風の谷通信 No.5-019
松井孝典著「宇宙誌」を読み終えた。幅広い科学思想の
流れを地球規模での歴史的俯瞰の中で紹介してくれる大著。
大著と言っても文庫本で500ページ余り。なかなか手強
くて文庫本にしては読み応えがある。
人類が宇宙を目指すことから説き起して、地球の現況
を知り、この地球がなぜどうして生まれたか/この地球に
生命が生まれた理由/宇宙観/宇宙の果て、などなどを説く。
書評をする能力はないのでおこがましいことはやめるが、
生命の発生と発展に関する説明が自分の想像とほぼ合致して
いるのがうれしい。
ビッグバンで発生したガスの中からある種の元素が生まれ
る。ガスが集まって星が発生する。それらが集まって大きく
なる。原始地球に衝突する隕石や彗星が水を持ってくる。
海の中で元素が交じり合い衝突しあっているうちにある種の
生命活動を持つ化合物が出来上がる。・・・・
生命は何もないところから発生したのだ。無から生まれた
のだ。宇宙はこの星に生命を発生させるべき必然性を持って
進化してきたのだ。宇宙に満ちる調和の見事さ。何かの
定数がほんの少しでも違っていたら陽子や中性子や原子や
・・・諸々の物質が生まれなかったし、太陽と地球の距離が
少しでも違っていたらこの星に生命は生まれなかっただろう。
それが偶然なのか必然なのか理解できないが、どうも必然
を感じてしまう。そこに「神」を認めようとは思わないが、
人智を超えた力の存在を認めずにはいられない。
なんとも不思議な世界と言うに尽きる。
松井孝典著「宇宙誌」を読み終えた。幅広い科学思想の
流れを地球規模での歴史的俯瞰の中で紹介してくれる大著。
大著と言っても文庫本で500ページ余り。なかなか手強
くて文庫本にしては読み応えがある。
人類が宇宙を目指すことから説き起して、地球の現況
を知り、この地球がなぜどうして生まれたか/この地球に
生命が生まれた理由/宇宙観/宇宙の果て、などなどを説く。
書評をする能力はないのでおこがましいことはやめるが、
生命の発生と発展に関する説明が自分の想像とほぼ合致して
いるのがうれしい。
ビッグバンで発生したガスの中からある種の元素が生まれ
る。ガスが集まって星が発生する。それらが集まって大きく
なる。原始地球に衝突する隕石や彗星が水を持ってくる。
海の中で元素が交じり合い衝突しあっているうちにある種の
生命活動を持つ化合物が出来上がる。・・・・
生命は何もないところから発生したのだ。無から生まれた
のだ。宇宙はこの星に生命を発生させるべき必然性を持って
進化してきたのだ。宇宙に満ちる調和の見事さ。何かの
定数がほんの少しでも違っていたら陽子や中性子や原子や
・・・諸々の物質が生まれなかったし、太陽と地球の距離が
少しでも違っていたらこの星に生命は生まれなかっただろう。
それが偶然なのか必然なのか理解できないが、どうも必然
を感じてしまう。そこに「神」を認めようとは思わないが、
人智を超えた力の存在を認めずにはいられない。
なんとも不思議な世界と言うに尽きる。