じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

オペラ座の怪人25周年記念公演inロンドン

2011-10-28 23:53:24 | ライブ・コンサート
一昨日の夜は日比谷スカラ座にて上映 オペラ座の怪人25周年記念公演を観てきました やっと会えたよぉ~~じいが求めていた理想のファントム 全て、とは言わないまでもファントムはこうでなくちゃ!と思わせる素晴らしさ こうしてほしかったのよね~という今までのフラストレーションを次々に拭ってくれて大満足でした。他キャストも同様でホント素晴らしい方々ばかり。やっとこさ心から味わえるThe Phantom Of The Operaを観た!という感じです 帰り道ではThink Of MeとThe Music Of The Nightをテキトーに二ヶ国語混じりで歌いながら帰宅~♪明らかに音楽の天使じゃない歌声が闇の中で聞こえていたら……じいのご近所さん?(笑)

レミコンみたいにコンサート形式なのかと勝手に思っていたのですが、普通の本公演を観ているような感じでしたね~~演出もとても素敵でした 舞台の展開的に映像で表現した方が融通が利くと思うのですが、当たり前だけど限られた空間の中で出来ることは限定されているわけで、そういう中でいかにリアルに見せて作品の世界に引きずり込むか……それがすっごく上手いんですわ。冒頭のオークションのシーン→シャンデリア(映画版で使われたスワロフスキー製のを持ってきたらしいデス)が登場して、それと同時に舞台セットもオペラ座仕様に豪華にセッティング The Phantom Of The Operaの公演を観ている観客が同時にオペラ座の観客にもなれて、その流れがすごく自然で良いな~~と そして1幕ラストのシャンデリア落下。これまた映画みたくガッシャーンと落とすわけにはいかず←当たり前 花火を使って火花を散らすことで落下を表現していて「そういうやり方もあるのか~」とひたすらに感心 シャンデリア、、、実際に落とす必要はないのよね……ってことは汐留でやってるみたいなニョ~~ とショボく動かす必要もないわけで じい、海外版の本公演は通しでちゃんと観たことはないので分からないのですが、本公演もここまで豪華じゃなくてもイイ感じに自然なのかな~と勝手に想像。演じている人たちのレベルが高くて演じる役として醸し出している空気感が作り出すものもあると思います。上手だけど心に響かない教科書的、金太郎飴などこぞやで上演している舞台では決して作ることのできない空間ではないかと。。。

歌詞はもちろん英語。日本語字幕は四季版の歌詞が使われていましたが……レミコン25周年の時も思ったけど激しく不必要 ボンゴレ氏が作ったオペラ座の怪人を観に来たわけじゃないし。どうせなら歌ってるまんまの英語の歌詞を下に出してくれた方が良かったわ~~ってレミコンの感想の時にも同じように書いた覚えが じい、The Phantom Of The Operaの方はそこまで聞き倒していないのでレミゼほど拘りやツボがあるわけではないのですが、やっぱり今回きちんと歌い演じられるキャストで←これ大事!全幕通して聞いてみて、翻訳とそれをやった人のフィルターをかけられてしまうな~とつくづく じいの大好きなAll I Ask of You♪2幕ではThe Point of No Returnの後にファントムによるリプライズがあるのですが、リプライズするってだけで既に泣きツボなのに英語だとファントムとラウルの位置づけの違いがはっきり伝わってくるんですよね~~ラウルは「you'll share with me/One love, one lifetime/Let me lead you from your solitude」と歌い、ファントムは「you'll share with me/one love, one lifetime/lead me, save me from my solitude」と歌う。それがキャラクターの違いにもなっていてそれはもう切なくて切なくて あと、ofの響きとmeとyouの効果的な使い分けに胸キュン。良くも悪くも相手を深く思う気持ちが込められているように感じたのよね~~やっと、やっと、やっとですよぉ~~初めてこの作品の世界を見せられた気がしましたわ

