うりゃの映画あれこれ

貴君の好物を私も好きとは限らない。同様に私の好物を貴君は嫌いかもしれない。ひとそれぞれ。
主にレンタルDVDで鑑賞。

ワールド・オブ・ライズ

2009年07月22日 | 洋画ハラハラドキドキ
ワールド・オブ・ライズ BODY OF LIES (2008年アメリカ 128分)

自分がよく知らないことに口や手を出してはいけない。
当然のことです。
しかし、かつてベトナムなどで痛い目を見たはずのアメリカは、一向に懲りていないように見える。
もちろん、いつだって「自分は相手をよく知っている。楽勝さ。」と思いこんで手を出すわけでしょうけど。
(戦前の日本の一部もそうだったんでしょう。)

本作は元中東特派員デヴィッド・イグネイシャスの小説を原作とし、
リドリー・スコット監督、主演はレオナルド・ディカプリオとラッセル・クロウ。
イスラム・テロ組織のリーダーをおびき出そうとするCIA工作員と本国から指令を出し続ける局員、それに独自の対テロ方法を持つヨルダン情報局がからむサスペンス・アクション。

個人的にディカプリオの童顔は好きじゃないが、たまには硬派アクションもいいかな、と思って見る。
命がけで働くが人間的な情を忘れない工作員がディカプリオ。
体重を増やしたラッセル・クロウは安全な場所から現場スタッフを使い捨てる憎まれ役。
ヨルダン側の実力者ハニを演じるマーク・ストロングがいい。
彼はイタリア系の血を持つイギリス人。アンディ・ガルシアの若い頃のような凛々しさ。イスラムの調停役としてのヨルダンの誇りあふれる得な役柄だ。

傑作「ブラックホーク・ダウン」を撮ったモロッコで再びの撮影。
リドリー・スコット監督らしい映像ではあるが、映画としては並レベルか。
そういえば同監督の「キングダム・オブ・ヘブン」、見てないな・・・


※ 砂塵や銃撃をかいくぐって活動する工作員のPCは、もちろんタフブック。(一部にしかわからんネタか)


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