じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

10/14~26 芭蕉通夜舟 東京公演
 ≪地方公演≫
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10/25  映画「八犬伝」公開
11/22 映画「アングリースクワッド」公開

レ・ミゼラブル(中日劇場)

2009-03-29 23:48:43 | 観劇記


やっとこさ中日レミゼの観劇記を 1週間以上経過、カテコでもらったお花↑も開き切ってしまいましたが……今更ながら 3月20日マチネの観劇記でございますぅ~~

今回は端っこ近くではあったけど2列目 オケピを挟んでるのに舞台が近かった~~ 手を伸ばせば届くんじゃないかと思うくらい……下手側だったのでジャベ席 愛の対象だったら卒倒してるかも ただ、スピーカーも近かったのでオケの音とキャストの歌声で客席に届くタイミングがずれるので違和感があったのはちょいと残念。。。1週間前に音響に定評のある博多座で観劇したせいもあるのかもしれないけど

歌だけを取り上げるならもうすこし頑張りましょう……みたいな感じかな~~「ワン・デイ・モア」とか素晴らしいんだけど、底の底から湧き上がる熱気で圧倒されるという感覚はなかったので。ベトナム→フランスの連投組がほとんどだから仕方ないんですけどね……っていうか、スケジュールを聞いた時に「東宝、鬼じゃん」と思いましたから でも、2007年からの続投組なキャストばかりでハードな状況の中を健闘されていたと思います。特に岡ジャベ、新妻エポの安定した歌唱力は素晴らしかったです それに、、、芝居部分に関しては期待通り……いんや、期待を上回る素晴らしい出来 さとしバルは2007年の初舞台の時より安心して観られたし、原田アンジョの成長ぶりには圧巻でした

でね~~基本的には真面目に観てたんですよ それなのに浮かんでくる笑える“裏ネタ” 2007年の時にあったトークショーを思い出しちゃったんですよ~~対決の場面では椅子の脚がちゃんと折れてよかった~とか、さとしさんのカフェソング→「空(そら)の椅子とテーブル~♪」とか、2幕冒頭のクールフェラックのソロが半オクターブ上がったことに対抗したサカケンがアンジョのパートを1オクターブ上で歌って途中でギブアップしたこととか、、、それと、天に召されたエポは舞台袖に引っ込んだ後はシャワーを浴びてラストを待ってるのね~とか 涙が止まらない場面のはずなのに、頭の片隅でお腹を抱えて笑っている自分……司教様に救われた方がいいみたいです

失礼しました 以下、キャスト感想の形で勝手語りを

さとしバル:

あの~~1週間前前でサイゴンの歓楽街でポン引きをしていた危険人物とは思えない 絶対にインチキだ ←もちろん良い意味で レミゼは萌え萌えする作品ではないし邪な心が浮かんでしまう対象はいないはずなのですが……バルジャンに惚れてしまったよぉぉ~~~~ 他キャストに比べると若すぎる感もあるんだけど、そんなのは無問題 1幕の市長姿は反則です!!!かっこよすぎ。。。本気でコゼットになりたかったです。あ、ファンテでもいい……でも、その時はジャベはぜひ愛しの君で 足にすがりついて邪険にされるというオイシイ 場面もあるので……って、そんな共演があったら大変な観劇になりますよね~~選べない究極の選択、、、なんてネ

スミマセン 本筋に戻します ファンテ臨終のシーン、下手側のお席だったのでバルジャンの抱きしめる手の動きが良く見えたんですが、最初は戸惑って素直に抱きしめられないんですよね~~それがファンテが息絶える寸前に包み込むようにギュッと……その瞬間に別れが来ちゃうというあまりの切なさにウルウルでした 更に、チビコゼとの初対面シーン……一緒に「ラララ~」と歌う場面、今までは微笑ましい と思うだけだったのに、今回感じたのは小さなレディとの接し方が分からないバルが一生懸命その距離を縮めようとしているんだな~ということ。不器用な愛情が感じられてまたもやウルウル

2幕はちゃんと一生懸命バリケードで働いてました。若いから~~ それにジャベとの対決も熱くて……結構セリフに近い感じで歌っていて、地声が混じったような言い方をしていたので、伝わってくる熱い思いも倍増 「Bring him home」は、まぁ微妙に音が危ういな~と思う部分はあったけど、コゼット&彼女が愛する男に対する愛情……だけじゃないかな~~その場にいる全ての人たちに対する愛、自分を生まれ変わらせてくれた神に応えようとする真摯な思いがこめられていました。そして、、、マリウスへの告白シーンからラストまではダダ泣き 「俺のものじゃない~~溢れる愛、お前にやろう♪」ってところから、もう切なくて切なくて……でもね~~さとしバルの場合って遠くに行こうとするのを止められない「何か」を感じてしまうんですよね~~今回はマリウスに告白した後に立ち去る姿が最後まで見届けられたんですけど、その背中に感動しちゃったんですよ。ファンテとの約束を果たし、自分に与えられた役割を終え、進む先にはバルを導く何かがあるように見える。。。マリウスがバルを止められなかったのが分かったような気がしました ラスト、変えてきた?>2007年比較。天に召された後、こんなにダラリ~となっていたっけ???しかもファンテとこんなに長く抱き合っていたっけ???でも、その姿にまたもや ただ切ないというよりも、一生懸命に生きたバルジャンに愛おしさが含まれた切なさみたいなものを感じましたね~~いや~~素晴らしい