キャストは実力派揃いで穴がない 日本では悪人的な位置づけになることが多いカルロッタ。ただのジコチューなだけのおばちゃんプリマじゃないんです。Wendy Fergusonさん演じるカルロッタは実力はあるけどファントムのおめがねには叶う美しさは持ち合わせていない……ちょいと頭を過ぎったのがコピット版ファントムで出てきた「芸術は美しい者たちのためだけにあるのか?」というセリフです。悪人という役回りだけではない味わいのあるキャラクターを見事に演じられていましたね~~クリスティーヌの親友、メグ・ジリーはラストで残された仮面を手に取るシーンでアップになった時に“大人すぎる”容貌に思わず突っ込んじゃったけど、まぁ醸し出す雰囲気で役相応に化けていたので無問題 フィルマンやアンドレ等々の劇場関係者を演じた役者陣も各々のキャラの個性が引き立っているので観ていて全く飽きない。NoteやPrima Donnaのシーン、正直なところ某劇団がやってるのはつまらなくて観ている方は完全に休憩シーン。声が溶け込みあいすぎてセリフも役も埋もれてるのよね

そしてそして、、、一応三角関係か ファントム、ラウル、クリスティーヌ……素晴らしすぎて感涙 ついついじいの悪い癖が 勝手にクリスティーヌになってて、ファントムとラウル、どっちも選べないよ~~と無駄な心の雄叫び。どっちも選ばなくていいし~~(苦笑)

ファントムはレミコンでアンジョを演じたRamin Karimlooさん……海外の愛人の中の一人です(笑)レミコンで思いっきりやられたので今回は期待 でしたが、もうぅ~~最高!!!今までに……と言っても日本キャストに映画版キャストを彷徨った程度ですが、これじゃない、いやそっちも違う、確かに素晴らしいけど何かが足りない、、、ずっと納得できなかったので、今回こんなに心を揺さぶられるファントムに会えて本当に本当に嬉しかったです 歌も演技も申し分なし!The Music Of The Nightを心地よ~く歌ってくれたら確実にじいを落とせます(笑)でもね~~Raminファントムの歌うThe Music Of The Nightはただ萌え萌えするだけじゃない、何ともいえない哀しみに溢れていたんです。他の場面でも、マジな恐怖感を覚えるような歌や声、醸し出す空気感に満ちているのに、一瞬だけ、そう、ほんの一瞬だけ、その裏にある優しさや哀しみ、切なさが垣間見えてくる。。。コレ、クリスティーヌがAll I Ask~の中で歌ってる「Yet in his eyes all the sadness of the world」(他の場面でも似たような表現があったような)にしっかり呼応していると感じて脱帽!すんごく説得力がある流れだと思いました。

ラウルはグランを演じたHadley Fraserさん。ただのかっちょいいラウル王子ではなかった~~しっかりファントムと対峙する頼れる強い男になっていました。バルコニー席からの不自然な「ブラーバ」とか「僕がぬれねずみになってとってきてあげたんだもん」って言い回しもなかったし……当たり前だけど ファントムの恐怖に震えるクリスティーヌを説得し支える厳しさ、ファントムとラウルの狭間で揺れ動くクリスティーヌをしかと引っ張る強さと、ファントムに堕ちそうになるクリスティーヌを強く引き戻すような歌声に惚れ惚れ~ 何もかもに恵まれているだけではない、内面も含めてファントムが真に嫉妬するのは分かるな~と納得させるラウルでした

クリスティーヌはBW版リトルマーメイドのオリジナルキャストでアリエルを演じたSierra Boggessさん。音楽の天使……って誰が?とか、歌ウマだけで何も残らないような人がやるような国ではこんなに素晴らしいクリスティーヌは誕生しないわけね これぞ本物のクリスティーヌ・ダーエです、、、Sierra Boggessさん演じるクリスは 歌で少し気になったのが高音が響かないこと。ただ、これは本人の歌唱力によるものなのか、劇場の音響or映画館の音響が悪いのか何とも言えないトコなので本当のところは分からないんですよね~~スペシャルカテコで登場したサプライズゲストのサラ・ブライトマンさんの歌も微妙に聞こえたので。(彼女の歌は好きでCDも結構持っているので、こんなもんだったっけ?と思ったのよね)ミュージカルとはいえオペラ歌手レベルで歌えるところがないとできない部分があるように思うので。オペラ歌手がやってもいい役なのかな?と思うこともあるけど、やっぱりミュージカルだから演じられないとダメだし~という点では難しいところなのかも。でもそれ以外は全て言うことなし!夢見がちの少女、かな~りファザコン気味の女性が同じ立ち位置にいる男性を知ることで等身大の愛に目覚めて女になっていく。その変化が目力に表れていていました。歌ウマだけのクリスティーヌでは何をしたいのか分かんない意味不明な女にしか見えない。でも、Sierraクリスはファントムとラウルの狭間で彷徨う部分に物凄い説得力を感じたんですよね~~ファントムとラウルに対する愛の種と質は別物だとじいは思っているのですが、それが的確に表現されていて歌と演技によってきちんと積み重ねて伝えてくれる。

