春陽亭からの便り
熱海・湯河原のフレンチレストラン
直営のタルト専門店ペシュ(Peche)
 



夏がくれば思い出す、
    伸縮式7メートルハシゴ

わたくしが結婚して初期の頃、梅雨も明け誕生日が近づくと、奥さんから「バースデープレゼント何が欲しい?」と聞かれました。
 クルマとか、オーディオのすごいアンプとか、論外のものは思い浮かぶのですが、現実味のあるものは・・・・・・別に今欲しいものもないしなァ~、・・・・・・散々考えた挙句、はっと思いついたのが「伸縮式7メートルハシゴ」でした。

 お客様用駐車場のそばに、「ニセアカシア」の大木があるのですが、枝が伸びすぎて初島や大島を隠してしまい、客席からの眺望の妨げになっていました。
 なんとか枝打ちしようと試みたのですが、当時うちにあった3m50cm位のはしごでは、全然話になりません。よじ登ろうにも、足をかけれる枝にすら届かないのです。

 そんなとき、ホームセンターで「伸縮式7メートルハシゴ」をみて、これなら何とかなるかもしれないと、気になっていたのです。
 「それじゃ、バースデープレゼントはハシゴがいい、」というと、さすがにあきれていましたが、軽トラに積んで運んできた、そのはしごの大きさには、さらに驚いた事と思います。
 
 伸ばす前でも4メートル近いハシゴです。アルミ製とはいえガッチリしていて、かなり重さもあります。足場の悪い山の中で使うのは、かなり気合がいるだろうなぁ~、と思いましたが、 しかし、これでやっとあのニセアカシアのあたまを切れるかもしれない、そう思うとうきうきして、早速、店の定休日に挑戦しました。

『軍手の上からブツブツ刺さる』

わずかな距離ですが、この重くてでかいハシゴを持って、急傾斜の草むらを降りるのは、予想通り大変でした。
 そうです、注意書きにも「平らな、足場の安定した所でご使用ください」と書いてあります。
 まあ、些細な事はおいといて、ニセアカシアの木にハシゴをかけて、ロープを引いてハシゴを伸ばしていきます。枝をかき分けるように最大まで伸ばします。
 そして、ぐらつきが少ないよう調整して、いよいよ登りはじめました。
 上の方まで登って思い出したのですが、ニセアカシアには鋭いトゲがあるんですよね。
 枝をかき分けると、痛い、痛い、軍手の上からブツブツ刺さるのです。
 我慢しながら、ハシゴの1番上まで登りました。どこから切ろうか、と目の前の木の幹を見ましたが、しかし、下から見るのと違って、幹はまだまだかなり太く、とても手におえそうもありません。

しかたなく、もっと幹が細い高さまで、枝に足をかけてよじ登る事にしました。
 予想外の高さの迫力には、正直まいった
それにしても、やはり体験しないとわからない事って色々あるんですね。下から見ていたときは、大した事無いと思っていたのですが(自分でも何とかなる高さであろうと・・・、)登ってみるとだいぶ様子が違います。
 がけ地の大木ですので、上から下を見ると、登った地点よりも、かなり下の国道が足元に見えます。したがって、実際に登った高さの倍くらい、高さの迫力があるのです。実は私、高いところは嫌いなんです。世間一般の通説によれば、高いところを好むカテゴリーの人間に、分類されても文句は言えませんが、何事にも例外はつき物で、本当に嫌いなのです。

 ですから、この予想外の高さの迫力には、正直まいってしまいましたが、今更やめるのももったいなく、下を見ないで慎重に、落ち着いて作業を続ける事にしました。
 まさか、バースデープレゼントから落ちて、別の世界に旅立ってしまったら、しゃれになりませんからね。

 本当はもう少し、幹が細く切りやすいところまで登りたかったのですが、高さの恐怖の限界を感じて、無理せずあきらめて、直径25センチ位の所から切る事にしました。木の枝ぶりや、風向きなどよく考えて、切り込む方向を決めます。木が倒れる時、自分が巻き込まれないようよく観察します。

