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ドイツ人と日本のいろいろなところに行ってみた (19)

2016-12-16 08:59:57 | 日記
早速ですが、「ドイツ人と日本のいろいろなところに行ってみた (18)」の続きを。

9月9日(金)
翌朝は6時に起床し、朝の勤行に参加しました。以下は勤行前に撮影した本堂の写真です。



朝食は夕食に比べるとシンプルなものの量はたっぷり。



残さず食べた後、荷物をまとめ、名残を惜しみつつチェックアウト。チェックインの時からずっとお世話になっていた係の男性には「また来させていただきます」と挨拶しました。以下はチェックアウトの前と後で撮影した写真。



一乗院を出た後、まずは阿字観という瞑想法を体験するために高野山真言宗総本山である金剛峯寺へ。



拝観窓口で「高野山参詣講待遇之証」(金剛峯寺・霊宝館・大師教会・大塔・金堂・徳川家霊台の拝観料がセットになったもの)を購入し、それから金剛峯寺内別殿販売所で阿字観体験を申し込みました。開始時間まではお寺の中を見学。



こちらは阿字観体験が行われていた部屋の前面。真ん中の字が梵字(サンスクリット語)の「阿」です。



阿字観には20名ほどが参加していたと思いますが、外国人はロビンさんだけ。講師のお坊さんは英語も話せるようでしたが、外国人が一人しかいないとなると当然日本語だけの説明になります。私は重要だと思われるところだけ訳しましたが、すべてを訳せないことが申し訳なかったです。瞑想そのものが初めてだった私にとっては、阿字観はなかなか興味深い体験でした。阿字観の後も少しお寺の中を見学し、それから金剛峯寺を出ました。

次は近くの大師教会に行こうと私は提案したのですが、ロビンさんは「時間がたっぷりあるうちに行っておくべきだから」と奥の院に行くことを主張。ロビンさんの言うとおり徒歩で奥の院に向かいました。通りをぶらぶら歩いているうちに表参道入口、一の橋に到着。



その日はかなり暑かったのですが、橋を渡ったとたん空気がひんやりと感じたと記憶しています。そのまま杉が生い茂る墓地エリアを歩きました。無数のお墓やお地蔵さんがが並んでいるにもかかわらず、怖いとか気味が悪いとはまったく感じず、むしろ心が落ち着くような気が。初めて見る日本のお墓とこの不思議な空間とがいたく気に入ったのか、夢中で何枚も写真を撮るロビンさん。墓地でそんなに写真を撮って大丈夫かと心配になるほどでした。

延々と続いた墓地エリアの後は聖地エリアへ。燈籠堂と弘法大師御廟を巡った後、水向け地蔵に水を手向け、玉川の清らかな流れに、奥の院は本当に素晴らしいところだとしみじみ感じました。その後は来た時とは違う道を辿ったのですが、コーヒーカップやロケットなどの形をした、いろいろな企業の個性豊かな慰霊碑が印象的でした。もちろんロビンさんはここでもたくさん写真を撮影。気がつくと午後1時近くになっていて、すっかりお腹が空いていたので、中の橋会館の中の「はちよう」というレストランで昼食。私は親子丼定食をいただきました。



昼食後は車道を歩いて一の橋方面へ向かったのですが、日差しがかなり強く、とても暑くて、冷たい物がほしくなりました。途中、外国人の店員さんのいるおしゃれなカフェに寄ってみたのですが、そんな暑い日に考えることはみな同じで、店内は満員御礼状態。さらにしばらく歩き、朝チェックアウトした一乗院のほど近くのお店でようやく私たちはアイスクリームにありつけたのでした。

高野山にいられる時間も限られてきたので、金剛峯寺で買った「高野山参詣講待遇之証」が使える大師教会に行くことにしました。大講堂に入ると、障子戸よりも上のところに弘法大師の生涯が描かれた何枚もの絵と説明がも掛けられていました。私はその説明を1つずつロビンさんに訳してあげたのですが、それを読むまで空海についてほとんど何も知らなかったことに愕然としました。彼の生涯を知ってから弘法大師御廟に行くのと、知らないままで行くのとではまったく違うと思います。というわけで、高野山、とくに弘法大師御廟に行く方は空海について事前にある程度の知識を得ておくか、高野山に来てからこの大師教会の大講堂の絵を見に行くことをオススメします。

大師教会の後は霊宝館を見学。バスの時間が近づいてきたので、その後、大塔、金堂、不動堂を駆け足で巡りました。



いやー、できればもっとゆっくり見たかったです。おみやげを買う時間もなく、すたすたと金剛峯寺の前の通りを歩き、一乗院の前を抜け、前の日と同じ高野警察前でバスに乗車。南海鋼索線高野山駅まで向かいました。駅に到着すると橋本までの切符を購入。駅の中でもおみやげは売っているのですが、正直品揃えはそれほど良くなく、金剛峯寺周辺で買っておくべきだったと後悔しました。そうこうするうちにケーブルカーの時間が近づいてきたので、乗り場へ。



上の写真のケーブルカーで極楽橋まで行き、それから南海高野線の普通列車で橋本へ向かいます。ロビンさんはすぐに寝てしまいましたが、私は車窓から見える景色を飽きることなく眺め、高野山の旅を心に刻みつけました。

それでは今回の「日本国内で外国人旅行者と行動する際のTips」を。

1. 瞑想に興味がある外国人なら、阿字観を体験してもらってみては?

2. 高野山に行ったら奥の院は絶対はずせない! もう一度言います。奥の院は絶対はずせません!

それでは今日はこの辺で。続きはまた後日。
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