在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Barbaresco 88 Gaja

2012-12-12 23:44:09 | Piemonte ピエモンテ
”バルバレスコ88”ガヤ -ピエモンテ州



ガヤのこれだけ古いのを飲むのは久しぶりだった。2000年代、90年代の終わりのものは時々飲む。しかし、80年代はさすがに持っている友人が少なくなる。
うちにもさすがに80年代のワインはこれで終わりかもしれない。あとは90年代の初めのもの。これはまだ結構ある。
最近、よくガヤを開けるので、うちにある古いガヤを開けてみたくなった。2本あるが、ヴィンテージを覚えていなかった。
ワインクーラーの奥にある。もうだめになっているかもしれない。見ると88年と91年。
88年と91年がある、と友人に言ったら、早速、開けよう、と。
どちらにするか? 一応コインを投げて、88年に決まった。

うちで開けたわけではないので、横にしたまま、出来るだけ揺らさずに持っていく。急ブレーキはご法度。
着いてすぐにデカンタして、しばらくそのままおいておいた。その間、食事。フェラーリのロゼ飲む。
スプマンテをいいかげん飲み終えて、お腹も満たして、さあ、ガヤ。
おお、かなり良かったのでした。

デカンタしてる時から、色がかなり良く、これは大丈夫、と思っていたのでしたが、大変良い香りと味でした。
ブルーベリーのコンフィ、葉巻タバコ、バルサム臭、リコリース、アニス、腐葉土などなど。かなり複雑で、また程よい強さを持ち、持続性がかなり良い。
味もインパクトがよく、程よいボディ、タンニンはきれいにビロード、そして、後味が大変長い。
そして、素晴らしかったのが、その後、ちびちび2時間以上掛けて飲んだのですが、全く衰えることなく、最後までとてもきれいに味わえたのでした。
きっと2000年代のガヤより、80年代のガヤのほうがいいんだろうなぁ、を実感した感じでした。(93点)

Barbaresco 88 Gaja
Oltre 20 anni. Ma era buonissimo.
Colore granato luminoso e unghia aranciata. Bellissimo colore.
Al naso molto fine e elegante, denota mirtilli in confettura, spezie, sigari, nota balsamica, cuoio, anice, terra bagnata, molto complesso e lungo.
Ottimo impatto, buona struttura, tannini vellutati, intenso e PAI bella lunga.
Dopo 2 ore...ancora vivo, era bello, molto bello(93/100)


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