としのブログ

大工の とし の日々の出来事

なかなか・・

2015-01-10 20:13:30 | 日記
今朝はキ運壽の仕込みを確認するはずでしたが、
つい 菊と刀 の削りに熱中してしまいました。
仕上げに使ったのは愛宕の巣板。

研磨力もあまりなく、柔らかめ。
しばらく使っていなかったのですが、今朝は切れ刃のみこれ。
裏はエビのダイヤ#8000で研ぎ引いてみました。

これが実に軽く切れる!

いろんな方が言われているように、刃先の波のピッチがある程度は荒いほうが引きは軽いというのを再発見しました。

鉋屑も艶があって、厚そうに見えても測るとこの程度。
(写真では艶がうまく写せないのよ。奥のぼけて光っているとこ参照、でお願いします。)
仕込みが硬すぎて刃をいい塩梅に下げることができずに切れ止んでしまいましたが、
表馴染みの調整をもう少し詰めればかなりいいかも!
ますます彦九郎をさわる気にならなくなったです。(困!)

そして現場は、

一部こんな感じで荒床を張らないとこが。
ここにはこれ貼ります。

杉の一寸・12尺。
部屋の長手が15尺なんで、短手の継手は横溝ビットで溝付いて、
雇実で継ごうかと思ってます。(何かいいやり方あったら教えてー!)
無垢いじるのはきもちがいいやねー。

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2 コメント

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切れてますね。 (9box)
2015-01-11 13:08:18
としさん、こんにちは。

菊と刀、切れてますね。
小片さんの鉋ですか?確か粉末高速度鋼だったような。会社の作業場にあったかもしれません。
長切れもするなら、長台もよさそうです。
ある方は、大会中長台三台持って行くそうです。
記録を狙う人は、全ての精度が違いますね。

自分も、チョイチョイ研ぎ始めました。今日できるだけ研いで、後は台均ししながら鉋のご機嫌をうかがいます。

小田原以来の再会する鉋たちは、フンっと臍を曲げているようです。

としさんの削りを目の当たりにして、緩んだ自分を奮起させてください。

楽しみですね、初削り。
当日はよろしくお願いいたします。
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青紙です。たぶん。 (とし)
2015-01-11 18:47:30
9boxさん。
お疲れ様です。
菊と刀ですが、粉末高速度鋼の刻印もなく、火花も青紙(と分かっているもの)と同じような感じです。かなり古いものですので、小片さんが手掛けるより前の物かと。
与板のM品さんにお会いするときに聞いてみたいです。
もう一枚も同じ作りですので、大欠けを直す時に火花を再確認してみます。

初削り、自分も本当に楽しみにしています。きむけんさんの練習会で一度だけキレキレだったことがありますが、9boxさんを奮起させるような削りは簡単にできるものじゃあないですよ!
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