180度パァーーっと視界が開け、海が目の前に広がった。
 逃げ場の無い木の上で巻き込まれたら、本当にアウトになってしまいますからね。 足場の悪い、体の自由もきかない木の上で、素人が25センチくらいの生木を切るのは、結構時間がかかります。
 何度も休みながらノコギリを引き続けると、「バキッ、バキッ、バキッ、ドサッー-!」ついに、ニセアカシアのあたまが落ちました。
 目の前にあった木の幹や、繁った枝葉がなくなると、180度パァーーっと視界が開け、海が目の前に広がります。ウォーッ!きれいだけど、高さが実感できて余計に怖い!!おまけに、降りるのは登るのよりも怖かったです。

 このニセアカシアに始まって早10年以上、台風で枝の折れたクヌギの枝を下ろしたり、それまで手の届かなかった高さの手入れが出来るようになりましたから、海が見えるように、島が見えるように、月が見えるようにと、伸縮式7メートルハシゴは当店の眺望を守るアイテムとして、大活躍です。

最も今は、お陰様で庭の管理をお願いしている方が、私の10倍くらい樹木の手入れが上手な方ですので、私が高所恐怖症ををおしてまで、大木に登る機会は少なくなりました。
それにしても、こんなに使えるバースデープレゼントは、早々無いと思います。
いかがでしょうか?



『ヒメキンギョソウの敵は野良猫』

椿やスズランスイセンの盛りがすぎると、春陽亭の卓上花は『ヒメキンギョソウ』が
 登場する機会が多くなります。
 色合いも、姿かたちもかわいらしく、ほど良く華やかで、明るい春の雰囲気によくあって、
 お客様にも好評なのですが、・・・・ちょっと悩みがございます。

 「ヒメキンギョソウ」は、自宅の庭で、種をまいて育てるのですが、種が非常に小さいのです。
 種というより、粉末に近い感じです。
 花壇をよくよく耕して、ていねいに、きれいにならしてから、種をはらはらとまいて上から薄く土をかけます。
 ここ数年、種をまくと、必ず野良猫がやってくるのです。
 そして、こちらがいない隙に、きれいにならした花壇の中で、土を掘り返して荒らしまくります。
 猫にしてみれば、楽しく遊んでいるのでしょう。ふかふかに耕された土は、気持ちいいのでしょう。
 「パラダイス!」と思って、はしゃいでいるのかもしれません。

 しかし、おかげで「ヒメキンギョソウ」は壊滅です。芽が出なくなります。
 いろいろ、野良猫対策商品を試しましたが、どれも効果は・・・・?
 あまりに毎年ひどいので、今年は花壇の回りにネットを貼りました。
 ちょっと、面倒で大変なのですが、そのかいあって野良猫に荒らされる
 事も無く久々に「ヒメキンギョソウ」が、ご覧のようにたくさん咲きました。

 そして店でも、たくさん生けることが出来、お客様にも喜んでいた
 だきました。




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皆様、こんにちは。
 春陽亭の店主、漆畑孝司です。 

 さて、ニュースレター第7号の店主のひとり言は、『サギに食われる』です。

ある朝、何事もなくいつものようにボーっと歩いていると、池の近くの植え込みから灰色の物体が飛び出してきました。
「エッ」と驚いていると、まるでスローモーションの映像を見るように大きな翼を広げて「バサッ、バサッ、バサッ」とはばたくと,
ゆっくりゆっくり体が浮かび、やがて飛び去っていきました。


「いったい
今のは何なんだ!」


あんな丸々太い鳥なんて?
まさか翼竜じゃないだろう、ジェラシックパークでもあるまいし、・・・・あの顔はどこかで見た顔。
あの顔、あのくちばし、・・・・
そうだ「サギ」だ、「アオサギ」だ。
だけどなんであんなに太いサギなんだ?
なんであんなに丸々としているんだ?
丸々した「サギ」・・・・丸々?!

