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出雲王朝6-八十神の嫉妬

2017年06月27日 | 記紀創世紀 ホツマツタヱ

 こともあろうに一番身分の低いオオナムジ(母は刺国若比売といって刺国大神の娘である)がヤガミヒメを娶ったから八十神の嫉妬は激しくなり、オオナムジを殺そうとする。火で焼いた猪に似た大岩を受け止めたオオナムジは焼かれて死んだ。一番悲しんだ母・サシクニワカヒメは高天原のカミムスビに救いを求めると、カミムスビはキサガイヒメとウムガイヒメを地上に遣わし、オオナムジを蘇生させたのである。このままでは再び殺されると思ったサシクニワカヒメはオオナムジを紀伊国のオオヤビコの元へ逃がした。それでも八十神の執拗な迫害が続いたので、紀伊のオオヤビコは、スサノヲがいる根之堅洲国へといざなった。オオヤビコとはスサノヲの子・イタケルと縁ある神で、黄泉の国にいるスサノヲと交流があった。このようにしてオオナムジはスサノヲのいる根之堅洲国、つまり黄泉の国に行く。このとき黄泉の国ではオオナムジの6代前の祖先・スサノヲが王であった。実はオオナムジ、この黄泉の国でもスサノヲから試練を受けるのであるが、迫害とは違って愛情のある試練であり、この苦難を救ったのがスサノヲの娘・スセリヒメという女神であった。かくして母神の指導で建速須佐之男命が住む根の堅洲国、地の底にある異郷へ行くこととなった。つまり黄泉の国である。黄泉の国への入り口が猪目洞窟と言われている。

オオナムジ を蘇生させた キサガイヒメとウムガイヒメ

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