日吉での歌の会の、その二日後、
認知症の方々との≪歌の会≫。
今回で二回目だ。
一回目の終了後は、自分に対して、ちょっと落ち込んでしまっていた。
『お母さんに叱られるから帰りたい。』と泣き出す方や、
『そんなことじゃ、天皇陛下に申し訳ないぞ。』と怒鳴り出す方。
MCが難しい。なかなか思うように前に進まない・・・。
でも、修さんがピアノを弾き始めると、
泣いてる人も、怒ってる人も、一緒に歌い始める。
歌の力の凄さを改めて感じた。
歌詞カードなんて、まるで不要なんだ。
歌詞カードをチラチラ見てるのは、私だけ・・・。
過去覚えた歌は、しっかりと脳に心に刻まれている・・・。
で、歌のイントロを聴くと同時に記憶が呼び戻される。
今までで一番感動した≪歌の会≫となった。
しかし・・・。
ひとつの歌が終わると、また怒る人に泣く人・・・。
高齢者対象・歌の会活動を始めて四年間。経験を積むことで得た自信も、
ガラガラ、ドッカ~~~ン。
自分の中の、何かを変えなきゃダメだって思った。
その何かってなんだろうか・・・。
今年の春、学校で勉強したことなんか全然身になってないじゃないかと、
ちょっとネガティブ思考にもなってしまった・・・。
修さんに、
利用者さんが歌とかけ離れたことを大きな声で言った時に、
AKKOが、その都度返事をしていたら、歌の会にならない。
歌おうとしている方々が歌えなくなる。と貴重なアドバイスを受けた。
不安な心の状態の方は、その思いを表に出さずにはいられない。
私も、そういうことってある。。。
真夜中や明け方に動悸が激しくなった時や気持が悪くなった時(注:飲み過ぎじゃなくてよ。)
寝ている家族を起こすことってある。
このまま自分がどうなっちゃうんだろなって思うと、
たまらなく怖くなって。
誰かに助けてもらいたくなるんだよ。。。
当然だよね・・・。不安な時って・・・。
相手の気持ちを受け入れながら、
さて・・・どうしたら良いものなのか。。。
いろいろ悩んだ結果、思い浮かんだことは。
≪歌の会≫の日は、早い時間に伺わせて頂こう!!
朝から利用者さんと一緒の時を過ごして、
利用者さんひとりひとりのことを、わかりたいって思ったの。
好きな食べ物のことや、好きな歌のことを知りたいな。
気分が良くなる話題は何かな。
知りたいなって思った。
朝から伺って、一緒に、お話ししたいって思ったの。
そして迎えた二回目の歌の会。
デイホームさんに許可を得て利用者さんがデイホーム到着の頃、伺った。
皆さんと、一緒にお茶を頂きながら、お話をする。
ヘルパーさんが、利用者さんに、会話のきっかけとなる言葉かけを頻繁にされていた。
認知症の方を担当されているヘルパーさん達は、
長年介護の仕事をされていて、皆さんベテランだ。
利用者さんに対する言葉かけの、ひとつひとつが勉強になる。
心を解しながら記憶を呼び戻し言葉を引き出す。
利用者さん、ひとりひとりのことをしっかり把握していて、
さらに、その日の身体の状態・心の状態も見逃さない。
自分の家で過ごしている気持になれるような、ほっとできる雰囲気作りにも気を配っている。
いろんなことを勉強させて頂きながら、
歌の会までの時間を利用者さんと一緒に過ごした。
一回目に御立腹だったおじいちゃんは、
上機嫌で私に、お気に入りの自分の帽子を見せてくださったり、
『ワンちゃんがいてね、とてもおりこうなんだよ。』嬉しそうに話して下さった。天皇陛下が、そのワンちゃんを、おりこうだと褒めてくださったそうだ。
休憩時間に、会議室で、早朝に作ったお弁当を食べた。
何人かのヘルパーさんと一緒にランチ。
『わっ、可愛いお弁当』と褒めて頂いた。
(おかずの数、いつもより多くしといて良かった。。。)
認知症の方々に対する介護の基本は、
