フィクションのチカラ(中央大学教授・宇佐美毅のブログ)
テレビドラマ・映画・演劇など、フィクション世界への感想や、その他日々考えたことなどを掲載しています。
 



 映画『君の名は』が大ヒット中の新海誠アニメーション監督が、母校の中央大学で作品上映会&トークショーをおこないました。

 中央大学では毎年「ホームカミングデー」という行事をおこなっています。これは卒業生が家に帰るように、年に一度母校にもどってきてほしいという趣旨でおこなわれている行事です。今年はそのホームカミングデーのイベントのひとつとして、中央大学卒業生の新海誠アニメーション監督の作品上映会&トークショーがおこなわれたというわけです。

 会場は中央大学でもっとも大きな9号館。私は3年に1回の学長選挙のときくらいしか使ったことのない会場です。現在、『君の名は』が大ヒットしているということもあり、この9号館に1200名もの来場者がありました。ありがたいことです。

 前半の上映会は新海誠監督の『言の葉の庭』(2013年)の上映。新海監督の作品は10代の男女が主人公、中心人物になっていることが多いのですが、この作品は男子高校生と20代後半の女性が中心人物。その点は少し他の作品とは異なりますが、美しい映像と情感あふれる物語性という点では、新海誠監督ならではの作品という気がします。

 後半は新海誠監督と川田十夢さんのトークショー。川田十夢さんは中央大学商学部の卒業生で、システム開発の分野で活躍され、独立後にはラジオのパーソナリティも務めている方です。このお二人はラジオ番組で共演の経験があり、そのときに意気投合されたそうで、この日も息の合った楽しいトークを披露され、来場者もとても喜んでいたようでした。

 この日、私は会場の司会を務めました。新海監督は、私が所属する中央大学文学部国文学専攻の卒業生ということで、私が司会者になりました。おかげで、イベントに立ち会っただけではなく、新海監督、川田さんとイベント前に少しお話をさせていただきました。まさに役得という感じでした。

 新海誠監督、そして川田十夢さんに来ていただき、中央大学関係者も卒業生もおおいに勇気づけられたことでしょう。そして、母校の方も卒業生に負けないようにしないけといけないとも思いました。
 母校の行事に来てくれた新海監督と川田さんの、これからのますますのご活躍を心から願っています。


※このブログはできるだけ週1回(なるべく土日)の更新を心がけています。







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