観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「(理系人材と)GX」「北方領土」を考察・纏め予定。放置気味ですが、忘れた訳ではありません。

日台同盟の条件

2016-07-05 01:48:11 | 政策関連メモ
正論8月号を読んだ。エルドリッヂ氏の「日台同盟」で尖閣を防衛せよが面白かった。米台が尖閣を日本だと認める代わりに、日米が台湾を国家として承認するという案だ。

台湾は元から無理筋な尖閣要求を諦めることで、日米の国家承認という大きな果実を得られるので、最も利益を得られるだろう。

アメリカは、中国を怒らせるデメリットは大きいかもしれないが、日米台の連携を強化し防衛の意思をはっきり示すことで東アジアにおける戦争の可能性を大きく減らせるというメリットがある。このままでは、中国の尖閣や沖縄に対する冒険主義を止めることができず、戦争になってしまう危険性が高いと思う。アメリカの尖閣防衛の意志が疑われているのだ。これまでの態度では、中国を止めることができていないことに注意する必要があるだろう。

日本は、尖閣に対する台湾の領土要求を取り下げさせることが出来、尖閣でアメリカの支持をきちんと得られるというメリットがある。日本が前線に立って、防衛を強化していく必要はあると思うが、アメリカがきちんと防衛する意志を示せば、中国は当面怒っても、最終的には、中国が敵わないと(内心)諦めることで、平和が訪れることになると思う。ただし、アメリカもそうだが、台湾を承認することで中国が怒ってしまうデメリットは正直小さくはないとは思う。中国は勝てもしない戦争は起こさない(現在の尖閣侵略は日米が何もできないと見越しているからやっているのであって、本気で日米に勝てると思っているのなら、とっくに軍事占拠しているだろう)と思うので、戦争にはならないと思うが、経済的なデメリットが小さくはないのは認めざるを得ない。。

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