在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Vino Nobile di Montepulciano Asinone 2013 Poliziano

2018-02-10 11:27:01 | Toscana トスカーナ
Vino Nobile di Montepulciano Asinone 2013 Poliziano



なぜか突然アジノーネ。

2日前に開けたものらしい。
アジノーネが開いてる(グラス販売用)というので、どうしたの?と思ったら、マルコが、

(グラス売り用の)モンテプルチャーノ(ノービレのことらしい)が足りなくなって、継ぎ足すのに、新しいボトルを開けようと、棚から取った。
開けて、継ぎ足して、後で見たら、モンテプルチャーノじゃなくでアジノーネだった。(涙)

みんなで、どーして気がつかなかったの???
ボトルが全然違うじゃない
と言ったのだが、そんなことはない、似てるんだもん!と。

ボトルも全然似ていないような気がするが、値段も全然似てない。(笑)

それにしても、きっと何も知らずに飲んだんだろうなー。
ノービレとアジノーネのブレンド。。。。
このノービレ、美味しいね〜と思ったか、思わなかったか。

さて、もう開いているし、2日はたってるしということで、何人かで、ごちそーさま〜



2日前に開けて栓をしていただけなので、若干熟成が進み、結構いい飲み頃になっていた。

色は濃く、香りはもうダイレクトにカフェ、ココア、バルサミコ、スパイス。フルーツはあるかなー、という感じ。
味は、やはりダイナミックさがある。酸味は思うほどではなく、全体的にバランスがよい。タンニンは堂々としているが繊細な面も持ち、余韻は長く、やはりアジノーネ。+++++

ポリツィアーノは、モンテプルチャーノではもう超大御所ワイナリーだが、昔、まだ安かったころ、ロッソもアジノーネもよく買って飲んだものだ。
昔はVigna Asinone(アジノーネの畑)と言ったが、今はシンプルにアジノーネ。

品種は、基本的にサンジョヴェーゼ90%に、他の品種をブレンドするが、よい年はサンジョヴェーゼ100%でも造る。
バリック新樽を使っているが、バニラ臭さはなく、モダンな中にクラシックの基本が入った感じ。

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