風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

11-054沖縄のこと・伊勢志摩サミットのこと

2016-05-26 17:35:22 | この道の先に

風の谷通信No.11-054

さすがにサミットの当日だけあって、ブログ情報が多い。しかも、サミットの議論内容よりも、沖縄の件や東京の事件の方が多い。

 

ブログ・マスコミに載らない海外記事がTPIPの解説をしている。欧州が崩壊するかもしれないと推測し、その傾向をむしろ歓迎している。ついでにTPPを同列で扱っているので、二ホンの将来も崩壊するのではないかという私の予測が現実味を帯びてくる。このブログを要約・拡散するだけの勇気も能力もないのでトラックバックに繋いでおきます。

次に、ジャーナリスト同盟がアベ・オバマ対談を採り上げていて、二人が沖縄米軍属の暴行強姦殺人遺体遺棄事件をそもそも問題にすることなく、まして地位協定を問題にする意図もないことを詳細に解説している。これも私の個人的能力を遥かに超えるのでトラックバックに繋いで拡散します。

いずれも、この田舎の後期高齢者が推測する通りであります。アベさんやスガさんが沖縄県民のイノチやココロを真剣に考えているはずがないですよ。オバマさんのお追従をするのが精いっぱいで、あんなことでよくもまあネトウヨや日本会議の支持を得られるものだと感心します。

他にも、「世相を斬る あいば達也」のブログが「目を覆うばかりのすれ違い」という評論を載せています。

 

さらに別口でもう一つ。冨田真由さんに対するストーカー襲撃事件で、出演を依頼してきて約束が出来ていたNHKが宇野常寛さんに対して突然「キャンセル」してきた、という。宇野さんの名前は初めて知ったが、彼は評論家でアイドル関係にも詳しいという。しかし、事件に関する警察の対応を批判しようとしたところ、出演をキャンセルされた、、、という。これを報じたブログ「リテラ」によるとNHKの過剰な自己規制だという。なんだか、世の中が息苦しく・息苦しくなって行くような気配だ。被害者の冨田さんはアイドル活動をしていたが、最近はシンガソングライターとしての活動多いので、アイドル路線とは異なっているという。しかるにテレビの報道企画では事件を「アイドルオタク」や「地下アイドル」としてまとめたくて、強引にそちらへと歪曲報道したいのだ。そこで宇野さんの報道姿勢と食い違いが起きて、テレビ局側が出演を断ってくるのだ。

カネモチはカネを持ってタックスヘイブンへ逃げ出すし、有名人で稼いだ人はニューヨークで暮らしているし、優秀なアスリートは外国でプレーするし・・・。残るのは才もなく、血脈もなく、地盤もなくて、不正規雇用でその日暮らしで、その子どもへと貧困格差を相続し、温かい家族は崩壊する、子供は学資が足りないので自衛隊に志願して戦場へと送られるかも。そんな階層が主体になるのかネ。これが本当に二ホンの右派の描くこの国の将来図ですか???アベさんの政治で、世の中がだんだん息苦しくなり、口びるが寒くなり、背筋が寒くなり、かくして人心が冷えてゆく。こりゃダメだ。明るい未来の姿を描いてみたいよ。