ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

ていねん。

2009-12-06 | Weblog
内職仕事のように年賀状を机の上に積み上げる時期がやってきた。


個人情報保護基準の厳しくなった昨今。
同じ職場の人間の住所もなかなか聞きづらいもんがある。
正社員ならそれでも出すのかもしれないが。
期限つき被雇用者なぞ、職場関係で儀礼的に出そうという気にもなれん。


そんなわけで、ワタクシメの出す年賀状はひじょ~に少ない。
こんなときでもなければ、なかなか連絡をとることもない、お世話になった方々。
遠方に行ってしまった友人。
……書くのも20枚がせいぜいといったところか。


それにくらべて、おとんさまはしこたま書く。
束にすると年賀状が疑似立方体になりそうなほどに書く。
はや退職からン十年、それでもすべて手書きでちゃんと書いているのだからえらいものだ。


んが。
最近は、おとんさまも諦めがでてきたようである。
今年限りで年賀状のやりとりをやめることにしたそうな。
虚礼を続けるのもしんどいし、かつての人脈がぽろぽろ欠けていくのを見るのもやりきれぬという思いもあるのかもしれぬ。


どりどり、と文案をのぞきこんでみた。


「今年限りで年賀状も定年とさせていただきます」



…………。





自主定年?
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