ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

がっかり。

2013-06-09 | Weblog
昨日、ちょいと触れた、おかんさまのやらかしたおはなし。


おかんさまはナメコと豆腐のお味噌汁が大好物である。
親戚からいただく、ちょいと傘の開いたぶん味も歯ごたえもいいナメコを使うと、そりゃもう大喜び。
(ちなみに、市販のナメコは傘が蕾の状態のものだったりする。そのほうが取り扱いがラクだから。)
さすがに滅多に手に入るものではないので、冷凍して保存してあるのだが。


退院直後から感染症予防が大事だというのにおかんさま。
肉や魚はもちろん、野菜といった生鮮食料品からさえ細菌が飛び散るのを防ぐためマスクをして料理にかかるのが見慣れた光景になってきてしまった。
……だって、止めたって聞かないし効かないんだもん。
まあ、塩分摂取を最も制限できるのは調理人だっつー理由もあるんだろうけれども。


朝からウキウキと、ナメコと豆腐と味噌汁を作るおかんさま。
とはいえ、味噌は超薄味で、白菜もたっぷり入っている。
カリウム摂取量は増やさなければいけないとかで、野菜をたっぷり摂るように、せんせーに言われてるんだとか。


おかんさま「ねえ、ちょっと味見してくれない?」


…………。


…………。


おとんさま「酸っぱい上に苦い」


原因判明。


我が家では、自家製柚子を収穫後、皮と絞り汁に分けておく。
その皮の一部を冷凍庫に放り込んでおいたのだが。
凍ったせいか、黄色から褐色に変わっていたりする。
それをおかんさまがナメコと間違えて投入したという顛末。





味噌汁としてじゃなく、柚子酢で煮込んだ白菜と豆腐の鍋(うっすら味噌味)と脳内変換すればそんなに不味いこともなかったしねー。
ネタにもなったし結果オーライ。
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