じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

10/14~26 芭蕉通夜舟 東京公演
 ≪地方公演≫
  10/29 群馬 11/2 宮城 11/12 岩手 11/16 兵庫 11/17 丹波篠山 11/23~24 名古屋 11/30 大阪

10/25  映画「八犬伝」公開
11/22 映画「アングリースクワッド」公開

レ・ミゼラブル 8回目(本編)

2007-08-03 23:27:50 | 観劇記
レミゼ8回目、行ってまいりました~~本日は歌イベント付き 詳細は別記事にて いや~~概ね大満足の舞台 観たい役者さんが多すぎ(←贅沢な悩み~)て視線も心もマリウス並みに あっちへほいほい、こっちへほいほい……大変でした

本日のお席は最前列下手 下手側でレミゼを観るのは今までそんなになかった気がするんですよね~~新鮮な視界 今更ながらの発見もあって面白かったです。司教様のシーンでは司教様の顔がよく見えるんですよ ちょうどバルジャンの視点とも重なってたと思うんですけど、その表情からはバルジャンのことを見通して、それでも信じているような温かい表情だったんですよね~~後の歌イベントで港さん@レーグル司教もおっしゃってましたけど、改心させられるかどうかがポイントだって……まさに、バルジャンの人生を決定づけたのがこの人 と納得させられましたね~~ バリケード……舞台上で真横に立てられてるんじゃないんですね~~上手の方が少し奥まっていて斜めになってたとは 今まで何を見てたの~?って感じですよね なので、正直見えにくかったところもあったんですけど あと、下手側は各キャストが舞台から引っ込んでいくことが多いんですよ。なのでいろ~~んな発見あり コゼットを探し出したエポニーヌがマリウスを引っ張っていこうとするのも下手側何を話していたのかは音楽のボリュームが大きかったので聞こえなかったんですけど、冒頭の工場のシーンで工場長に揉め事の仲裁を命じて去っていくところ……ファンテがバルジャンに話を聞いてほしいって腕を掴むんですけど、バルジャンが大声で「あっちだ」「ん~」って強い調子で振り払う声が聞こえて。。。ひどいよ~~ これじゃ、ファンテが「からかわないでよ」って唾を吐くのも納得~~ そうそう、あともう一つ、救いようもないおバカを 最後の攻撃でマリウスが銃弾に倒れた時、じいのすぐ前に泉見クンが横たわってて~~~ 思わず抱きしめたくなって……しまいませんでした、しまいました。いんや、しまいませんでした。。。うっぎゃ~~~ 大混乱の模様。。。

舞台の方は冒頭から熱かったです(これ、禅ジャベの影響が大きい…か)一部キャストに対してはもう一息、いんや もう二息も三息も頑張ってもらわないと と感じましたけど、ほぼ全員 が演じる役として思いのやり取り&受け止めるのがちゃんとできていたので、観ている方は心が忙しくて大変だったんですけど、役の気持ちがストンと伝わってきて胸いっぱい~~心震える~~~涙腺決壊~~~ そうなんですよ 今日は第一幕から涙涙 司教様のシーンで泣き、バルジャンの独白に泣き、ファンテ臨終で泣き、コゼットグルグルで泣き、民衆の歌で泣き、ブリュメ街で泣き……随所にそれぞれの人間の生きていく上で必ず抱く様々な思いが溢れてて、切なくて愛おしくて熱いんですよ で、第2幕 終盤は凄かったですね~~泣きすぎて口元は涙の塩味がぁぁ~~カフェソング辺りからずぅ~~と泣きっぱなし だったので当然といえばその通りなんですけど、もう、ね~~最後なんて立て続けのダメ押し 別所バルが、これでもか、これでもかと次々にボディブローを心に放ってくるので涙が止まらず。。。いや~~ここまでやられるとは やっぱり演技のできるキャストで観るのは最高でっす

別所バル:
8月になってますます「バルジャン」になっていらっしゃいました。今までで一番人間くさいバルジャンだったような気がします。決して崇高な生き方をしたわけでもなければ、かっこよく生きたわけでもない……でも、その分だけ熱いものが伝わってきたように思いました。プロローグ、今までは罪人として虐げられ非人間的な扱いを受けてきたから、自分を卑下して世の中を恨んで恐れて、っていった感じだったんですよ。でも今日は去年のような野獣バルジャンでした。司教様のシーンで床に座ってパンをがっつく姿が復活 その後の独白シーンは、神の御心に叶う生き方をしよう!というよりも、まだ自分でも良く分からない、でもそうしなければいけないと感じさせるような迷いを含んだ、でも強い信念を感じさせる独白でした。

