雑記帳

日常の楽しみや感動を写真や絵で表現したい

上野の森美術館へ

2015-12-30 16:12:23 | 行楽

電車 昨日は大掃除も一段落したので上野出て
   「肉筆浮世絵展」を見てきました。
  
    

当時の風俗を含め女性の着物、帯、髪型などに興味があり
京都、上方、江戸の女性が纏う着物の柄や髪型をしっかり見てみたい
と思いました。

遊女や花魁の着物柄手描き友禅らしい数々の花々で飾られ
モミジなど繊細な筆使いで描かれていてとても「美しい」
それと比べ、江戸の女性が着ている柄は縞や格子柄を始め
菱紋、七宝などの模様で粋さを感じます。

着物の襟も工夫がされている。。。伊達襟、重ね衿ですね。

帯は殆ど前結びなんですね。花魁だけかと思っていましたが
もともと前で縛っていたそうで、帯び幅が広くなり流行もあって
元服前の女性は後で結ぶようになったとか・・

髪型も遊女=旅芸人のゆるく結わえた髪から
吉原や島原などの魁の髪型など興味深いものです。
生え際やほつれ髪の一本一本が極細の面相筆で描かれていて
髪の描き方で清楚さも色っぽさも表現できるのは面白いです。


美人画は得てしてS字型の姿をしていますね。
たおやかでしなやかな風情を醸し出すようです。。。

心楽しい鑑賞が出来ました。