応用化学科構造有機化学研究室

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やらせについてーイラク編(2月7日) No57

2007-02-07 09:07:23 | 政治・経済・時事
          

以前、やらせのことについて書いたが、それで思い出したことがある。 数年前、自衛隊が、イラクのサマワに駐屯した際のあるテレビ局の映像である。 確かバクダット近郊だと思うが、そこの道を歩いていた母娘へのインタビューであった。 戦禍を逃れてやってきたような雰囲気だった。 あるジャーナリスト(?)がマイクを向けると、開口一番、どうして、日本は平和憲法を持っているのに、軍隊をイラクに送るのか? 小泉首相にやめさせるように伝えてくれ、という内容であった。 とにかく私は驚いた。 まあ、普通の感覚を持った人なら変に思うだろう。 すなわち、おそらく、日本が世界のどこにあるかも、多分しらないような人が、どうしてその国の憲法や首相の名前のことなど知っているのだろうか? そう言うと、日本を知らないわけがない、平和憲法は世界的に有名だと反論してくる人がいる。 これは、決してあのイラク人を軽蔑しているのではない、我々の事情に当てはめるとよく理解できる。 かなり学校で勉強をした人でさえ、例えばウクライナ、ルーマニアの正確な場所などわからないだろう。 もしかしたら、トルコ、ギリシャも危ない、ひょっとすると、あのドイツでさえ、どの国に囲まれていますか、なんて質問されると、これまたどうだろう。 日本国内だって、宮古島や大東島の場所がわかる人はどれくらいだろうか。 九州に暮らしている人の何割が、茨城、群馬、栃木の正確な位置関係がわかるだろうか。 案外、そんなものなのである。 ましてや憲法なんて、例えば、最も関係の深いアメリカ、お隣の韓国、この両国の憲法でさえ、知っているのは憲法学者くらいであるのは間違いない。 私はアメリカの州の名前はすべて知っているが、その現行憲法など一字一句知らない(単に教養がないだけと言われれば返す言葉はないが)。 すなわち、どう考えても、あのインタビューはやらせとしか考えられない。 詳細は憶えていないが、現地語(多分アラビア語)から、英語を介して、日本語に訳していると思われたが、日本国内で使われている微妙な意味での平和憲法なんて、一体、英訳するとどうなるのだろうか。 どなたか教えて戴きたい。 以前より疑問に思っていることの一つである。 間違っても、peace constitution とか peaceful constitution なんて答えないように。 世界中、どこをさがしても、平和(peace)を目的としていない憲法なんてないだろう。



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