日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

「高額医療・介護合算」制度がスタート

2009-07-21 | 年金・医療・介護
おはようございます。FP牛込伸幸です。

毎朝、起きて~、ごはん食べて~、歯磨いて、~着替ろ!
と怒られながら準備をするこどもたち。
泣いたり、ぐずったり、逆ギレされたりとこっちも大変です。

今日もいつものそんな朝でした。
でも、私がゴミを出しに歩いていると、
「パパ~行って来るよ~」とご機嫌に車で出掛けて行きました。

おいおい、さっきまでのは一体なんなんだ。
でも、変わり身の早さは見習わなくてはいけないと思いました。

■「高額医療・介護合算」制度がスタート

日曜日の日経新聞で特集記事がありましたね。

夫の介護で出費がかさんでいたところへ、妻が病気で倒れて入院。
介護と医療にお金がかかった。

こんなケースに対応すべく始まった制度です。

医療費と介護費に上限を設けて、それを超えた分は、
還付を受けられます。

70歳以上で一般的な所得の世帯の場合、

医療費の自己負担上限は年間約53万円
介護費の自己負担上限は年間約45万円
合計約98万円ですね。

これがこの合算制度を使うと、
自己負担上限は年間約56万円になります。
つまり、約42万円戻ってくるわけです。

この計算は年齢や所得によって変わってくるのですが、
今年は医療費や介護でお金がかかったなあと思ったら、
保険証を発行している所に聞いてみた方がいいですね。

注意すべきは、通算は同一の保険証単位ということ。
夫の扶養で家族が同じ健康保険にお世話になっているならOKですが、

夫は後期高齢者の制度、妻は国民健康保険という場合は別枠です。
この辺りは今後、制度が整備されるといいなあと思っています。

もう一つは申請しないと戻ってこないこと。

健康保険と介護保険は別の制度。お互い相手のデータを持っていないのです。
できたら、一緒の制度にして、限度額を超えると勝手に還付してくれる、
もしくは、お知らせのはがきが来るといいですね。

今回の衆院選は年金制度に注目が集まっていますが、
いづれば健康保険と介護保険にも制度改革が必要でしょう。
どうも、財政は年金よりこっちの方が大変らしいですから。


今週はあと4日で週末です。みなさん、張り切って行きましょう。

牛込伸幸FP事務所
http://www.fpushi.com/

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