ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

雨樋。

2009-12-13 | Weblog
かしかしかしかし!


朝食の時間になると、毎日聞こえてくる音である。


でらでっかい音の主は何かというと。


シジュウカラ一羽。


堆肥にするのに、おかんさまは毎年庭の畑に欅の落葉を撒いている。
燃えるゴミ扱いするよかなんぼかエコではある。
のだが。


困ったことに、落ち葉の季節は実りの季節でもある。
欅にも、大きさといい、硬さといい、緑豆(春雨の原料になるヤツ。直径五ミリぐらい)にそっくしな実が沢山つく。
シジュウカラはその実を狙って、我が家の庭を食堂代わりにしている。
のだが。


天候不順な日が続くと、落ち葉はしっとりと湿気を帯びて、ちょっと触れるとぺったりくっつき、なかなかとれなくなってしまう。
まさに元祖濡れ落ち葉。
そんな中を歩き歩き回って実を探すシジュウカラにも、葉っぱがくっつかないわけがない。
嘴なぞは蓑虫状態である。


そこで、シジュウカラはどうするかというと。


屋根の上に飛んでったかたと思うと、嘴を雨樋にこすりつけるのだ。


パイプ状の雨樋は集音器となり、ダイニング脇を通り、あの巨大音となる。


その音が聞けるのも、おそらく雪が降るまでであろう。





そう思うと、なんだか音が待たれる心地になるのものである。
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