じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

エリザベート

2019-09-14 23:37:30 | 観劇記


7月31日マチネの観劇記です。

新演出になった4年前に観て以来の東宝エリザ。当時はどうにも受け付けなかった新演出 翌年はチケットを取っていたのを放出して見送ったのですが、今回はいろいろと気になるキャストがいたので争奪戦に参戦!観たいキャストと組み合わせ、絶対にNGなキャストを避ける、尚且つ仕事を休んでまでは無理したくないと吟味したところの唯一の希望公演日がこの日。しかも早抜けするゾフィー様とルドルフ殿下の楽というからホント取るのが大変で……チケットが取れたことに感謝

3年前は観ていないので新演出の初演との比較になりますが、随分とヅカ色が抜けた???東宝エリザがヅカに近くなって、ヅカエリザがウィーン版に近くなっていて、それぞれの方向性との矛盾に違和感を感じていたのですが、今回は(前回から?)当初の東宝エリザに戻っていたのでホットしました。一番はやっぱりセリフですね~~「黄泉の世界?私を返して!」「死にたいのか?」絶対に止めた方がいいと思っていたので無くなって本当に良かったよぉ~~

新演出版、、、今回観てこれはこれでアリ と納得できました。今の時代や流れ、観る側の熟成度からすると旧版は合わないと思うし、こなれ過ぎた故のお祭り感・イベント感がなくて演技や歌に集中できる舞台になっているし……チビルドとトートの初対面からのマイヤーリンクまでの流れ、、、剣ではなくピストルを絡めたところが憎らしい演出で好きかな 相変わらずの大仰なセットはもう少しシンプルにしてほしいなぁと思うところではあるんですけどね……今回は2階席だったのでちょうど良かったのですが1階席は見上げないといけないので(前回は1階だったの)正直ツライ あと、、、最後のお迎えシーン。「今こそお前を黄泉の世界に迎えよう」とトートが歌い出したところでシシィが黒服を脱いじゃってるところがね~~やっぱりシシィが「連れて行って闇の彼方遠く」と歌いながら喪服を脱いでいく方がシシィの人生や解放感がストンと落ちてきて心震えると思うんだけどな~~ちょっと付け加えな感じがしてね。。。

花總さんは安定のシシィ。地で高貴な役ができる人ってそうそういないと思うけどホント姫役者。ただシシィはそこまで高貴な生まれではないので、じい的にはシシィよりアントワネットという感じがするんですけどね~~花總さんは。それにやっぱり声が細いのよね~Ich gehör nur mirやWenn ich tanzen willはやっぱり力強く歌ってほしいので物足りない感じがしました。歌声は嫌いではないんだけどな~~2幕で年を重ねていくところは悪くなかったと思います。演じる部分でのシシィの強さと脆さ、キッチュさは感じられたので。

古川トート!噂には聞いていましたが……申し訳ないけど殺意を覚えました 実は一番期待していて絶対に観たいと思っていたキャスティングだったんです。歌は外さないけど(当たり前…か・笑)楽譜に忠実というだけ、黄泉を支配している感ゼロ、舞台に出てきても存在が埋もれている、、、Mama, wo bist Duでチビルドからピストルを渡されて階段?を上がっていくところでカツンと靴の音がした時は殺意を超えたかも~~一番やってはいけないでしょってね あとラストのシシィお迎えの場面で出るのが早すぎ!場面が切り替わった途端にスチャっと出てこられては興ざめです。確かに今までにないタイプのトートではあったんですよね~~Der letzte Tanzの最後の方でその片鱗を見たような 冷たい青の存在感とでもいうのかな~~存在していなくて存在している、みたいな。でもね、、、静の演技というのは物凄~~~く高いものを要求されると思うのね。動の演技も難しいけどそれさえいかがなものかと思う中で何もしないのに存在できる静が表現できると思ってるの?とやっぱり殺意を込めた苦笑い。エベレストよりも高いハードルを越えられるのか……どうなんだろうねぇ

成河ルキ、絶対に絶対に観たいと思っていました。身体能力が高くて演技の幅も広い成河さんですが、思っていたよりもおとなしめだったかな~~前回はかなり弾けていると聞いていたので意外でした。でもやっぱり凄かったわ~~まさかルキーニを意識して観る日が来ようとは ←何せ超偏ったエリザ観劇をしてきたもので ストーリーテラーの側面を出しつつ時代を操っている感じかな~~単なる裁判での再現ドラマではなくてルキーニの妄想のような、でも本当に起きた出来事のような、、、どちらにも捉えられる存在感があったと思います。キッチュも響きましたね~~何気に今の日本を見ているようで妙に説得力があるような気が。御代替わりとそれに伴う報道、過去と現在のバッシングの移り変わりとかね……物語としては突き放して楽しめるけどMilch! を歌う当事者意識があると妙に気持ちが荒んでくるのは気のせいなのか……な。

万里生フランツは安定感が増してしましたね~~っていうか史実のフランツを見ているような感じ。皇帝のプライドと苦悩が表れていました。大人ルドと子供ルドも華があって良かったと思います。そして、、、香寿ゾフィー 中の人の年齢を重ねた素の存在感ではなく演じることによる大きな存在感。決して取って付けたようないかにも作ったようなものではなく役者力によるものというか……上手くは言えないんだけど、とにかく素晴らしかったです。実際はこんなだったという本や記事を読んだことがあるのですが、そこに出てくるゾフィー様そのものという感じ。宮廷でただ一人の男と言われていたのが分かる存在感がありました。すっごく見入ってしまったのがママに会わせてほしいと懇願するチビルドに言い聞かせる場面。厳しい中に未来の皇帝陛下として崇め奉るような仕草?所作?でチビルドに接しているところがあったんですよね~~ふと頭によぎったのがゾフィー様ご臨終の場面。この手だけで育てたわ。皇帝陛下と呼ばれるまで……多分こうやってフランツを敵だらけの宮廷で女手一つで育ててきたんだろうなぁと……凄いっ!

香寿さんと大我くんの楽ということで一言挨拶があるのかなぁと期待していたら何もなく終わって拍子抜け。でもカテコで二人が登場した時の拍手は一際大きかったし、最後はいつものシシィ+トートに加えてゾフィーおばあ様とルドルフ殿下の4人でアンコールで盛り上がりました

もう一人のシシィ、愛希さんが観られなかったので次回あるならそっちも観たいかな~~ってか20周年どうなるっ!
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