Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

コーヒーカップはドーナツではない(キホシウロコウミウシ)

2021-06-08 19:57:00 | ウミウシ

午後遅くから強雨になったやんばるです。

まあやんばるだけでなく沖縄島中で激しく降ったようで、冠水した道路のニュースが流れてたりしてました。

大雨や洪水の警報が出ているところもあったよう…。

明日以降はそんなに激しく降らないようですが、週の半ばは一時雨の予報。

その後、週末にかけては晴れアイコンが見られる予報になっています。

風は南東。晴れ時々曇、のち強雨。

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とある大学の数学科の給湯室では、コーヒーカップに『注意!これはドーナツではない』と書かれているのだとか。

誰かがドーナツと間違えてコーヒーカップを食べてしまわないようにということです。トポロジーのジョークですね。この大学にはトポロジストが多くいるのかも知れません。

トポロジーとは位相幾何学のことで、何らかの形を連続変形しても保たれる性質に焦点を当てた学問なのだそう。

そしてトポロジー的には、ドーナツの形とコーヒーカップの形は同じ(同相)なのだとか。

形って不可思議ですね…。

生物の形、すなわち生物体の構造の基本的、一般的形式はボディプランと呼ばれ、分類学に置いて第一に着目されるのがこのボディプランなのだそう。

およそ5億4200万年前から5億3000万年前の間のいわゆる『カンブリア大爆発』という現象で、突如として今日見られる動物のボディプランがでそろったのだとか。

そこでありとあらゆる可能性が探られ、現代の生物体へと繋がっていったよう。

まあしかし今だって、なかなかに奇天烈な形の生命体はいますよね。

例えばスクリューのような推進構造を持つバクテリアとか。あるいは、歯車を使ってジャンプする昆虫の幼虫とか。

さらには、車輪を回転させて移動する細胞とかもいるのだとか。ちなみにこれ、魚類の表皮細胞です。

スクリューに歯車に車輪…、生物の形は何でもありなように思えたり…。

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さて…

〈カンランウミウシ科キマダラウロコウミウシ属キホシウロコウミウシ Cyerce sp. 21年4月9日 沖縄島安和〉

この子もかなりユニークな形をしています。

ファインダーを覗きながら、どの角度からどこにフォーカスすればいいのか、最初すごく迷いました。

そもそも出会ったときにはどっちが頭かもよく解らなかったし…。

〈同種同個体 同日同ポイント〉

背面突起の形も触覚の形も、見れば見るほど個性的に思えたり…。

 

 

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