原鉄道模型博物館の莫大な資料の中に北九州の市電に関するものを見つけた。 ここ北九州市にも、以前は市電が走っていた。 もちろん、福岡と同じ西鉄が運行していた。
JRの鹿児島本線とほぼ並行していた北九州本線、本学のそばを走っていた戸畑線、工大前という電停もあり、廃止(1985年)後は、バス専用道だったが、最近は普通の道路に変わっている。 バス停は。工大入口になっている。 戸畑線と同時期に廃止された枝光線、そして、今回、懐かしい写真が残っていた北方線である。
これは、小倉の中心から南へ延びた路線で、1980年に廃止されている。 実は、北方線のみ軌間が1067mmと狭いため、他の路線(1435mm)に乗り入れることはできなかった。 よって、正面から見ると、ちょっとスマートな感じの車両であった。
ちなみに、北九州本線の黒崎-折尾間は、私が本学に赴任後も運転していたが、これも、2000年に廃止されてしまった。 この“Streetcar”、福岡では地下鉄に、北九州ではモノレール等に置き換わったが、駅間が短く、乗り降りが楽な市電は、高齢化社会にはむしろ適した交通手段である。 鉄路は、一度、廃止すると決して復活はしない。
From Face book: Hara Model Railway Museum (7). The streetcar of Kitagata line in Kitakyushu.