観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「(理系人材と)GX」「北方領土」を考察・纏め予定。放置気味ですが、忘れた訳ではありません。

程度の低い社説

2009-02-26 05:34:23 | メディア
余りにも一方的な麻生批判の朝日の社説を読んで、支持者として怒りが湧いてきたので書く。

弱い首相の外交が軽いということを言いたいらしい(タイトルにもしている)が、だったら、強い首相を求めるということでいいんだな?ということがひとつめ。そんなに強い首相の外交が見たいのなら、政権の太鼓持ちでもやって、弱くなれば日和るなり寝返るなりすれば好いでしょう。その方が主張の整合性が取れます。支持率至上のポピュリズム新聞でも目指すわけでもないでしょう。支持率無視の論調もあります(例えば支持率の突出した知事を必ずしも評価しません)から。党内で強いと言うこと自体を評価するという論調も聞いたことがありません(権力批判ではないのですか?)。主張に整合性なく、都合がいい時に都合がいい論拠を持ち出して、恣意的に因縁つけているかのようです。主張の重要性に鑑みて、優先順位をつけてみる努力をしてみては如何でしょう。

マッチポンプは下劣であるということがふたつめ。自分で散々人気が下がるようなことを仕掛けておいて、支持率が低いもへったくれもない。漢字がどうしたから始まり、瑣末な揚げ足取りに終始した新聞社が、どうして支持率が低いのが悪いというようなことを言えるのか。ふざけるな。

中身が薄いことがみっつめ。実際の会談の中身をろくに分析せず、強さ弱さを問題にする様は凡そ一流を自負する(ですよね)新聞とは言えまい。大体、日本(弱い首相)が強い要望をしたからと言って、オバマ政権がどうして最初に日本を選らば(呼ば)なければならないのか。オバマ政権はどこの国を選ぼうが自由なのであって、今回の会談はオバマ政権の選択であったことは明白です。「今回の会談は日本側の強い要望で実現した」など、弱い首相がトップの日本を買いかぶりすぎているでしょう。「首相が誰であれ「日本重視」で臨むというメッセージを、日本国民に送りたかったということに違いない」とのことですが、アメリカを信用してないと公言する首相が誕生したとして、アメリカが厚遇するとでも?お目出度いですね。中身の分析も薄いが、言いたいこともこじつけです。

結論を言うと、一貫した論拠があっての批判ではなく、程度の低いただの叩きに見えます。