フィクションのチカラ(中央大学教授・宇佐美毅のブログ)
テレビドラマ・映画・演劇など、フィクション世界への感想や、その他日々考えたことなどを掲載しています。
 



 今日は大晦日。今年1年は本当に忙しい年でした。
 とはいっても、世の中の大半の人は「自分は忙しい」と思っているようなので、別に私に限ったことではないのでしょう。どうしてこの人が「忙しい」んだろうと思うような人からも、「私は忙しいから~できません」と言われることがけっこうあるので、「忙しい」の中には主観的な要素がかなりの部分を占めているのだと思われます。
 私個人として言えば、人生の中でもっとも忙しい年でした。その意味は、年間を通して慢性的に余裕がなかったということです。一定の時期に忙しいことはこれまでにも何度かありました。いくつもの仕事が重なってしまい、数週間から数か月単位でまったく余裕のない時期がありました。しかし、年間を通してそれが続いたのは初めてでした。
 こういう生活についての反省なのですが、私は、忙しいことだけで満足してしまうところがあります。これまで研究専念期間を2回取得したことがあり、その2年間はある程度有意義に過ごせたとは思います。しかし、1年間を2回という貴重な時間を、目一杯に活用したかといわれると、時間の余裕をいいことにして、さぼってしまった部分はかなりありました。「ある程度有意義」ではあっても、「ある程度はさぼってしまった」ということです。
 そういう性格なので、忙しくて強制的にさぼらないようにしてもらえると、「嫌だな」「迷惑だな」と思う気持ちと同時に、「それはそれでありがたいかな」と感じる面もあります。与えられた仕事の内容が、自分の本当に望む仕事の内容とは少し違うとしても、「まあ、さぼっているよりはいいか」と思う方が強いのかもしれません。
 また、それには私の健康歴が関係していると思います。簡単にいうと、過去に健康をひどく害したことがあったので、「今の仕事の内容は自分の本当にやりたいこととは違っているけれども、それでも求められて元気に働けるのなら、それはそれでいいか」と思うということです。
 私は生まれてから高校生くらいまでは健康な子どもでした。運動能力もわりと高かったので、中学生の時に学校の先生から「健康優良児に推薦しようか」とも言っていただきました(虫歯の治療歴があったので申し込みませんでしたが)。それが、大学生のときの不摂生、長い大学院生としての不健康な生活のために、胃腸を悪くしました。30代、40代と少しずつ回復してきたのですが、50歳を前にして持病の胃腸の具合が極端に悪化し、激痩せも体験しました。毎日不調に苦しみました。さまざまな治療をしました。それでもすぐには治りませんでしたが、時間をかけて回復していき、ここ数年は、自分では健康そのもののように感じられています。
 そういう健康歴があるので、今「元気に働ける」というそのこと自体で十分に満足という気持ちになるのだと思います。そこは反省しなければいけないことなのですが、仕事の内容よりも「元気に働ける」ことだけで満足してしまうこと。来年も今年同様に忙しい日々が続くのでしょうから、来年は「仕事の量(忙しさ)」ではなく、「仕事の内容」を重視するよう、気持ちを切り替えていきたいと思っています。

※このブログはできるだけ週1回(なるべく土日)の更新を心がけています。






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