観測にまつわる問題

「最低賃金」を一応。「広島」は延期で他のテーマをやります。「経済再生」のアプローチを従来とはやや違う感じで構想中。

予測不能なトランプ政権だと

2018-01-01 22:01:15 | 注目情報
予告していた北朝鮮関連記事の投稿を始めます。夕方ぐらいには激しい頭痛は治まっていたのですが、そこからニュースをチェックしていたら今の時間になりました。北朝鮮問題関連の投稿が終わるのは明日になるでしょう。体調が悪くならなければ2~4日でかなり進められると思います。

まず取り上げるのは去年の12月30日の記事ですが、非常に気にはなってはいたのですが、29日の段階で(今にして思えば)インフルエンザでしたから、反応できませんでした。ニュースチェックや短いコメントをつけることのエネルギーはそれほどでもありませんが、反応するのにエネルギーがいる記事というのはあって、この記事がそれに当たります。

米保守派重鎮ブキャナン氏「北みずから核放棄踏み切ることはない」インタビュー詳報(産経ニュース 2017.12.30 14:07)

>米保守派の重鎮、パット・ブキャナン氏は産経新聞とのインタビューで北朝鮮情勢に関し、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)保有を阻止するための軍事衝突の可能性を排除しないとしつつ、「北朝鮮が自ら核放棄に踏み切ることはない」との現実を前提に対北戦略を推進すべきだと強調した。

また、エライことを言ってくれましたね。トランプ政権の現在行っている方針と違いますが、検索してもマティス国防長官が「北朝鮮の核を認めない」と言ったことは出てきますが、トランプ大統領が「北朝鮮の核を認めない」と言ったことは出てこず、トランプ政権が方針転換する可能性を示唆しているのではないかとの懸念があります。

>「金正恩(朝鮮労働党委員長)が核と弾道ミサイルの保有を放棄することはない。金氏は、リビアの最高指導者カダフィ氏が核を放棄したせいで(内戦に際し)北大西洋条約機構(NATO)に攻撃されたのを見ている。金氏は米国を信用しておらず、核だけが体制の安全と生存を保障する手段だと確信している」

リビアと北朝鮮の状況はかなり違いますね。リビアにNATOを攻撃する能力は無かったでしょうし、実際NATOを攻撃したなんて話は聞いたこと無いですが、北朝鮮は首都ソウルを筆頭に日韓を人質にとっており、核開発の段階において(核を持っていないということです)(クリントン)空爆を避けられたことから、核が無くとも(北朝鮮がレッドラインを勝手に越えない限り)誰も北朝鮮に侵攻しないという情勢は明らかなはずです。北朝鮮もあれだけ挑発しているのは攻撃されないと見切っているからと考えられます。北朝鮮(金正恩体制)にとって懸念されるのは斬首作戦や内乱の煽動のはずですが、斬首作戦は失敗のリスクを考えると確かに核を持てば抑止できるかもしれませんが、アメリカは金正恩氏の生体情報を掴んでいないなどの理由もあって斬首作戦は現状でも中々難しいとされます。常識的に考えてビンラディンを殺った時のように上手くいくはずもありませんよね。これも現状韓国を人質にしていれば防げることです。問題は内乱の煽動でしょうが、内乱の気配を掴んだら裏切り者を粛清するだけですし、内乱が起こったら鎮圧するだけの話で、核があろうがなかろうが下手人が自国民な訳で、報復する理由がつくれませんから、核では内乱の煽動を抑止できないことは明らかです。ビラ撒きや放送は言えば止めてくれるかもしれませんが、内乱を起こす手法はそれだけではありません。ですから、核を持とうが持たまいがそんなことは自国の安全保障に直接関わり無く、アメリカの意向ひとつだと認識せねばならないでしょう。アメリカという国は核を認めることによる核拡散のリスクを大きく懸念していると見なければなりません。北朝鮮の核を認めて(トランプ大統領が熱心に推進している)イランの核を認めないという話が国際的に通るでしょうか?

