朝鮮問題をひも解く

- うしお君のブログ -

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トランプ政権の対朝鮮政策

2016年12月08日 | 朝・米問題関連
最近の報道を総合すると、オバマ政権が朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮・北朝鮮)へと実施してきた「対朝鮮政策」は、「トランプ政権」が発足すれば見直される、と分析されている。

オバマ政権の「対朝鮮政策」は、「戦略的忍耐」と称された。
つまりは、なにもしないでじっと我慢する。
打つ手がないので、耐え凌ぐしか手がなかった。

オバマ政権の「戦略的忍耐」は、朝鮮の核兵器能力の向上をもたらし、アメリカの国益を著しく後退させた。
なのでトランプ政権は、「戦略的忍耐」政策を早々に打ち切り、「戦略的関与」政策による朝鮮との接触を積極的に試み、対話を通じた朝鮮との関係改善策を模索するはずだ。

トランプ政権が運営されるにあたり、そこにおけるキーマンは、国家安全保障補佐官を担うマイケル・フリン元国防情報局長だ。

現在まで報じられているフリン氏への評価は様々だが、トランプ氏自身はフリン氏へと絶大な信頼を寄せており(日本の安倍首相との面談には、家族以外で唯一フリン氏が同席した)、今後、「第二のキッシンジャー」とも呼ぶべく、特には外交政策におけるキーマンとしてフリン氏が注目を集めている。

かつてオバマ大統領が、アルカーイダの指導者オサマ・ビン・ラディンを討ち取り「これでイスラムのテロは終息に向かう」と記者会見してみせた時、それに異を唱えたのがマイケル・フリン氏であった。

フリン氏は、独自に収集した情報分析をもとに、「今後、アルカーイダに代わるテロ組織が登場する(イスラム国)」と主張したが、結果的にそれがオバマ政権の「対テロ功績」に冷や水を浴びせる形となり、後に彼がオバマ政権からの離脱を命じられる理由のひとつになった。

フリン氏がかつて率いた国防情報局は2013年3月、アメリカに存在する16の諜報集団の中で唯一にして初めて、「北朝鮮が、核兵器を弾道ミサイルへと搭載することに成功した」との報告書を作成している。

要するに、フリン氏が示す「情報分析能力」には信憑性があり長けている、ということである。
なのでトランプ氏は、彼を「右腕」にしたのだろう。

トランプ政権は、2016年1月20日に発足する。

史上最低・最悪の大統領選を見事勝ち抜いたトランプ氏は、当選直後から、アメリカ政治の慣例を破る破天荒な行動で注目を集めている。

アメリカ国務省が担当する、各国首脳からの当選祝福電話の順番を無視してみたり、台湾からの祝福に応じてみたり、アメリカ主要企業を「口撃」してみたりと実に好き勝手だ。
国家・アメリカを構成する既得権益に真っ向勝負を挑んでもなお、見事大統領への当選に成功してみせたトランプ氏は自信満々、意気揚々である。

「トップ会談」を通して物事を前進させるスタイルを好む、企業家上がりの人物が大統領の座にすわり、「敵国」への情報に精通し正確な情報分析能力を有する人物が「右腕」として働く、トランプ政権。

今後、アメリカの「対朝鮮政策」は、転換が予測されて当然だ。

2016年11月17日、第45代アメリカ合衆国大統領への就任を目前に控えたドナルド・トランプ氏は、自らが住まう邸宅にヘンリー・キッシンジャー氏を招き入れ、助言を受けた。

ニクソン政権下で中国との関係正常化での重役を担ったキッシンジャー氏は、トランプ政権の今後に何を助言したのだろうか。

2017年、朝鮮とアメリカの関係改善に、進展を期待したい。
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1 コメント

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Unknown (平平)
2016-12-09 21:00:35
最近では米国防当局者が、ウリナラが核弾頭小型化成功と指摘したり、
でも再突入技術は未完成だと言ったり。

私はこれを隠れたメッセージではないかと思っています。
小型化までしたから到底無視できないのは本音で、
再突入はまだだと言うのは、アメリカが主導だと偉ぶりたい虚勢ではないかと。

これは時間の問題でアメリカが何をするかは決まっています。
でもあのアメリカですよ。
素直に動くはずがありません。

だから何か主導的なポイントを持ちたがるんだと思います。
言い換えれば、再突入の実験をする前に、対話路線へ動くのではないかと。
核問題をアメリカが停めたとか言いそうです。
正直言って私個人の希望的観測ですが。
でもね。再投入が完全成功したら、アメリカの終わりですから。

オバマが長い間、忍耐だと言い逃れた無責任行動の後始末を
それなりにアメリカっぽく出来る、恐らく最後のチャンスなのです。

トランプ氏はどうぞ名を取ればよろしい。
ウリナラは実を取るので。でっかい実をね。

…と、勝手で無責任な事を書いてしまいました。

さあてと、今年活動した事を胸に刻んで、来年ドドドッと突き進む準備をしなくては。忙しくなりまっせ~というか、いつも忙しいんですけどね。がはは。

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