在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

もしも27mの高さでジェットコースターが停まったら

2017-04-08 23:22:45 | もろもろ、つれづれ
うわー考えたくない。

もし、27mの高さでジェットコースターが停まったら???
もっと怖いのは10mの高さであっても、逆さになったまま停まったら???

乗ってなくて、見るだけでも怖いのに、
もし乗ってたら、
なんて、ひえ〜、考えただけで怖い。。。

ということが今日起こった。

北イタリアにある遊園地ガルダランド。

日本なら冬場に遊園地が休みになることはないと思うのだが(入園者が少なくてもやっているだろう。もちろんプールではない)イタリアでは、特に北イタリアでは休みになってしまう。
寒いし、入場者は少ないし、その方が経済的なんだろうなぁ。

さて、今日が今年のシーズン第1日目。
天気も良く、子供達にせがまれて、行こー、行くか〜、と行ったはいいけれど、

その瞬間何をしていたか、どこにいたか、

で大きく明暗が分かれる。

もちろん何千人の入場者の中のほんの一握りだが、本当に27mの高さで車が停まった客、もっとかわいそうなのが、逆さになって停まった 車に乗っていた客がいたそうである。

20分から30分で無事救出されたというが、それにしても、二度と乗りたくないだろうなぁ。

原因は? ブラックアウト。
遊園地と電気会社で水面下の戦争が始まりそう。


Lotrozzo Rosso Le Coste

2017-04-08 14:08:19 | Lazio, Abruzzo, Molise ラツィオ他
Litrozzo Rosso Le Coste
ラツィオのビオ



たまには何も考えずにワインを飲みたい。
しかし、ほとんどの場合そうはいかない。
なんの香りか、酸味はどうか、タンニンの質は、全体のバランスは、そして、何点??

ローマで最もこだわっている肉屋、食料品屋、リベラーティのロベルトのところに顔を出した。
出だしが遅くなってお昼になり、人も引けていてある意味いい時間だったのかも。
ロベルトがいつもの笑顔で出迎えてくれて、なんと近く住んでいるイタリア人と日本人のカップルの友人まで呼んで、たまたまお店に通りかかかったイタリア人も巻き込んでアペリティフのお昼になった。



マリーノ(アリッチャではない)のポルケッタ、チェウスコロではないが(マルケのやわらかーいサラミ)それに似たような柔らかいタイプのサラミは彼が作ったというし、もう一品のサラミも美味しい。そして、同じく絶品チーズ2種。

飲み物は当然ワイン。
人数が多くなったのもあり、1リットル瓶を開けた。
750mlではない。

昔はイタリアにも1リットル瓶が流通していた名残で、わざと1リットルという瓶。

ふわっとしたやさしい花の香り、飲むと、喉をスルッと通る。
アルコールも酸味もタンニンもほどほど、まろやか、とてもよくできた地酒。
ごくっごくっと飲みたい。(何も考えずに)

ロベルトのところにあるのだから当然ビオワイン。
それも正真正銘ビオワイン。
ラツィオは北のグラドリにある、これまたこだわり生産者のワイン。

品種はブレンド、Ciliegiolo, Merlotらしい。しかし、このワインはそんなことも考えずに飲むのがふさわしい。
そう、ヴィンテージも見てない。聞いてない。(多分2015)

お店を閉めて、しばしサプライズの楽しいひと時。