愛情と自分が利用者さん達と過ごす時間を楽しいと感じること。楽しむこと。
と教えて頂いた。胸がいっぱいになった。
そして、午後になり、
定刻よりも早く修さんが来てくれて、
そして≪歌の会≫。
皆さんと、歌って、笑って、話をして、
とっても楽しい歌の会になった。
おうちに帰りたいと泣く方は、いらっしゃらなかった。
皆さん、今回も歌詞カードなしで歌われた。
今回も、ちらちら歌詞カードに目をやっていたのは、私だけ・・・。
前回御立腹だったワンちゃん大好きおじいちゃんは、
特に男性が苦手らしくて近くにいた修さんのことを、ちょっと怖い顔で睨む場面はあったが、
修さんが≪紅葉≫とか≪高原列車は行く≫を奏でると、
大きな声で歌い出した。
おじいちゃん、楽しそうに指揮までしちゃって。
良かった。良かった。
そして、
当日がお誕生日だった御二人にHAPPY*BIRTHDAYSONGを皆さんで歌ったあと、
突然、おふたりにって、
都はるみの≪好きになった人≫を、振りをつけながら、
こぶしをガンガン回して、
立ちあがって歌ったら・・・。
し~~んとなってしまった・・・。唖然という空気の中、
二回目に、やっとニコニコしてくださったワンちゃん大好きおじいちゃんが、
突然、目を吊り上げて
『そんなバカみたいなことをやる奴はなぁ、天皇陛下にも叱られるぞ!!』大声で怒鳴りまくった
。
『はいはい。確かにバカですよねぇ。こんなことしちゃってねぇ。
もうやりませんから大丈夫ですよぉ。安心してください。』そう笑顔で詫びた私 。
一回目より成長した自分に出会えた気がした。
修さんにも花丸をもらった
。
ヘルパーの皆様、ありがとうございます。
次回も楽しみに伺います
。
朝から、よろしくお願いいたします
。
認知症の方々との≪歌の会≫。
今回で二回目だ。
一回目の終了後は、自分に対して、ちょっと落ち込んでしまっていた。
『お母さんに叱られるから帰りたい。』と泣き出す方や、
『そんなことじゃ、天皇陛下に申し訳ないぞ。』と怒鳴り出す方。
MCが難しい。なかなか思うように前に進まない・・・。
でも、修さんがピアノを弾き始めると、
泣いてる人も、怒ってる人も、一緒に歌い始める。
歌の力の凄さを改めて感じた。
歌詞カードなんて、まるで不要なんだ。
歌詞カードをチラチラ見てるのは、私だけ・・・。
過去覚えた歌は、しっかりと脳に心に刻まれている・・・。
で、歌のイントロを聴くと同時に記憶が呼び戻される。
今までで一番感動した≪歌の会≫となった。
しかし・・・。
ひとつの歌が終わると、また怒る人に泣く人・・・。
高齢者対象・歌の会活動を始めて四年間。経験を積むことで得た自信も、
ガラガラ、ドッカ~~~ン。
自分の中の、何かを変えなきゃダメだって思った。
その何かってなんだろうか・・・。
今年の春、学校で勉強したことなんか全然身になってないじゃないかと、
ちょっとネガティブ思考にもなってしまった・・・。
修さんに、
利用者さんが歌とかけ離れたことを大きな声で言った時に、
AKKOが、その都度返事をしていたら、歌の会にならない。
歌おうとしている方々が歌えなくなる。と貴重なアドバイスを受けた。
不安な心の状態の方は、その思いを表に出さずにはいられない。
私も、そういうことってある。。。
真夜中や明け方に動悸が激しくなった時や気持が悪くなった時(注:飲み過ぎじゃなくてよ。)
寝ている家族を起こすことってある。
このまま自分がどうなっちゃうんだろなって思うと、
たまらなく怖くなって。
誰かに助けてもらいたくなるんだよ。。。
当然だよね・・・。不安な時って・・・。
相手の気持ちを受け入れながら、
さて・・・どうしたら良いものなのか。。。
いろいろ悩んだ結果、思い浮かんだことは。
≪歌の会≫の日は、早い時間に伺わせて頂こう!!
