うさぎくん

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ナクソスのベートーヴェン交響曲

2018年02月27日 | 音楽

新宿の中古レコード店から送られてくるメールマガジンに、近く移転するために特別セール中、とあった。別用で新宿に行く機会があったので寄ってみた。

併設のオーディオ店が閉店していたので驚いた(たしかにお客はあまり見かけなかったな。今思うと)。CD店は1/4ぐらいの規模で営業しているが、こちらはたくさんお客がいる。

なぜかここのところフランス系の音楽にはまっていて(というか、サン・サーンスのピアノ協奏曲をよく聞いているだけだけど)、それと、週末に車の中で聞いたラジオ(きまクラ)で、オネゲルの「ラグビー」をやっていて、面白く思ったので、探してみるがオネゲルはない。代わりにルーセルの交響曲全集があったので、それを買ってみた。

レジの女の子は見習い中マークを付けている。なかなかかわいい。いや、それはいいとしてあれですね、きっとベテランの人たちは、今在庫の整理とかに駆り出されているのでしょうね、と想像。。

買い物を終えて、なお店内を物色していると、在庫処分コーナーにナクソスのベートーヴェン交響曲(3番、8番)があるのを見つけた。

ナクソスは1980年代、メジャーレーベル全盛の時代にクラシックの文庫を目指して作られた廉価版レーベルだ。メジャーレーベルのスターシステム(有名な演奏家を起用して、多額の広告宣伝費をかけて有名曲を録音する)への対抗として、無名だが実力派の演奏家を起用し幅広い楽曲を多数提供する、という趣旨ではじめたのだという。よくレコード屋に行っていたころは、大型店の一角に青い背表紙のCDがずらりと並んでいるのをよく見かけた。当時は970円+税のところが多かった。

幅広い楽曲提供を旨とするが、当然有名曲も録音されていて、うちにもモーツァルトやショパンの全集がある。そうした有名曲は、レーベルの初期に録音されたものだが、現在では入手が難しくなっているらしい。

というわけで、ベートーヴェンの交響曲も、どこかにないかなあ、と探してはいたのだ(たぶん、新品では入手できないと思う)。たしか雑誌のインタビューで、質問者が「ナクソスは(一度リリースしたものは)廃盤にはしないといっていたが、ベートーヴェンの交響曲は録音しなおしましたね」と聞くと、創業者のクラウス・ハイマン氏は、最初期の録音は演奏がどうもあれだったので、とりなおした、という趣旨のことを答えていた。

今回買ったCDが、そのとり直しなのか、最初のものなのかはわからない。ただ、ちらちらと聞く限り、別にトンデモ演奏、という印象はない。マニアさんみたいに総譜と首っ引きでここが違ってる、みたいなことは言えないが、とりあえず普通かな。。そんなこといったら、某さいもんさんとかのCDのほうが、あれですよね。。なんといったらいいのか、あれですけど。。

というわけで、100円で興味深い演奏が聴けました。ナクソス初期のCD、機会があればもっと聞いてみたいです。

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