「ウォッ・・・・!!」
やっとココで私の脳の回路がつながりました。
あわてて走って池をのぞくと、いない!
鯉がいない!

10年以上も飼って大きくなった鯉が全然いない!そうです、サギに食べられてしまったのです。
あんなに大きくなった鯉を何匹も食べたからサギは丸々太くなったのです。飛び立つのにも体が重
くてゆっくりだったのです。「おのれ、サギめ・・・!!」

いくら怒っても後の祭りです。それでも茫然と池を見つめていると、
どこに隠れていたのか鯉が数匹顔を出して寄ってきました。全滅ではなかったのです。
生存魚がいたのです。

 前々から湯河原のかたから、千歳川に住むサギに池の鯉が食べられてしまったという
話は聞いていたのですが、当店は千歳川からはなれていましたし、開業以来近くでサギを
見かけたことはありませんでしたので、まったく安心していました。 ココまでくるとは!

自然の川にサギがたたずむ風景は風情があってよいのですが、うちの鯉を食べられるとかわいくありません。川で魚を取ることに比べたら、池の鯉を取るなんて超簡単もいいところでしょう。まして、うちの鯉なんて警戒心のかけらもなかったですからね。誰が近づいてもエサをもらえると思って寄ってきてパクパクパクパク、集団無音大合唱でしたからね。

それからというもの、うちの鯉も世の中には危険があるということを学習したのか、それとも恐怖体験がトラウマになったのか知りませんが、こちらが池の近くにたってもしばらく様子を見て恐る恐るよってくるようになりました。

そしてサギ対策ですが、池の上に細いヒモを数本張りました。鳥は舞い降りるのにも飛び立つのにも翼を大きく広げますので、ヒモが張ってあるとぶつかって翼の自由が利かず、鳥には相当厄介な障害物になるそうです。

サギは一度目をつけると魚がいなくなるまで何度も来るといいますが、実際本当にきたようです。ただ、ヒモの効果で鯉は無事でした。サギの羽が少し落ちていて、池のそこにはつめで引っかいた跡がありました。きっとヒモにあたってバランスを崩し、パニックになって逃げていったのでしょう。

「アオサギ」も恐怖体験をしたらしくそれ以来姿を見ることはありません。
そうしてうちの鯉も平和な日々を取り戻したのでした。


◇アオサギ
体長が約93cm、翼を広げると約160cmになる、日本で見られるサギの中で最大の鳥。一見、ツルのように見えるが、れっきとしたサギ。木に止まることができるのと、飛ぶ時に首をS字型に曲げる点がツルでない証拠。食べ物は魚が主で、他に両生類や昆虫、甲殻類や小形のほ乳類を食べることもある。他のサギに比べて、いろいろなものを餌にする。


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 皆様、こんにちは。
 春陽亭の店主、漆畑孝司です。

 2003年も残りわずか、新しい年に入ろうとしています。2004年度も春陽亭を皆様に楽しんでいただけるよう、力を入れていきたいと思います。そしてニュースレターも。

 さて、ニュースレター第6号の店主のひとり言は、野うさぎ話です。

ミニウサギ?現る!
 先日、私が庭の見回りをしていると、園路のすぐわきに、黒っぽいモコモコした毛で覆われた、テニスボールほどのものがありました。何だろうと近づくと、それはピョコピョコ動き出しました。一度止まってチラッとこちらを振り向くと草むらの中へまたピョコピョコ入っていってしまいました。
「ン??なんだろう??ミニウサギの赤ちゃんみたいだったけど・・・」

 調理場に戻ったもののどうも気になって、あんな赤ちゃんミニウサギでは野良猫にでもカラスにでもすぐにやられてしまいますからね、
もう一度庭を見て回ることにしました。

 植え込みの中など探しましたがどこにも見当たりません。庭をグルット回ってさっきウサギを見つけた場所のすぐ近くまでくると
「いました!」

木の根本にうずくまっているではありませんか。そう~っと手を伸ばすと意外に簡単に手のひらに納まってしまいました。

あ、あ大怪我を!!
 あまり、もがきもしないし、元気ないなあ、おかしいなあ、と思って手首をひねって顔をこちらに向けると、なっ!なんと!のどというか胸というかとにかくそのあたりがザックリ切れて大怪我をしているではありませんか!!
痛々しくてみていられないほどの大怪我です。

