風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

6-067 栗林公園

2010-06-29 21:24:57 | 季節の便り
風の谷通信 6-067
 
 雷がゴロゴロなる夜が続いたのでコンピュータ電源を
切っていた。今夜からは無事平穏なので復旧。

 さて、日曜日にバス旅行で四国の屋島と栗林公園を訪ねた。
 まずは山陽道から淡路を経由したが、出発直後の窓の外は
まるで山の中を走る景色ばかり。この地元はいかにも田舎だ
なあと実感する。それにしても三木ジャンクション周辺の
際限なき開発の姿は空怖ろしい。何十年か前に三田を開発した
時とよく似ている。

 それはともかくとして、朝は小雨の中を出発したが淡路南部
通過中に晴れたり曇ったりで明石の橋は見えなかった。屋島に
着くと原始林の中で高い湿度と強い太陽に辟易した。それから
高名な讃岐うどんの店で昼食。正直言って「大して感動しない」。
讃岐うどんの店をハシゴしたという記事をブログで見かけるが、
それほど魅力的な物とは思えない。とにかく2杯目を追加注文し
て先方に敬意を表わしておいたがこれはあくまでもほんの儀礼。
2杯目は喰い切れずに残した。味もそっけもないうどんだ。

 栗林公園訪問は何十年ぶりか。現役時代が懐かしい。公園では
カンカン照りとなり、歩道を歩くのが苦しいほどの暑さだった。
汗びっしょり。肌着代わりのティーシャツも上のシャツもずぶ濡れ
でまるで風呂上りの様相。木陰の歩道に入ると涼しさに心がホッと
くつろぐ。その繰り返しで約1時間の見学。邸内に立てられた
和風平屋の建物が実に素晴らしい。大きな池と芝生に囲まれた茶室
のような建物だったが、今月の農協カレンダーの図柄になっている。
この美しさを眺め、松の素晴らしさを眺めるだけで一日の疲れの
値打ちがあった。さらに與島のみやげ物店は単なる付け足し。
 日曜日ではあったが、高速道路に混雑渋滞がなく、実に快適に
予定通りに帰着した。7時20分発18時30分帰着の老人会旅行。