岡ジャベ:

あの、、、どうしても突っ込みたいのです 絶対に牢獄で生まれてない~~~ 好みの問題なので良し悪しではないのですが、その華やかな存在感に違和感がないというと……じい的にはどーにも微妙……か でも、そういう設定を無視したら(いいのか?)全然OK 「Stars」は圧巻だったし、2幕でバルジャンに助けられた時の悔しさ、戸惑いは圧倒的な存在感から醸し出されるプライドと対比されて、それはそれで味わいがあってあり だと思うので。最後の見せ場、自殺シーンも更に深化してた感じでしたね~~凄く自然な流れになってたし。う~~ん、ま、1回でいいかな~~十分に満足

新妻エポ:

相変わらず安定した演技&歌唱力 安心して観られますわ 厳しいことを言っちゃうと安定感があり過ぎて外さないけど普通すぎるという部分もなきにしもあらず、だけど やり過ぎ?と思えるくらい大きく振ってくれる部分があるとズシ~ンと来るんだけどな~~マリウスに対する伝わらない思いとか、ここぞという場面で「あれれ~」と肩透かしをくらう部分が結構あったのがちょっと物足りなかったような気もしました……と、辛口になってしまったけど、エポというキャラクターの気持ちはちゃんと伝わってました。1幕、マリウスとコゼットが駆け寄って手を取り合う瞬間に門に駆け寄ってそれを悲しい目で見ているんですよね~~もう可哀想で可哀想で しかも、テナたちの襲撃を邪魔した後にマリウスがゲートに駆け寄ったところで手を取るんですけど、コゼットを見た瞬間にその手を引っ込める。。。そこに込められた女心にまたもや で、、、最後の「恵みの雨」 「マリウス、これでいいの」は泣きツボ直撃ですね~~健気というんじゃなくて、エポの今までの力強い人生が感じられる一言だと思うから。。。

山崎ファンテ:

ここのところのレミゼ、じいの勝手な懸念事項……ファンテの選択肢が狭すぎるっ ということなんですよね~~ジョン嫁だけは絶対にだし。。。山崎ファンテ、2007年の時に比べると硬さもなくなってたし、それなりに儚さも……「I dream a dream」もそれなりに歌いこなせていたと思います。エピローグも涙が引っ込むという事態は避けられたし あと、、、動きがもう少し滑らかになってほしいのと(特に足さばきが)、儚さの中に深みのある大きな優しさが感じられるといいかな~~と。

菊池コゼ:

可愛い感じで良かったと思います。ただ、時として歌の方に重きを置いている瞬間が感じられて「あ、歌重視になってる」と感じたところがあったので(プリュメ街の場面とか…)もう少し自然に演じられるようになるといいな~と思いました。あと、やっぱりラスト。もっと真剣にバルジャンを慕ってほしいような……って、これは半分邪な思いもあり じい、バルジャンlove になっていたので、マリウスよりバルジャンの方がイイ男だと思うんだけどな~と(笑) あ、これはエポに対しても思いました。薄情男なんてやめてカッコイイ年上男にしようよぉ~なんて

藤岡マリ:

髪型が変わった???しなやかな長髪なのはイズミン君だけだと思ってたんだけど……(楽レポで判明 GIの短髪@サイゴンの影響だったのね~~)これまた好みの問題 安定感抜群だし歌も申し分なし ちょっと逞しくなりすぎてる感じはあるので、そこのところはちょっと頑張ってほしい……かも でも、やっぱりじいはイズミン君のマリウスの方がいいかなぁ~~心おきなく浮気できるし

三谷テナ:

お久しぶりですぅ~~三谷さん 2年前は特に選んだわけじゃなかったんですが、駒田テナにあたることが多かったので。陽気でお調子者というよりは不器用でちっちゃい感じなんだけど、そこに憎めない愛らしさがあって楽しめました テナ夫人の嘆きにも思いっきり同情できるくらいの“小ささ”が面白かったですぅ~~

原田アンジョ:

孤高のリーダー その成長ぶりに圧倒されました。決して学生たちの中に埋もれてないんですよね~~まさに皆を導くリーダーそのもの でも、冷たいわけじゃないんですよ 仲間を思う気持ちはしっかりと伝わってくる。「カフェソング」の時も他のキャストみたいにグランたちと肩を組んだりするわけじゃないのに仲間の絆は見えている。凄い~~ で、じいが一番ダダ泣きだったのは最後に砦に上がっていく前にグランの両頬に手を当てて目で訴えているんですよぉぉ 対立してたように見えるけど、実は一番深いところで結ばれている二人……最後の最後でそれは反則でしょ~~涙が溢れましたわ

やっぱりレミゼは凄い作品ですね~~全く無駄がなくてどのキャスト、どのシーンにも意味があってドラマがある。憎らしくなるほど巧みな舞台、ますます深みに嵌っていきます。10月の帝劇開幕が楽しみですね~~今回観れなかったキャストや組み合わせ、今度は2ヶ月あるから地雷なしの希望の組み合わせで是非!フフフ~~待ちきれるか心配 ま、その前に絶対に外せない大事な大事な舞台が レミゼはしばらく心の引き出しに収納ですぅ~~
コメント
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