ニューロンくん がんばれ!

筋萎縮性側索硬化症:ALSに罹患した「ドイツ語うさぎ」と、その夫「くまさん」の日記。

続:ビヨンド・サイレンス wieder:Jenseits der Stille

2010年02月09日 21時41分39秒 | 読書・翻訳
心奪われたのはストーリーだけではなく、自然に囲まれて繰り広げられる日常風景の美しさ。

凍りついた川でのスケート
湖に自転車でのりつけて 裸体で泳いでしまうナチュラルさ
田園風景を走るローカルバス
降りしきる雪に映し出される街並み
花に囲まれた父親のアトリエ

わたしがスケート好きだということはあまり知られていないが、くるくる回ったり、バックで自由に動いたり、コーナリングをスピードをつけて楽しむくらいはできる。もう滑れないけれど、スケートシーンを見ていていっしょに滑っている気持ちになれた。できないこともイマージネーションの世界なら可能なのだと初めて体験(おいやでなければ、どなたかスケート靴もらってください)。

湖にそのまま飛び込んじゃうというのは、スイスでも有り得た。わたしには絶対できなかったけれど。

ああいう風景を見ていると、彼らは人間として原初的な面をいまだに残しているのだと思わされる。そこに湖があって、気持ちよさそうだから、水着がなくてもタオルがなくても泳いでしまう。時間を言うのに、太陽の角度で表現してよこす。

たぶんそれと似たようなプリミティブ感覚なのではないかと思うのだが、女優さんが化粧をしていないように見えることも多い。それに女優も男優も必ずしも美形ではなかったりする。今回の映画もその典型で、俳優の素顔を通じて登場人物の人格がみごとに表されていた。ララの父親の演技は本当に聞こえないんだとしか思えなかった(あるいはDeffの俳優さんなのだろうか???)。

ナチュラルなものとかプリミティブなものに触れると、どこかに立ち帰ったような気がして、心が解き放たれた感じになる。


Schon wieder zu Jenseits der Stille.

Ihr seid mehr primitiv als Japaner, so dachte ich wieder nach ich das Film fertig gesehen habe.
Ich meine aber mit dem Wort "primitiv" sehr positiv.

Ich bin der Meinung, dass Japaner eher unrealistisch lebt.
So ein grosses Thema muss man doch richtig diskutieren. Dafuer habe ich keine Zeit und Kraft...

Auf jeden Fall hat mir das Film wirklich gefallen!

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