いわゆる瀕死の状態です。これは困った、どうしようか・・・・・・どうしようもない。しかしそのままにしておくわけにもいきませんので、箱に入れてその夜家へつれて帰ることにしました。

そんな哀れな赤ちゃんウサギの姿を見て、なんとかならないか、と翌朝動物病院に連れて行きました。
さすがに獣医さんでもあまり処置のしようもない状態だったそうですが、一応傷口に薬を塗って包帯をし、薬と母乳の代わりに豆乳を与えるようにと、そのための細い針のない注射器のような器具を頂きました。傷の原因はたぶん猫のツメでやられたのでは、ということでした。生存の確率も低いと思います、とおっしゃっていました。

それから毎日の看病のかいあってか、だんだん傷口がふさがってきてなんと!治ってしまいました。獣医さんも、良く生き延びましたね、すごい生命力ですね、と驚いていました。
それからどんどん成長していったのですが、大きくなるとともにこれってミニウサギ?先生もミニウサギでしょう、といってたけれど・・・?

それは野うさぎだった!
 足がやけに大きいなあ?やけに動きにスピードがあるなあ?これってひょっとしてもしかすると野うさぎ!!そう、それは捨てられたミニウサギではなくこの山に生きていた野うさぎだったのです。

 当時うちでは七匹のミニウサギを飼っていました。ウサギが増えると飼いきれなくなってしまいますのでメスを2匹購入したのです。ところがなぜか赤ちゃんが生まれて7匹になってしまいました・・・?!そこに野うさぎが加わり8匹に・・・。野うさぎには子供が「ハチ」と名づけました。銭形平次の子分にちなんだわけではありません。8匹目だからです。

ハチは野うさぎ。成長とともに他のにウサギとはスピードもパワーもまったく比較にならないほど強くなりました。ある日ゲージの清掃をしようと庭に出したらジャンプ一発でゲージを弾き飛ばして逃げ出したことがあります。ちょうどそこに野良猫がやってきてハチに襲い掛かりました。「やられた!」と思いました。が、ハチは猫から身をかわすとしなやかに驚くべきスピードで加速します。猫も「ギャーギャー」いいながら必死で追いかけますが、まったく相手になりません。家の周りを2周して猫はあきらめてどこかへいってしまいました。「だっとのごとく」と言葉では良く聞きますが、じかにこの目で見たのは初めてでした。
 走り出しの、野うさぎの、そのしなやかな力強さ、フォームの美しさ、想像以上のスピード・・・どんな高級なスポーツカーでもこれほど美しく走れないだろうな、と思うほどでした。

 そんなハチも1度目の脱走は戻ってきましたが、2度目脱走したあと近くまで来るのですがもうゲージに入ることはありませんでした。やがて近くでも姿を見ることもなくなりました。どうしているんでしょうね。生命力の強いハチの事ですから「だっとのごとく」の山を走り回っているのでしょうか。この山にもまだまだいろいろな動物が生きているのですね。


※野うさぎといえばフランス料理では定番の伝統的な食材です。また養殖されたウサギは、家庭でも広く使われる人気のある食材です。学校給食でもでるそうです。味は淡白、鶏肉に近い感じといわれます。中国では食用の動物を「飼っても可愛いし食べても美味しいよ」といって市場で売っていると聞いたことがありますが、さすがにペットとして飼ってしまうと、かわいいのでチョット食べられないですよね。




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皆様、こんにちは。
 春陽亭の店主、漆畑孝司です。

 ニュースレターも第5号で、なんと創刊してから1年経ちました。早いものですね。毎回お客様に喜んでいただけて大変嬉しい気持ちです。
 さて、ニュースレター第5号の店主のひとり言は、春陽亭の看板にまつわる格闘話です。

