風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

13-001中高年の引きこもりだって

2018-01-01 16:40:11 | この道の先に

風の谷通信No.13-001

12月31日朝刊の見出しが8050問題。朝日も神戸も(扱いの程度は異なっても)同じ問題を取り上げている。高齢の親と中高年の引きこもり。親が倒れたらどうなるの?おそろしい社会問題ですよ。

この問題は特異なように見えるけど社会的文化的背景は一つであろう。

学校における『いじめ』、長時間労働と過労死、育児の虐待、家庭の少子化、非正規雇用、保育園不足、公共料金の値上げ、宅配便の単価切り下げ要求とセールスドライバーの過労、男性の使い捨て労務管理と女性へのセクハラ、等々。

根は企業の内部留保政策、アベ政権の民衆無視の強権政治・官僚支配と恣意的政治にある。クチ先とは裏腹に女性への差別とセクハラが厳しい。女性が子供を育てながら働いて自己実現を図ろうとするような姿勢に拒絶反応を示す。

選挙が終わったとたんに公共料金の値上げや福祉の切り下げを仕掛ける政権なんて信じがたい背反ではないか。

だけど、それに対して声を挙げない市民大衆は何を考えているのだろうか。一度ならず、繰り返し繰り返しであるから、信じがたい無防備と言える。市民全般に『当事者意識』が無いように感じられる。

私は『子どもが一緒に安心して育つ街つくり』をしたい。アベ政権の現状では子育て意識はどこにもない。自分たち夫婦に子供がないから、そこへ意識が届かないんだ。当事者意識を持とう。

凡人・愚人よ この指とまれ。当事者意識を持とうではないか。