骨髄液初抜かれから一月がたった。
その後の様子はぼつぼつと拙ブログでも触れちゃいたが、よく考えたらそもそもの始まりを何も書いてなかったような気がするので、ちょこっとだけ。
ワタクシメはちょくちょく献血に行くのだが。
1月下旬に行った時のこと。
検査採血の人の動きが慌ただしくなったと思ったら。
「すいません、もう一度採血させてください」とのこと。
これまでも血沈が足りずに献血できなかったことはあるが、再検査というのは初めてだった。
珍しいこともあるもんだなぁ、と思いながらも。
「いいですよー」と軽く再採血に応じたところ。
一度採血したところにもう一度針を入れられました。
二度刺しって結構ダメージがくるもんですな。
再検査終了後。
採血の人のおっしゃるには。
「血小板の数が正常値より多いので今回は献血できません。」
「通常、血小板が増えてもあまり問題はありません。」
「ひょっとしたら、血小板は白血球と大きさが似ているので、機械が誤ってカウントしたかもしれません。」
「白血球が増えているとしたら、風邪などひいているのかもしれません。」
「一、二週間してから、また検査を受けてみてください。」
とのこと。
「ちょっと変だなー、でもたいしたことなさげだからいいや」というのが正直な気持ちであった。
その時は、せっかく出かけてったのに、献血ができなかったのがもったいないな、という思いの方が強かった。
風邪でもひけば、あっというまに白血球の数値なんて跳ね上がるもんだという知識があったせいもある。
その後、本当にちょっとした風邪をひいたこともあって。ばたばたしているうちに一ヶ月近く過ぎてしまった。
次に検査を受けたのも、まったくもののついででしかなかった。
検査採血を受けた直後、採血の人が血相変えて問診医のところへすっとんでいったのも、「誰か数値の危険な人がいたのかなー」くらいに他人事。
…………。
数値の危険な人ってヲマエやぁああああああああっっっっ!(by嘉門達夫氏)
閑話休題。
問診医から呼ばれて伝えられたのが。
「血小板の数値が正常値の約四倍あります。早急に血液外来のある大きな病院に行きなさい」
事ここに至って、ようやく自分がかなりヤバい状態にあることを認識した(遅い)。
ちなみに、前回の検査での血小板の数値は正常値の約二倍。
それもかなり危ないのだろうが、約一ヶ月でさらにその倍の数値になったという悪化のスピードに怖くなった。
自分自身の「死」というものを肌に触れるほど間近に感じた。
その後何をしたかというと、真っ先にその足で髪を切りに行った。
なんのこっちゃと思われるかもしれないが、ワタクシメは大真面目かつ理性的に考えているつもりである。
その時は。
「血液の病気というと白血病しか思いつかない(増えているのは血小板だが)」
↓
「白血病の治療というと抗がん剤で髪の毛の抜けるイメージ」「治療に専念するとなると外出もままならなくなる」
↓
「髪の毛が抜けるにしても、髪を切るのが大変になるにしても、できることはしておいた方がいい」
↓
「どーせなら短くしておけ」
……今振り返ると、かなりとっちらかった思考回路だよなー。
それでも、ボブっぽかった髪をショートにするうちに、だんだん気持ちも落ちついてきた。
別に今日明日にでも死にそうなわけではない(自覚症状とされるだるさや微熱、膨満感も感じていなかった)。
それに、人間生きている以上はいつかは死ぬんである。
ただそれが、病気という具体的な形で、なおかつ間近に見えたというだけなんだから。
この気持ちの整理がよかったのか。
職場の保健関係の人に症状を話して相談に乗ってもらったのがよかったのか。
初めて病院に行ったときには、あまり動揺はしていなかったと思う。
あっさりと今の主治医に「骨髄性白血病か血小板血症だと思います」と告げられても、「ふーん」という感じですんでしまったのは、告知とその後のじたばたをすでにやってしまったようなもんだったからなのだろう。
むしろ周囲の人が大騒ぎ?いや心配してくれるのはありがたし。
