ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

点滴。

2010-08-19 | Weblog
あらかじめお断りいたしますが、我が家のことではございません。
おかんさまのお友達、のお話にございます。


我が家よりも一足先に適齢期とやらを迎えたのか。
お子さまが相次いで外に出たお友達。
お連れ合いもすでに亡くなっておられ、外に出る機会といったら買い物か医者通いくらい。
それも、車も免許もないものだから。
お子さまが訪ねてきた時にしかあまり出かけず。
いよいよ緊急事態となったらタクシーを召喚するという。
なかなかのひきこもりっぷりである。


そのお友達が、タクシー召喚する日々が連続したのだという。


理由はひからび予備軍化。


年配の方の常で、エアコンもかけず、横になっていて熱中症になりかけたというから笑い事ではすまされない。
昨今の高気温では、よくぞ手遅れにならないで命拾いしたと言いたくもなる。


日参した医者でも。


「毎食味噌汁を飲みなさい!」


水分摂取量が少ないことをしこたま叱られたんだそうな。
されど、お友達。


「ワタシ、汁嫌いなの」


けろりとしたもんである。
それで毎日点滴を打ってもらっていたというのだから。なんとも、はや。





年を取るごとに、なかなか同年配の友人というやつぁ身近に少なくなる。
もーちょっと、おかんさまの相手もしたってちょーだいな。
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