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自然と共に

大自然と共存し、豊かな暮らしを実現しましょう。生活便利帳、趣味の世界を語りましょう。

畑の防湿処理(土量の維持)

2016-04-12 | Weblog

 みなさんこんばんは~~~ 畑の防湿処理です。その前に、畑の土はどのように維持しているのでしょうか? 先輩の話で、鍬を入れるときは「背を上に」と言うそうです。つまり鍬で土を耕すときは、下の土を上にあげる方向で作業するとのことの様です。モグラは、畦に穴を空けますが、その時土が下の畑に落ちていきます。雨水でも土を一緒に流してきます。上の岸の間から清水も流れてきますが、このとき泥を少しずつ運んできます。大先輩は、「毎年1cmずつ土が流れる」とのことです。下側の岸には土が少しずつ張り出しています。最後、流れた土は川に持って行かれます。畔の雑草は、土の崩落を防いでいるのです。雑草は根から殺してはいけない。表面の葉、茎を切って根を生かし活用するのです。これは、昔からの農家の知恵です。これで、畦から土の崩落を防いでいるのです。最近は、除草材を多用して雑草を殺してしまいます。草刈りの必要が無くなるからです。反面、畔が壊れて土が流れてしまいます。土の自然の流れで土量を維持してきたものが、壊れつつあります。話は変わりますが、畑の湿度が高いのは野菜が育ちません。湿度を下げる工夫が必要です。しかし上からの土の受口は確保する必要があります。土管を埋めて地下では排水を促し、地表面は上からの土を受ける。防湿の為、溝を掘って土管を埋めることにしました。土管には、側穴があり水分の出入りができるようになっています。     

 土管のサイドには、穴を掘って水分の蒸発と地下への浸透を行います。不思議にも、この穴はため池にはなりません。雨が降ると一時的に溜まりますが、ほどなく地下に浸透して溜まることはありませんでした。この方法でうまく機能し続けてくれれば良いと考えています。あとの維持管理は、土管の内部掃除と穴の維持です。この穴がつぶれてしまえば、土管も土中に埋まってしまい防湿効果もなくなってしまいます。これから数年の間、経過を確認したいと思います。穴にも雑草が生えて断面の崩落が止まることを期待しています。・・・うまく機能するでしょうか?      

 先人が作った貴重な土遺産は、無駄に川へ流してしまわない工夫が必要です・・・・・・・ では、バイバイ

  

 

 

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