「何でもっとでかい看板をドッーン!!と出さないの?この店、道楽でやってるの?」
オープン以来何度いわれたことでしょう。
本当にもう数えきれないほどです。
「車で通っていて、全然気がつかなかったよ、これじゃ商売にならないでしょう?」

その度にご説明してきたのですが、実はこのあたり大変厳しい看板の規制地域になっているのです。観光地として景観を守るため、という事なのです。

それでも、オープン当初からくらべれば、相当わかりやすくなったのです。当然すべてのお客様にわかっていただけるとは思いませんが、それはそれで仕方のないことだと思います。

それよりこういう難しい条件の中で、やってこれたのも、すばらしいお得意様に恵まれたお陰です。あらためて心から感謝申し上げます。
さて、そうした当店の貴重な看板ですが、街中のお店と違ってうっかりしていると木の葉がしげり見えなくなってしまうことがあります。
ある日のこと、東京方面から初めてご来店のお客様が、立て続けに当店に気づかず迷われてしまいました。

おかしいなぁと思って調べてみると、国道入り口付近にある鉄のポールに取り付けた看板が東京方面からまったく見えなくなっているのに気が付きました。モジャモジャした木の葉の大きな固まりが、ちょうど看板と同じ高さにあって走行中の車から見ると、とてもわかりづらくなっています。これは、なんとかしなくては・・・。

どうやったら、コレを切り落とせるか、どの枝を切ったらよいかと、ガケから突き出した太いクヌギの木の幹に身をのりだしてもわかりません。
今度ははしごと高枝切バサミをかついで、国道へ下り、モジャモジャを近くで見ると、思ったより大きく直径2mはありそうな球形に近い葉っぱの固まりです、しかもなんとこの葉っぱは「ウルシ」ではありませんか!!

ウルシの若枝に何かのつるがたくさん絡まり、その重みで不自然に垂れ下がっていたのです。「ウァ~!!切るの嫌だな~!!」それでも意を決して切り始めました。不安定な足場でめいっぱい腕を伸ばし、つま先立ちして長さ3mの高枝切りバサミでねらった枝やつるを切っていくのは、しんどいの一言。やっと「ズルッズルッズル、ザッザッザー!!」とモジャモジャした葉の固まりが落ちてきました。しかし!残念、まだ太いツルが残っていたのです。ちょうど歩道の上、地上3m位にブラーンと存在する緑のモジャモジャ・・・。

「仕方ない、奥の手を使おう!」・・・・それは残念ながら知的な方法ではありません。
“気合い”“根性”といったカテゴリー。 太いツルを両手でしっかり握ります。そして、
足を脚立から離し、全体重をかけました。私もウルシのモジャモジャと一緒に宙吊りになったわけです。さすがに72キロの重荷が加算されたわけですから、モジャモジャはグッグッグッ~!!と垂れ下がりました。さらに体に弾みをつけてユッサユッサと揺らします。車で通りかかってその姿を目撃した方には、この様子は余命いくばくもない晩年のターザンのような寂しいものだったかもしれません・・・が、しかし当の本人は結構必死で体力も限界に近づきつつあり、そんなこと気にしている余裕はありませんでした。そして!!ついに「ズルッ!」絡んでいたアケビのつるがはずれたのです。万歳!

「バサッ!!」モジャモジャと私は歩道の上に落ちました。立ち上がろうと思った瞬間、今度は頭からも何か降ってきました。落ちてきたのはアケビの実と野ぶどうの実でした。
緑のモジャモジャの正体は、ウルシの若い枝にアケビと野ぶどうのつるが複雑に絡んだものでした。

なんとか、無事看板は見えるようになりましたが・・・
その日の夜から恐れていたことが始まりました。
かゆいんです!とってもかゆいんです!!ウルシによるカブレです。
ウルシバタさんがウルシにかぶれるなんて、なんというオヤジギャグ!
本当に、ウルシとずいぶん密着しちゃいましたからね。顔と手首に始まってそれから1ヶ月、
腕・胸・足とほぼ全身から、次々と症状が出てきました。店で「いらっしゃいませ」といいながら、
内心かゆさに耐える毎日です。特に夜は一段とかゆい!! 
おかげで眠れない日々が続いたのでした。



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皆様、こんにちは。
 春陽亭の店主、漆畑孝司です。

 ニュースレターの発行はこれで第4号・・・
いかがでしょう、少しでも春陽亭ならびにペシュのことを身近に感じて
頂けておりますでしょうか?

