別冊・鱗から目

作った物(のうち、電子的な方法で陳列できるもの)の置き場でもあります

(前編)「AIが作った画像みたいな写真」コンテスト

2022年09月16日 | 雑記

 漫画喫茶を見つけて、近づいて行ったら「ソフトクリーム見放題」と書いてあった夢を見た。

 現実では、友人が写真サークルに入って本格的なカメラで本格的な写真を撮っているという話を聞いて、撮った写真を見て、写真はなかなかおもしろそうな趣味だと思った。そこで、家にもまあまあ本格的な一眼レフがあるのでそれを用いて写真を撮ってみたのだが、マニュアル露出、本当に難しい。オートインテリジェントモードとかいうやつにすると自動的にいい感じに撮れるが、いわば接待モードとでもいうべきものであって、「あー……いい感じなんだけど、こういういい感じじゃなくて、もっとこう……違ういい感じにしたい」と思うことが多々ある。写真の表現って難しい。

 写真といえば最近、お題を入力するとそれに応じた画像を出力するAIが手軽に試せるようになった。僕はこういう科学おもちゃは大好物なので、いったん夢中になると寝る間を惜しんでやり続けてしまいそうになり、非常に危険性が高い。早寝早起きやジョギングなどに夢中になったほうがよほど身のためだが、なぜかそうはならないところに、人体の神秘がある。

 AIの驚くべきは、写真っぽいものを作り出す性能が極めて高いことだ。画家やイラストレーターの画風を真似するのもびっくりするぐらい上手い(あまり絵に興味のない人には見分けがつかないかもしれない)のだが、やはりコンピューターによる模倣という色が濃く、生身の人間による模倣には及ばぬ。何回も何回も試行を繰り返すとたまーに面白い絵を描いてくれる感じ。今思ったけどやり続けちゃう理由これか。何百回に1回の頻度でしか、ボタンを押しても餌が出ないようにされた猿になった気分だ。パチンコとか手を出さないようにしようね。破滅間違いなし。

 これからの時代は、同じような見た目の画像なら、人間が描いたもののほうが価値が高いと判断されるようになっていくだろうといわれている。では、それを見越して、写真の素人がAI風情に負けない作品を作るにはどうすればよいか。

 答えは一つ。AIが作った画像みたいな写真を撮ることである。というわけでAIが作った画像みたいな写真コンテスト、はじまりはじまり。審査員は、数少ない友人の一人であり、Apexが上手で、情報工学に詳しい、T氏である。

 ノミネート作品はこちら。ちなみに応募条件は現時点で僕のスマホに保存されている画像。


作品1.排水溝から木


作品2.ケーブル


作品3.駐車場に靴


作品4.花


作品5.夜の道と木


作品6.猫


作品7.夜の鳥居

 どれもなかなか力作ぞろいだ。それなりにAIが作った画像に見える。しかし専門家の目から見て本当にAIが作ったように見える画像はあるのだろうか。後編では結果を発表するよ。

 

 


コメントを投稿