>「率直に言って、金氏が要求している(米朝の)平和条約締結や在韓米軍の撤退、軍事演習の停止などは交渉の余地がある。ただし許容できないのは、金氏がロサンゼルスやシアトルを正確に核攻撃できるICBMを保有することだ。今後、北朝鮮が日本上空を通過するミサイルの発射実験を実施した場合、(日米による)迎撃もあり得る。限定的な軍事衝突の可能性もあるだろう」

ロシアや中国のICBMは良くて北朝鮮のICBMを許容できないという主張を鵜呑みにする訳にはいきません。確かに北朝鮮は危ないテロ国家ですが、少なくとも日本に関して言えば、拉致問題は1970年~1980年代に起こっており、近年では北朝鮮の日本に対する露骨なテロ活動は行われていないようです。拉致問題の頃は寧ろ日本に届くミサイルは配備されていない時期だったようであり、テロ活動も明らかにおっかなびっくりですから、アメリカに対するテロ活動を過剰に怖れる必要はありませんし、敵に届くミサイルがないから国が守れないという主張を鵜呑みにする必要もありません(当時も今も日本に北朝鮮攻撃能力はそれほどない訳でアメリカに届くミサイルの話は性質が違いますが、いずれにせよ、拉致問題以外に北朝鮮の対日本の目立った直接的なテロ活動はないようで、北朝鮮のテロを防ぐには北朝鮮人の入国を防ぎ北朝鮮人を追放するなり監視するなりすれば(サイバー攻撃はあるかもしれませんが)大体事足ります。北朝鮮が幾ら吠えたところで、ロシアでもアメリカにミサイルを撃ってないのに、北朝鮮がミサイルを撃つはずもありません。北朝鮮が撃てば確実に滅ぶ訳で、アメリカを滅ぼす核戦力があるのはロシアだけであり、そのロシアでも一々世界が破滅するようなことはしていません)。

>「米国人は、北朝鮮が米本土を核攻撃するのは容認しないが、日韓を核攻撃できる短・中距離ミサイルは構わないと考えているようだ。日韓は、北朝鮮が米本土を核攻撃できるようになれば、米国の核抑止の有効性に疑問を抱くようになる。日韓は自前の核抑止力の確保を検討すべきだ」

韓国人は核議論が好きなようですが、日本で核武装論は盛り上がりません。筆者が見るところこれは叩かれることを怖れる国民性に拠るようです。また、お金がかかりすぎること、無くても何とかなっていることも大きな要因でしょう。ですから、米本土を核攻撃できるようになるという状況の変化にも反応しないと考えられます。これはトランプ政権時代の北朝鮮有事において気付いたことですが、日本という国が怖れているのは、アメリカが北朝鮮を攻撃することによって、ミサイルが日本に飛んでくる事態のようです。米本土が守られればあるいは日本はこれまで通り日本は攻撃されないかもしれませんし、日韓核武装で日韓は守れるかもしれませんが、安倍政権も文政権もそのようなことは望んでいないように見えます。

>冷戦期のように米国が韓国や日本に戦術核を再導入する可能性は
>「事態が極めて深刻になれば、南北の軍事境界線沿いや韓国国内での再導入は十分にあり得る」

韓国に対してはあるようですね。まぁ日本に対しては必要ないのかもしれません。

>--中国による南シナ海の軍事拠点化をどうみる
>「中国が貿易分野で米国の邪魔をすれば紛争となるだろう。しかし、米国が主権を一切主張していない島々について、なぜ米国が中国と戦う必要があるのか。米国はそれらの島を防衛する義務を負っていない」

米軍人の方々は中国が南シナ海を聖域化して原潜から戦略ミサイルで米本土を狙われる事態を懸念しているんだと思います。日本も核抑止力をアメリカに頼っていますので無関係ではありませんから、どうも手伝う意志はあるようです。