クリスにとってファントムは憧れであり、父親の代わりであり、強大な存在であり、年上の恋愛対象であり……ファントムにとってもクリスティーヌという存在は恋愛対象であると同時に親子愛のような種の感情があるのでは?と思うこともあったんですよね~~それも親の子に対する無償の愛ではなく、そういうプラスの面を差し引いた愛情で時としてエゴにもなり得る根源的な愛。ラウルの元に羽ばたこうとするクリスを認めながらも認めたくない気持ちがあって、近親相姦という意味ではなく異性への原始的な愛情があって……ふとした瞬間に過ぎったのが花嫁の父的なイメージ クリスがファントムを亡くなった父親の身代わり的な存在として見ているのでは?と思うような雰囲気があったし、見方によってはファントムの存在はクリスティーヌが作り出した幻影のように思えることがあったような。。。そうなると最後にファントムが消えたことも仮面だけが残されたことも全て幻というところに繋がっても違和感がない気がしないでもないけど……それはともかくとして、Sierraクリスの歌う「Wishing You Were Somehow Here Again」 もうぅ~~それはそれは素晴らしくて 相手に自分の苦悩を聞いてほしい、教えてほしい、守ってほしいと求めるのではなく、大切に育てられた場所を断ち切るのでもなく、「say goodbye」……日本語の歌詞には表現できない心の機微が込められている歌詞だと思うんだけど、自分の足で生きていこうとする強さに向かっていく道筋が伝わる素晴らしい歌い演じっぷりに釘付けになりました そして最大の見せ場!自分とラウルのどちらを選ぶのかと問い詰めるファントムにクリスは「God give me courage to show you/you are not alone」と言ってキスをする……その時のファントムの表情がもうぅ~~切ないの何のって 全て悟っていたような表情だったんですよね~~Raminファントムは。それでも諦められなくて最後の最後まで賭けた末の悲しい結果、でもそうなるのが自然の流れで自分の手元には置いておけない運命というのを知っていたのではないかな~って。ラウルに導かれて地下を脱出するクリスティーヌを見送るファントムの後ろ姿にもそれを感じた……ってか背中で語ってて切なくてねぇ~~涙腺決壊 ま、その前から号泣してたんだけど思いっきりやられましたね~~

25周年のスペシャルカテコでは、ロイド・ウェーバー氏が登場!更にキャメロン・マッキントッシュ氏まで現れて何となくレミゼの影がチラホラと と思ったら歴代のファントムキャスト4人が登場。あぁ~~ヴァルな面々がいるじゃ~~ん カナダ初演キャストのColm Wilkinsonさんに現行ロンドンキャストのJohn Own-Jonesさん。他にオーストラリア初演キャストのAnthony Warlowさんに次期ロンドンキャストのPeter Joebackさん、そしてRamin Karimlooさんを合わせて5人のファントムに、絶対に出てくると思っていた元祖クリスティーヌのサラ・ブライトマン!いや~~周りにファントムを囲わせて歌うというシチュエーション、じいの姫な血が沸き立つわ~~これは堪んないっっ じいもやりたい!←身の程知らず(笑)じいの海外版バルジャン=Colm Wilkinsonさん、やっぱ神だわ~~The Music Of The Nightを壮大に歌われたら……卒倒モノだわ~~どこまでもついていきます!!!でもね~~5人並んでて、やっぱりじいはRamin Karimlooさんにゾッコンでした 若い故に足りない部分もあるんだけどね~~その蒼い切なさが良いんだわ(と言いつつ正反対の役どころを演じるColm Wilkinsonさんのファントムも気になるゲンキンなヤツ

いや~~こんな凄いのを観ちゃうとね ロンドンに行きたくなる~~来日公演だと助かるぅ~~日本のはちょっと…… ただ一人だけ、どうしても観たいキャストがいるので、、、今回の余韻が抜けた頃に汐留へ

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