ファンテ臨終の場面、やっぱりシルビアファンテの時が一番愛 が感じられるような気も 今回の山崎ファンテの場合は、ファンテの方がバルジャンに全ての心を開いてはない感じだったんですよね。だからちょっとぎこちなぁ~と思ったんですけど……でも、その分バルジャンの不器用さが表れてて良かったとは思うんですけど。今日のお席からは背中&手しか見えなかったんですけど、それだけで十分にバルジャンの気持ちは伝わってきましたわ。リトルコゼットとのシーンでも、バルジャンの不器用さは健在 コゼットを座らせてテナ夫妻と取引の話をするところで、コゼットの方をチラチラ見たり凍えた手や背中を優しくさすったりしてるんですけど、手馴れた感じではないんですよね 一見売り飛ばしそうに見えて一番優しく接してるのはさとしバルなんですけどね~~(爆) ま、父親になろうとする姿勢はバッチリ その分だけコゼットがいかに必要で大切な存在だったのか分かるから、これまたウルウル なんですけどね~~

第2幕、語りたいことがいっぱいで何から書いていいか分からないほど バリケードでは学生たちを羨ましいと思いつつも 若さがもたらす血気盛んな行動に愚かさを感じているのがよ~~く分かるんですよ。そしてそして マリウスに対する視線からはコゼットへの愛情がひしひしと伝わってくる。。。アンジョに「マリウス、少し休め」と言われた時に初めてマリウスに気づいた時は、、、驚き以上に嫉妬に満ちた鋭い視線 でしたわ どん底を生きてきたバルジャンには人を見る目があったと思うんですよ。だから、マリウスを見ていて「こいつなら大丈夫」と思った瞬間があったんじゃないかな~~それを境に「大切なコゼットが愛した男性」として愛しさに変わっていったんだと思います。「彼を帰して」……バルジャンのいろ~~んな愛情(一番感じたのはコゼットへの愛情だったんですけど)に心が震えました

バルジャンの告白~エピローグ、別所バル~~ どうしてくれるんだっ という程ダダ泣きしちゃいましたよ 手を取り合うマリ&コゼを見て自分は必要がなくなったことを悟る。その満ち足りた、でも寂しさいっぱいのバルジャンに涙涙 去っていくバルジャンの背中を掴んで「行っちゃダメ~~」って引き止めたかったです。で、エピローグなんですけど、、、凄かったです。じい、後から後から涙が出てきて……後ろに控えているファンテを見て自分の運命は分かってるんですけど、コゼから離れられなくて背中から包み込んで抱きしめてて……「支度は出来た」と言っていても自分の「思い」が引き止めてしまう。最後まで人間的なバルジャンはあまりに魅力的です で、いつもなら「私は父じゃない」で最高潮に涙腺崩壊なんですけど、今日はこれだけで終わらず……天に召される前にマリウスと顔を見合わせて頷く姿にウルウルし、マリ&コゼを後ろから見つめて頷く姿にウルウル、更にはレミたちの列に入る時にエポとファンテと顔を見合わせてニッコリ……涙ぶわぁぁ~~~ そして最後の「ア~~」って伸ばすところでも自分の人生を振り返るように、そして愛を注いだ希望の象徴 のカップルに満足したように頷いてるんですよ~~~これでもかという程に心震える攻撃を受けちゃいました。今期一番 立ち上がれないほどの感動・衝撃でしたぁ~~

禅ジャベ:
相変わらず 出てくるだけで温度上昇 あつぅ~~~~いジャベでした。でも、失礼ながら 今日のジャベは応援してあげたくなってしまうジャベだったんですよね~~ バルジャンとの対決シーン、ジャベはやっと追い詰めて勝負 って戦う気満々なのに、バルジャンはファンテのことばかり気にしてたような ジャベ、一生懸命だったのに相手にされてない気がして可哀想に思ったのは私だけ…か バリケードでも「バルジャンは絶対に改心できない悪い奴だ」と信じて対決姿勢なんですけど、一方では“好きな相手にわざと意地悪をする悪がき”みたいな感じで、ちょっかいを出しつつ実はお友達になりたいんじゃないかな~なんちゃって じいが勝手に感じたことですけど、下水道でバルジャンを見逃す時に前に見た時はバルジャンは横に首を振ってたんですけど、今日はジャベとバル、顔を見合わせて「うん」って もしかしたら運命が変わったら親友になったいたのでは と思わせる二人でした

見せ場の「星よ」「ジャベールの自殺」も素晴らしかった~~ 実は禅ジャベで密かにツボになってるところがあるんですよ 「星よ」で「確かな~~夜を見張る~~刑事たちだ」のところで微笑むんですわ。その自信に満ち溢れた表情に毎回メロメロ しちゃってます 自殺の場面ではバルジャンを理解できない混乱ぶりがすっごく自然でいいんですよね~~ちょっとだけ素直になれば←ジャベらしくないけど バルジャン同様に生まれ変われたんじゃないかなぁ~って。。。独白シーンと歌の旋律が同じ分、二人の違いが響いてきましたね~~