>--米国が唱える「通航の自由」はどうなる
>「(中国に)米船舶の航行を妨害させてはならないが、米軍艦船がこれらの島の近くを定期的に通過する(「航行の自由」)作戦は実施する必要はない」

航行の自由作戦をしている限りは、アメリカが中国の南シナ海支配を認めていないのかなと筆者は思いますね。沿岸国に基地をおければ島が支配されても牽制できるかもしれませんが、沿岸国の動向も怪しいところがありますから、あまり油断しない方がいいと思います。

>「米政府はプーチン政権によるクリミア半島併合を問題視しているが、大国ロシアの復活を目指すプーチン大統領がクリミアを手放すわけがない。プーチン氏は取引ができる相手だ。クリミア問題を理由にロシアと冷戦状態に回帰すべきではない」

プーチン氏と取引すべきは取引すべきでしょうが、ロシアは米国に張り合うために生まれたようなところがあって、アメリカの言うことを素直に聞いたりするような相手ではありません。アメリカに逆らう一番手でありたいような意志があるように見えます。経済成長著しい中国も警戒すべきですが、冷戦が終わったからと言って、冷戦構造が消えてなくなった訳ではないというのが本当のところでしょう。米ドルは基軸通貨であり世界中にアメリカの利権があります。ただ引き篭もれば、上手くいくということはありません。大体が今回の北朝鮮問題やICBM開発にロシアの影はチラついています。ちゃんと対応していかないとロシアの仕掛けたネタでロシアに譲歩したということになりかねません。

以上ですが、筆者もどういう経緯で産経にブキャナン氏のインタビューが載ったのかサッパリ分かりませんが、さしもの安倍首相もトランプ大統領の意向は読みきれていないようであり、あるいは例えばNSCで日本の安全保障戦略に関わるアメリカの意向に関して分析したり対応してみるのもいいかもしれません(もうやっているでしょうか?)。安全保障戦略を外務省がやるのは適任ではないでしょうし、防衛省だと軍事論に偏り過ぎて米政府の意向などを考えるのに適していないかもしれません。日本がアメリカに指図できる訳ではありませんが、日本の安全保障に関するアメリカの動向について分析したり働きかけたりすることは重要なはずです。
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あけましておめでとうございます

2018-01-01 10:22:37 | 日記
あけましておめでとうございます。

タミフルのおかげか倦怠感は治まっているのですが、昨日に比べても頭痛が激しく、最悪の年明けを迎えています。厄のピークが今日だったらいいんですけどね。寝たくても寝れずただただ時間が過ぎるという。

今後の予定ですが、北朝鮮問題に集中的に取り組んだ後、その他の問題に移っていく予定です。ネタは定まっていますから時間さえあれば幾らでも書ける状態ですが、体調の問題でどれぐらい進むかは分かりません。

今年は自分の人生の転機になるといいなと思っています。立場を変えるつもりは一切ありませんが、それを実現させるための手法を変化させていくつもりです。何かもったいぶっていますが、まぁ生活の糧を得るための仕事を変えようかと思っているんですね。この年になってようやく将来設計を真面目に考えたという。できるかどうかは知りませんが。

仕事が多く残業でもたせている仕事を変える訳ですから(当たり前の仕事をこなすだけで軽く時間がオーバーします。それにプラスアルファしています。手を抜かないと出来ないのは確実ですが、手を抜きたくない訳です)、職探しもありますし、しばらくそれほど時間がつくれる訳ではないだろうと思います。ブログを書く時間は劇的に増えないかもしれません。まぁそれも所詮は余分の時間でやっている個人の趣味のようなものですから、その辺はご理解いただきたいと思います。いろいろ方針を考えてはいるのですが、具体的に何をするというのは書きません。

今年は予告通り経済や少子高齢化問題にもっと取り組んでいきたいですね。たまっているテーマも片付けていきたいですが、最悪のスタートを切ってしまいました。
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