 さてさて、今回の店主のひとり言のテーマは、『ケータイとカーナビ』です。

 実を申しますと、私、漆畑はケータイとカーナビの両方とも持っていません。
 一年中お店と家の往復だけの生活スタイルですので、そもそも必要がないのです。
 必要でもないのに持っていらっしゃる方が、星の数ほどいらっしゃいますけど・・・(笑)

 当店のお客様でも多くの方がお使いになられていますが、ここはリゾート地の熱海・・・
やはり田舎ですので、首都圏のようにはまいりません。

 ケータイは、伊豆の海岸線の入り組んだ地形のため、電波の死角になるところが多いようで
して、折角お電話を頂いても、会話ができないことがよくあります。

それでも以前よりはそのような場所は少なくなっているのでしょうが、
まだまだ沢山あるようです。

 あとからお客様にうかがうと、お店のすぐ近くからの電話だったりするんですが、
それでもつながらないときはつながらないようですね。

 中には、きっと道に迷われてお店の場所を確認されたいお客様なども
多くいらっしゃると思います。ご不便で申し訳ありません。
 もっとも、これもリゾート地の醍醐味(!?)
ということでご容赦ください。 (^_^;

カーナビも似たようなところがございます。メーカー・機種によっては“春陽亭”の場所
をだいぶ離れた別の場所へ表示してしまうケースがよくあります。

 それで迷われてお電話をかけて頂くお客様は、たいがい同じ場所からお電話なさっていらっ
しゃいます。きちんと案内のできるカーナビもあるのですが・・・

 もともと当店の周辺は、ほとんど人が住んでいない場所だったので、正確な住居表示とい
うのがございませんでした。土地登記の地番が、昔からの俗称など不統一で使用されてきま
した。
 そういったことが原因で、ある種のカーナビの搭載ソフトウェアは、当店を違った場所に
表示してしまうようです。

 お客様のお話しでは、「電話番号から検索した方がいいみたいだよ~」ということでしたが、
どうなのでしょう・・・やはりリゾート地なので道を歩いている人を呼びとめて聞かれるの
が一番確実なのかもしれません・・・いかがでしょうか?

 といったところでまた次号へ。皆様お楽しみに!!

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皆様、こんにちは。
 春陽亭の店主、漆畑孝司です。

 ニュースレター創刊号は予定しておりました全部数の配布を無事完了致しました。お客様からの反応は予想以上に好評でして、思い切って発刊を決意して本当に良かったと思っています。

 さて、ニュースレター第2号のトップページは、前号の続きのストーリーから始まります。

 ちなみに本号を初めてご覧になる方へ、簡単に前号までのお話しの要約をお伝えしますと、当店に初めてお越しになられたお客様が、かなり高価なボルドー(1975年)の古酒について、私にお尋ねになられました。遠慮がちに『このワイン、大丈夫?』と・・・。

 確かに、この手のワインは悪条件下に長期間置かれると、品質が劣化し、とても飲める味ではなくなってしまいますから・・・

 正直申しましてこのワインはそうそうは売れるワインではありません。10年前くらいに何種類かのボルドーのグランクリュの古酒を仕入れまして、そのとき数本あった残りの一本だったのです。

 これは『蔵出し』と申しまして,古酒になるまで製造元のシャトーの中で熟成されたものを直接購入できた当時としてはかなり珍しいものでした。その頃、ヨーロッパは不況で、ワインの在庫がだぶついていて、有名なシャトーも秘蔵の古酒を放出せざるをえなかったそうです。

