ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

ハハノヒ。

2010-05-10 | Weblog
一年のうちでカーネーションが一番注目される季節である。
一年のうちでカーネーションが一番値上がりする時期でもある。


告白しよう。
我が家では、母の日にカーネーションをおかんさまに贈ったことがない。
ワタクシメだけでなく、あねうえどのもない。
別に、たかだか一輪や二輪のカーネーションで日ごろの無視っぷりを棚に上げ、手っ取り早くプチ親孝行気分に浸ろうとする欺瞞を鋭く重箱の隅をえぐるようにつっこむからというわけではないんだが。
つか、むしろそんな家庭内社会部特派員みたいなスタンスはイヤだ。


母の日にカーネーションを贈らない理由。
それは、おかんさまが拒否るから。


あの~。
カーネーション嫌いとも聞かないんですが。なぜにそこまでいらないと言いますか。
まあ、茎が細いから水揚げ悪くて直ぐにしおれてくるから、コストパフォーマンスは悪いですが。


おかんさま「だって、わざわざ高くなってる季節に買うのも馬鹿らしいじゃない」


…………。


さいですか。


一事が万事こんな調子なんで、旅行でもおかんさまにおみやを買うことはなくなった。
買ってきても「ま~たしょうがないもんに金使って!」なぞとくさされ、お礼の一言もなければこうもなるかと。


…………。


あの~。おかんさま。


ワタクシメの目に狂いがなければ、もしくはおかんさまがトチ狂ったとすれば。


花瓶に見えますカーネーションの束はいったい。


おかんさま「いいでしょ?大叔父さんのとこからもらってきちゃった~♪」


…………。


※大叔父さん=GW中にぽっくり逝かれたお方


おかんさま。
アンタって人はぁッ……!


葬儀の花をもらってきて飾っとるんですかいッ!


おかんさま「い~じゃないの。大叔父さんを偲びつつ母の日が祝えるなんて、素敵でしょ?」


…………。


素敵というより無敵すぎます。その思考回路が。





小学校で造花のカーネーション名札につけさせられた人~?
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