ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

後始末。

2009-05-12 | Weblog
おばが亡くなったと連絡を受け。
その日のうちに、おかんさまはすっとんでいった。
Booじーちゃ。も、車に搭載して。


Booじーちゃ。を、連れて行ったのには、わけがある。
以前にも書いたと思うが、亡くなったおばはBooじーちゃ。のきょうだいである。
ワタクシメにとっては大叔母にあたる。
ワタクシメはどうでもいいが、Booじーちゃ。は、葬儀に出る必要があるということもある。
それ以上に、Booじーちゃ。から、目を離すことができないということもあるのだが。

慌ただしく嵐のようにおかんさまたちが飛んでいった後に残されたのは。


蕗の山。


もともと、ゴールデンウィークの間もBooじーちゃ。の家にいたおかんさまたち。
おばの枕頭に通う傍ら、畑仕事に山仕事、さんざん外に出ていたものだから。
日に焼けて真っ黒けである。
そして、収穫を持ち帰って来たはいいものの。
すぐさまとんぼがえりをしなければならなくなったのである。
当然、加工している時間などない。


……どーすんのさ。


仕方がないので、ワタクシメとあねうえどので処理をすることにした。
筋を取って茹で、下味をつけておけば。
そのまま食べても良し。
瓶詰めにするも良し。
もっと煮詰めて、伽羅蕗にするのもやりやすいからだ。

とはいえ。

採取してからえーかげん時間が経過し。
くったりとしているのはまだ良い方である。
あまりに乾燥しすぎて紐みたいになっているのはどうしたものか。
まあ、ともかく。やるだけやってみますか。
我が家には取ってきた命を無駄にするような、もったいないことをしようという人間だけはいないのだ。


茎を折って筋を取る。折って取る。折って取る。折って取る……。


(無言になりつつ一時間ほど経過)


筋だけでバケツ一杯になった蕗をデカ鍋に入れ。
(一つの鍋に入りきらないので二つに分けた)
火にかけた時には、二人とも手がアクに染まり。
すっかりこげぱんみたいな色合いなっていましたとさ。





通夜の裏側でもどっとはらい。
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