朝から利用者さんと一緒の時を過ごして、
利用者さんひとりひとりのことを、わかりたいって思ったの。
好きな食べ物のことや、好きな歌のことを知りたいな。
気分が良くなる話題は何かな。
知りたいなって思った。
朝から伺って、一緒に、お話ししたいって思ったの。
そして迎えた二回目の歌の会。
デイホームさんに許可を得て利用者さんがデイホーム到着の頃、伺った。
皆さんと、一緒にお茶を頂きながら、お話をする。
ヘルパーさんが、利用者さんに、会話のきっかけとなる言葉かけを頻繁にされていた。
認知症の方を担当されているヘルパーさん達は、
長年介護の仕事をされていて、皆さんベテランだ。
利用者さんに対する言葉かけの、ひとつひとつが勉強になる。
心を解しながら記憶を呼び戻し言葉を引き出す。
利用者さん、ひとりひとりのことをしっかり把握していて、
さらに、その日の身体の状態・心の状態も見逃さない。
自分の家で過ごしている気持になれるような、ほっとできる雰囲気作りにも気を配っている。
いろんなことを勉強させて頂きながら、
歌の会までの時間を利用者さんと一緒に過ごした。
一回目に御立腹だったおじいちゃんは、
上機嫌で私に、お気に入りの自分の帽子を見せてくださったり、
『ワンちゃんがいてね、とてもおりこうなんだよ。』嬉しそうに話して下さった。天皇陛下が、そのワンちゃんを、おりこうだと褒めてくださったそうだ。
休憩時間に、会議室で、早朝に作ったお弁当を食べた。
何人かのヘルパーさんと一緒にランチ。
『わっ、可愛いお弁当』と褒めて頂いた。
(おかずの数、いつもより多くしといて良かった。。。)
認知症の方々に対する介護の基本は、
愛情と自分が利用者さん達と過ごす時間を楽しいと感じること。楽しむこと。
と教えて頂いた。胸がいっぱいになった。
そして、午後になり、
定刻よりも早く修さんが来てくれて、
そして≪歌の会≫。
皆さんと、歌って、笑って、話をして、
とっても楽しい歌の会になった。
おうちに帰りたいと泣く方は、いらっしゃらなかった。
皆さん、今回も歌詞カードなしで歌われた。
今回も、ちらちら歌詞カードに目をやっていたのは、私だけ・・・。
前回御立腹だったワンちゃん大好きおじいちゃんは、
特に男性が苦手らしくて近くにいた修さんのことを、ちょっと怖い顔で睨む場面はあったが、
修さんが≪紅葉≫とか≪高原列車は行く≫を奏でると、
大きな声で歌い出した。
おじいちゃん、楽しそうに指揮までしちゃって。
良かった。良かった。
そして、
当日がお誕生日だった御二人にHAPPY*BIRTHDAYSONGを皆さんで歌ったあと、
突然、おふたりにって、
都はるみの≪好きになった人≫を、振りをつけながら、
こぶしをガンガン回して、
立ちあがって歌ったら・・・。
し~~んとなってしまった・・・。唖然という空気の中、
二回目に、やっとニコニコしてくださったワンちゃん大好きおじいちゃんが、
突然、目を吊り上げて
『そんなバカみたいなことをやる奴はなぁ、天皇陛下にも叱られるぞ!!』大声で怒鳴りまくった

『はいはい。確かにバカですよねぇ。こんなことしちゃってねぇ。
もうやりませんから大丈夫ですよぉ。安心してください。』そう笑顔で詫びた私 。
一回目より成長した自分に出会えた気がした。
修さんにも花丸をもらった

ヘルパーの皆様、ありがとうございます。
次回も楽しみに伺います


朝から、よろしくお願いいたします