新妻エポ:
まともなエポを堪能 やっぱり舞台に立つ人はこうじゃくては 第1幕から、その切なさに泣かせていただいきました~~A Heart Full of Love 門の外でマリ&コゼを見つめる姿がただただ切なくて 自分が探し出して二人を会わせた、自分は一人ぼっち、でも好きな男のためには何でもしてしまう……何だか分かりすぎるくらい分かってしまうエポの気持ち そして第2幕もOn My Own でウルウル 「恵みの雨」でウルウル 切ないだけじゃないんですよね~~エポが持つ強気なところも感じられるからこそ、その裏側にある気持ちが感じ取られる。100%、ではないけど自分の中にあるエポな部分と共鳴して涙涙

山崎ファンテ:
お初のファンテ。山崎さんご自身とはベガーズで何度も(爆!)お会いしましたけど 演技は悪くないと思います。他の演じる力のある役者さんともキャッチボールがそれなりにできていたと思うし。歌は……最前列で聞いていたので声量等々はちゃんとした判断はできないですけど、聞き取りにくいということはなかったです。表現力や音程は微妙…か あと、佇まいももう少し柔らかい感じにしてほしかったかも。ぎこちなさや硬さを感じる時があったので。

菊池コゼ:
7月のSP公演以来です。その時はバルジャンとの絡みがイマイチだったんですけど、今回は良くなっていたと思います。ちょっと表情が分かりにくいのが だった気もするんですけど(特にエピローグ)マリウスとのラブラブっぷりは 好き好きビーム、確かに受け取りました どちらかというと現代的なお嬢さんって雰囲気なんですよね。第1幕で過去のことを教えてほしいとバルジャンに頼むところも、年頃の娘の反抗期って感じ。箱入り娘というよりは普通のお嬢さんのような そういうところがバルジャンとの関係にも表れてるのかな~と思ったり ふと、エピローグのところで、原作にはマリ&コゼとバルジャンが一緒に暮らし始めるんだけどバルジャンのことを疎ましく思う場面があるんですよ。菊池コゼなら無理なくやれそうな気が……って、失礼しました じい、嫌いではないので誤解の無きよう

泉見マリ:
本日もぶっ飛んだ甘々マリウスを堪能させていただきました。今日はエポに思いっきり感情移入してたので、何も分かっていないマリウスに少々、いんや、かなりの怒りも感じましたが……やっぱり好きですわ 浮気として……ね(ファンの方、ゴメンナサイ)カフェソングでは座って見つめている真正面にじいが~~最初はキャ~~ダメ~~やめて~~ と心の中で大馬鹿な雄叫びをあげてましたけど、「あぁ、友よ。許せ…」付近からは妄想なんぞ吹き飛んでしまう程のマリウスの苦しみが伝わってきてウルウルでした 表情豊かな泉見マリ、大好きになっちゃいましたね~~バルジャンの告白を聞くところも戸惑いや真面目な感じ等々、いろ~~んな表情がクルクルクルクル。惹きつけられます

駒田&森テナ夫妻:
このペア、さらに某バルジャンを追加しちゃうと悪ふざけが行き着くところまで行ってしまって収拾がつかない事態になる危険もあるんですけど 別所バル相手に程良いワルさを見せていただいて、楽しかったです。モリクミさんはあの通り めちゃめちゃ明るくてやりたい放題、駒田テナも悪いことをいっぱいしてるけど生きるエネルギーは凄いんですわ。だから見ててなぜかスッキリ気分爽快~~

坂元アンジョ:
ちょいとお疲れ気味 細かい仕草や行動に繊細さを欠いていたような気がしました 最後にバリケードの上から倒れ落ちるところも決まってなかったし、エポが死んで落ち込むマリウスを励ますこともなかったし でも、相変わらず イイ意味での“普通さ”がありましたね~~ふざけるグランに対してもガツンと言いたいけど弱腰で言えない?みたいなところもあった気がしました マリウスが撃たれて駆け寄るところは凄い迫力でした。目の前で「うぉぉ~~~」って……アンジョがバリケードに駆け上がって旗を振った理由がちょっぴり分かったような気がしましたね~~で、カフェソングの幻影、普通っぽさが光るサカケンアンジョだからこそ、学生たちの瑞々しさと哀しさが光る気がします。

カテコでは別所バル公演のお約束、ファンテのお姫様抱っこ&クルクル 今まではそれで終わりだったんですけど、今日はモリクミさんがその横で「自分もやれ」と言わんばかりに仁王立ち 別所さん、山崎さんを抱っこしたまま慌てて退場してました でね、今日のカテコでは じゃないですね、、、 なことが。今日もお花キャッチ はできなかったんですけど、舞台上に落ちてた花束の欠片(カーネーション1本)を何と何と 泉見クンがこっちに放ってくれたんですよぉぉ~~ なのに横の女性にぶんどられ せっかく泉見クンからお花が と思ったのにぃぃ~~超超超~~悔しい ま、悟りましたけどね……やっぱりじいが全力で を注ぐのはただ一人のお方しかいないって。浮気はいけません(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする