Yahooニュースの『洞窟の壁を埋め尽くす先史時代の手形』が目に飛ぶ込む。
ナショナル ジオグラフィック(29日14時42分更新)によるもので、
【アルゼンチンのパタゴニア地方にある洞窟「クエバ・デ・ラス・マノス」。名前はスペイン語で“手の洞窟”を意味する。壁一面を埋め尽くす手の跡は、着色粉を手の上から吹きつけて描くステンシルの技法を用いて2500年前に描かれたものだ。このような先史時代の手形は世界各地の岩壁に残されており、最古のものは3万年前にさかのぼるという。】
とのこと。なるほど,洞窟内には手形が無秩序に敷き詰められている。
では手形はいったいなぜ押されたのか?たまたま本日読み上げた 井本英一先生の『死と再生 ユーラシアの信仰と習俗』(人文書院)に16、7ページにわたって詳しく説明されていたものを読んでいたので,確信はできないがおおよその見当がつく。まちがいかもしれないのでここでは私の考えは省く。
ところで『洞窟の壁を埋め尽くす手形』は他にも多く見られるとのこと。井本英一先生の『死と再生 ユーラシアの信仰と習俗』によると、
フランス(カルガス地方)の洞窟では指を切ったもの(中には3本指)も認められる。
旧石器時代→ 五指を広げた手形(左手が多い)
などがあるという。
旧石器時代→ 五指を広げた手形(左手が多い)そして今回ニュースに成っているアルゼンチンのパタゴニア地方にある洞窟「クエバ・デ・ラス・マノス」もよく見ると全て指が開いた形の左手が押されている。
中近東では古くから
生け贄を殺し,その血で門扉に手形を押す
という風習もあったとのこと。
手形はインドで特に発達したなど,手形一つをとってもいろいろためになる内容が『死と再生 ユーラシアの信仰と習俗』には説明されており、記録するには分量が余りにも多いので,興味のある方は直接 『死と再生 ユーラシアの信仰と習俗』をお読みいただきたい。
さて,私的には『手』といえば歌舞伎の『勧進帳』の投げ六法を思い浮かべるふざけた人である。写真上は松本幸四郎丈の手形。娘が東京に行った時,携帯電話で写してきてくれたもの。また,谷川俊太郎のことば遊び
てとてとてとて てがよんほん
てとてとてとて わらってる
という言葉も心から離れない。上の言葉を思い出すと、我が子の幼き頃の笑顔を思い浮かべる。多分,今 鏡を覗くと,母親の顔になっているはず。
上手形は孝夫時代の仁左衛門丈の手形
ナショナル ジオグラフィック(29日14時42分更新)によるもので、
【アルゼンチンのパタゴニア地方にある洞窟「クエバ・デ・ラス・マノス」。名前はスペイン語で“手の洞窟”を意味する。壁一面を埋め尽くす手の跡は、着色粉を手の上から吹きつけて描くステンシルの技法を用いて2500年前に描かれたものだ。このような先史時代の手形は世界各地の岩壁に残されており、最古のものは3万年前にさかのぼるという。】
とのこと。なるほど,洞窟内には手形が無秩序に敷き詰められている。
では手形はいったいなぜ押されたのか?たまたま本日読み上げた 井本英一先生の『死と再生 ユーラシアの信仰と習俗』(人文書院)に16、7ページにわたって詳しく説明されていたものを読んでいたので,確信はできないがおおよその見当がつく。まちがいかもしれないのでここでは私の考えは省く。
ところで『洞窟の壁を埋め尽くす手形』は他にも多く見られるとのこと。井本英一先生の『死と再生 ユーラシアの信仰と習俗』によると、
フランス(カルガス地方)の洞窟では指を切ったもの(中には3本指)も認められる。
旧石器時代→ 五指を広げた手形(左手が多い)
などがあるという。
旧石器時代→ 五指を広げた手形(左手が多い)そして今回ニュースに成っているアルゼンチンのパタゴニア地方にある洞窟「クエバ・デ・ラス・マノス」もよく見ると全て指が開いた形の左手が押されている。
中近東では古くから
生け贄を殺し,その血で門扉に手形を押す
という風習もあったとのこと。
手形はインドで特に発達したなど,手形一つをとってもいろいろためになる内容が『死と再生 ユーラシアの信仰と習俗』には説明されており、記録するには分量が余りにも多いので,興味のある方は直接 『死と再生 ユーラシアの信仰と習俗』をお読みいただきたい。
さて,私的には『手』といえば歌舞伎の『勧進帳』の投げ六法を思い浮かべるふざけた人である。写真上は松本幸四郎丈の手形。娘が東京に行った時,携帯電話で写してきてくれたもの。また,谷川俊太郎のことば遊び
てとてとてとて てがよんほん
てとてとてとて わらってる
という言葉も心から離れない。上の言葉を思い出すと、我が子の幼き頃の笑顔を思い浮かべる。多分,今 鏡を覗くと,母親の顔になっているはず。
上手形は孝夫時代の仁左衛門丈の手形