その後の様子はぼつぼつと拙ブログでも触れちゃいたが、よく考えたらそもそもの始まりを何も書いてなかったような気がするので、ちょこっとだけ。
ワタクシメはちょくちょく献血に行くのだが。
1月下旬に行った時のこと。
検査採血の人の動きが慌ただしくなったと思ったら。
「すいません、もう一度採血させてください」とのこと。
これまでも血沈が足りずに献血できなかったことはあるが、再検査というのは初めてだった。
珍しいこともあるもんだなぁ、と思いながらも。
「いいですよー」と軽く再採血に応じたところ。
一度採血したところにもう一度針を入れられました。
二度刺しって結構ダメージがくるもんですな。
再検査終了後。
採血の人のおっしゃるには。
「血小板の数が正常値より多いので今回は献血できません。」
「通常、血小板が増えてもあまり問題はありません。」
「ひょっとしたら、血小板は白血球と大きさが似ているので、機械が誤ってカウントしたかもしれません。」
「白血球が増えているとしたら、風邪などひいているのかもしれません。」
「一、二週間してから、また検査を受けてみてください。」
とのこと。
「ちょっと変だなー、でもたいしたことなさげだからいいや」というのが正直な気持ちであった。
その時は、せっかく出かけてったのに、献血ができなかったのがもったいないな、という思いの方が強かった。
風邪でもひけば、あっというまに白血球の数値なんて跳ね上がるもんだという知識があったせいもある。
その後、本当にちょっとした風邪をひいたこともあって。ばたばたしているうちに一ヶ月近く過ぎてしまった。
次に検査を受けたのも、まったくもののついででしかなかった。
検査採血を受けた直後、採血の人が血相変えて問診医のところへすっとんでいったのも、「誰か数値の危険な人がいたのかなー」くらいに他人事。
…………。
数値の危険な人ってヲマエやぁああああああああっっっっ!(by嘉門達夫氏)
閑話休題。
問診医から呼ばれて伝えられたのが。
「血小板の数値が正常値の約四倍あります。早急に血液外来のある大きな病院に行きなさい」
事ここに至って、ようやく自分がかなりヤバい状態にあることを認識した(遅い)。
ちなみに、前回の検査での血小板の数値は正常値の約二倍。
それもかなり危ないのだろうが、約一ヶ月でさらにその倍の数値になったという悪化のスピードに怖くなった。
自分自身の「死」というものを肌に触れるほど間近に感じた。
その後何をしたかというと、真っ先にその足で髪を切りに行った。
なんのこっちゃと思われるかもしれないが、ワタクシメは大真面目かつ理性的に考えているつもりである。
その時は。
「血液の病気というと白血病しか思いつかない(増えているのは血小板だが)」
↓
「白血病の治療というと抗がん剤で髪の毛の抜けるイメージ」「治療に専念するとなると外出もままならなくなる」
↓
「髪の毛が抜けるにしても、髪を切るのが大変になるにしても、できることはしておいた方がいい」
↓
「どーせなら短くしておけ」
……今振り返ると、かなりとっちらかった思考回路だよなー。
それでも、ボブっぽかった髪をショートにするうちに、だんだん気持ちも落ちついてきた。
別に今日明日にでも死にそうなわけではない(自覚症状とされるだるさや微熱、膨満感も感じていなかった)。
それに、人間生きている以上はいつかは死ぬんである。
ただそれが、病気という具体的な形で、なおかつ間近に見えたというだけなんだから。
この気持ちの整理がよかったのか。
職場の保健関係の人に症状を話して相談に乗ってもらったのがよかったのか。
初めて病院に行ったときには、あまり動揺はしていなかったと思う。
あっさりと今の主治医に「骨髄性白血病か血小板血症だと思います」と告げられても、「ふーん」という感じですんでしまったのは、告知とその後のじたばたをすでにやってしまったようなもんだったからなのだろう。
むしろ周囲の人が大騒ぎ?いや心配してくれるのはありがたし。