軽々飛んでおりますが、ジャンプに入る前のステップ等
相当高度な事をやっているようですね。
羽生選手の滑りを観ていると、無駄な動きが無く
常にステップを踏んでいる事が分かります。
NHK杯、今回と完璧過ぎて今後が心配ですが、
彼の事ですからまだまだ高みを目指して頑張ってしまうことでしょう。
ジャンプの種類にしても今は４回転トウループとサルコウですが、
いずれ一番難しいと言われているルッツに挑戦すると思います。
そうすると転倒したり回転不足を起こしたりする筈です。
ですので今から完璧ばかり求めずに、
ゆっくり上がって行ってほしいと思いますね。
そして平昌オリンピックに間に合えばいいのです。


宇野昌磨選手
ショート





ジャンプの転倒はありましたが、まずますでしたね。






フリーはほぼ完ぺきでした。
羽生選手の後を担う選手ですので、これからも頑張ってほしいと思います。
初出場で３位と大健闘ですね。



フェルナンデス選手
ショート





今回のショートは衝撃的でした。
コミカルな演技をさせると右に出る人はいないイメージでしたが、
髭をはやし、男性的でセクシーな「マラゲーニア」は最高。


フリー





フリーは髭をそっていつものフェルナンデス選手になっていました。
オーサーコーチの元で羽生選手とこれからも切磋琢磨して
お互いを高めて行ってほしいと思いますね。
見事２位となりました。



金博洋選手









中国の１８歳の若手ですが、これから羽生選手の一番のライバルになると思われる選手です。
かなりスリムな身体ですので、ジャンプが得意で
最高難度の４回転のルッツを飛びます。
これから成長して今のジャンプが飛べるかがカギでしょうか。



パトリックチャン選手









今年休養から復帰して来ましたが、やはりブランクは大きいですね。
まだ２４歳ですが、随分老けて見えます。
今は４回転ジャンプを２回以上成功させないと、点数が伸びない状況にあり
この辺がチャン選手の今後の課題かと思われます。
確かに滑りは上手で綺麗ですが、
個人的な意見としてあまり特徴のない滑りのように感じます。



村上大介選手









日本選手ですが、最後になりました。
個人的にあまり好きな選手ではないので。
これからも頑張ってほしいと思います。


次回は女子選手です