 いくつもの中間業者を渡り歩いたワインと違って、理想的な環境の中で、新酒からずっと熟成してきたわけですから、極めて安定した状態の良いものでした。

 その辺をご説明すると「それはいいですね。でも・・・」と。
 確かにシャトーを出てから当店の地下に10年くらい貯蔵されてたわけですから、ここの環境が悪いとダメになってしまう危険が充分あるわけです

トップクラスのシャトーとはいえ、ボルドーの中でも特にサンテミリオンの古酒でしたので、
原料になるブドウの種類の関係で、メドックのトップクラスのシャトーのものよりやや寿命が
短いといわれているのです。

 『本当に大丈夫?』と聞かれて、正直不安が全くなかったわけではありませんが、私は、
『まず大丈夫だと思います。もし劣化していたらきちんとお取替え致します』と応えました。
もちろんそうなったらチョットやだなぁ、とは思いながら(笑)・・・

 ワインを開栓するときはドキドキしました。古酒になるとコルクがもろくなり、丁寧に
ゆっくり引き抜かないとボロボロになってしまいます。これが劣化していたら、ビジネス的に
は大赤字です。『頼むから元気でいてくれよ!』と心でつぶやきながら抜栓してそのお客様に
サービスしました。

 ワインのテスティングをするとお客様の表情がパアッーと明るくなりました。
『これ、美味しいね!』と言われてて、私もホッとひと安心。それからは『美味しい!美味し
い!』と喜んでいただきまして、最後まで召し上がっていただきました。

 皆様にもホッとしていただいたところで、今月もスペースがなくなってしまいました。この
続きもまた来月号へ掲載します。ぜひお楽しみに!!


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皆様、こんにちは。 春陽亭の店主、漆畑孝司です。

 皆様に今以上に春陽亭とペシュを身近に感じて頂けるよう、
このニュースレターのトップページでは毎回、店主である私の普段感じていることや、私
のいるこの地・熱海での出来事などをエッセイ的にお伝えしていこうと思います。

 また皆様からも、積極的にご意見やコメント等を募集しておりますので、
お気付きの点、ぜひこちらにお寄せください。

 ニュースレターの中にも順次ご紹介して参りたいと考えております。

 さて、私はとてもお花が好きです。ここ熱海のお店の周囲にも
自分でお花を植えたりしています。

 昨年まで花がつかなかったブーゲンビレアを、今年は植え替えました。
すると、今年はうれしいことに花をつけてくれました。

 原因を考えてみましたが、きっと日当たりの良否が密接に関係している
のでは、という結論に至りました。

昨年の日当たり状態もそれほどは悪い状態ではなかったと思っていたの
ですが、やはり自然とは微妙なものですね。
同じ庭でも、このように違いが明確に出るのですね。

 おかげでブーゲンビレアの出す鮮やかな色が、ここに訪れるお客様に大変好評でした。

 この植え替えに伴なって、いつのまにか姿の減ってしまっていたオカトラノオも
元気を出してきています。

今年この花の数はだいぶ増えてきています。花はカレンな白い花です。こちらは移殖した
ツバキが逆に西陽をさえぎるようになったのが良かったのでしょう。
地味なお花ですが、もっともっと増えてくれると嬉しいと思っています。


 さて、話しは変わりまして、春陽亭で起こったちょっとドキドキした出来事をご紹介し
ましょう。 初めて来店されたお客様と私のお話しです。

 この方、当店のワインリストをしげしげと見入っていらっしゃいました。ご注文を伺い
にいきますと、このお客様はかなり高価なボルドー(1975年)の古酒をお尋ねになり
ました。

 お客様は遠慮がちに『このワイン、大丈夫?』と聞かれました。
 確かに、この手のワインは悪条件下に長期間置かれると、品質が劣化し、とても飲める
味ではなくなってしまいます。

 というところで、今月はスペースがなくなってしまいました。この続きはまた来月号へ
続きます。お楽しみに!!



 

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