じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

最貧前線 水戸公演

2019-10-04 23:35:10 | 観劇記
9月15日マチネの観劇記です。

行ってきました水戸芸術館!この演目を創出したある意味ふるさと!ここは外せない地、絶対に観に行きたいと決めていた劇場でした。駅からのバスでまさかの「PASPY的トラップ」を食らうとは思いませんでしたが……某地の如く県庁所在地なのに全国共通のICを使えないとか地元でしか使えないICでの囲い込みとか不毛な争いとかやめてくれーと発狂しそうになりましたが(爆!)それは置いといて、、、着いてみてビックリ。何とまぁコンパクトな劇場で







シアタートラムを少し大きくした位かなぁ~~ハコの規模だけを考えるとちょっとした私立の学校だったらありそうなホールという感じでしたが(もちろん設備等々はプロ仕様)とにかく小さくて近くて、時間と空間を共有している感があって濃密な時間を過ごした~という感じ。3階席まであったけど高さ的にはセットと同じ目線になっているような 実際に体験していないので分からないのですが、この劇場でしか味わえない視界があるのかも しかし吉祥丸のアノ大きなセットがよくまぁ入ったなぁ~と……横浜公演の劇場はかなり大きく、やっぱりこういうセットは映えるなぁと思っていたので、この演目を作った水戸芸術館はこの劇場で何をしたかったんだ?と若干突っ込みたくなるような気はしましたが 逆に他では味わえない迫力があってドキドキワクワク心が躍動!終盤はセットの上部分が客席に迫り出していて、甲板にいる船長さんを見上げる感じで観ている側も吉祥丸の空間と一体化している気分になれました。凄かった~~

横浜初日以来2週間ちょいぶりの最貧前線。特に初日の時は何げに気になっていた若手の演技が物凄く自然になって役が沁みていたんですよね~~今回は4列目の上手側のめっちゃ前列だった&箱が小さくて1人1人が凝縮されたせい???等と考えてみたのですが、やっぱり確実に進化/深化していると思いました。2度目の観劇でネタバレしているし前回のようなワクワク感はないかなぁと心配していましたが、登場人物のいろいろな思いが伝わってきて違う意味で心臓がバクバク 体のあちこちが潤みっぱなしでした

2回目観劇ということで初日に引っかかったアレコレを吟味 没収された船の神様、、、嵐を乗り切った後で飾ってもいいことになってベンガルさん演じる漁労長が神棚に祭り直すシーンがあるんだけど、あれだけ否定しまくった艇長がその神様を見て帽子をとって礼を尽くす……それを見ていた漁労長がしてやったりのGJな表情をする。結構お気に入りの場面だったりするんだけど、神風が吹く大日本帝国なーんて言っていた軍部が哀れに見えたり、艇長さんが可愛くみえちゃったり

14歳の見習いの太田が吉祥丸に乗船することを知った時に軍人たちの中に流れる微妙な空気と浮かない表情。特に溝端くん演じる通信長の表情にはただならぬものを感じたのですが、過去に戦場で味わった辛い思いや苦い経験があるんだろうなぁ この通信長、同じ士官でも艇長とは違うタイプの育ちをしたのではないかと勝手な妄想(苦笑) インテリ?アカデミックな家の出なのかなぁと思ってみたり……実際の戦時中の資料でも“現代的”な思考で日本の敗戦までも見通していたような人の言が残っていますが、全てを分かっていながらもその時代に生まれ育った故に抗えない、染まってしまった結果の今の姿というのが柳准尉という男なのかなぁと思いました。興味深かったのが通信長と無線士の会話シーン。煙草を吸いに来たと通信長が船底の無線室まで下りてくるんだけど、1幕の時は通信長が先に火をつけているのが2幕では無線士の千田さんの煙草に先に火をつけてあげていたんですよね~~何だか無性に心に響きました。実際の戦況がどんなだかよ~~く分かっていると言う千田さんとの間だからこそ通じるものがあったのかもしれない。船長と艇長の間にも同じものがあると感じたのですが、無線士と通信長の間にもまた唯一その人の前でなら泣けるということがあったんだろうなぁと。。。

2幕で見習いの太田くんを兵学校に入れることになったトコ、、、艇長たちの若い彼を死なせたくない優しさの表れだったんですよね。後にそれに気づく船長さん 「もしかして艇長さんは…」とそのことを言いかけるシーンがあるんだけど、初日の時は艇長の過去の話だと思ってたんですよね~~何か機密事項か何かがあってそれに気づいたんじゃないかと さすがにそれは考え過ぎだったようで(苦笑)でも、、、船長さんよぉ~~今それに気づいたんかいっ!明らかに分かるんだからもっと早く察して!!とツッコミを入れさせてください でもね~~今回は内野さんの菊池船長が吉祥丸を救ったのはもちろんのこと軍人たちの心も救ったと思えるような存在感でした。死に場所を求めて吉祥丸に乗り込んできた軍人たち……死にぞこないと言われ続けた通信長は決戦前夜に艇長に対して「一人前の軍人として扱ってくれた」と感謝していたけど(もののけ姫のある一場面を思い出した)、漁師と軍人、相反する立場であったり思考回路であったりするんだけど、人として持っているものだったり心だったりは共通していて戦争によって傷つけられているのも同じなんですよね。それを全て菊池船長は一度引き取ったうえで命を繋ぐこと、大きくするということの大切さ、生きること以上に大事なものはないことを伝えているんですよね~~それも押しつけじゃなくて静かに自然にすーーっと 素っ頓狂でお茶目なのに締めるところは締めるメリハリ……それが愛らしくて重くて深い。もうぅ~~いろんなものが沁みた涙が出たわ

カテコは5回。2回目からスタオベですっごく盛り上がりました 風間くんを可愛がっている姿が役の延長みたいで微笑ましかったです。最後は風間くんが内野さんを捨てて(笑)溝端くんを引き寄せていましたが、仲良く3人で手を振りながら上手の袖の奥へ。いや~~千秋楽でもうこれで終わりにしてもいいと錯覚するくらいの満足・満腹感でした。

って、もちろんまだまだ終わらないですよ~~10月も通います!
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