主張
「日の丸・君が代」
「強制おかしい」が国民の合意
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卒業式や入学式で「君が代」を歌わせるためなら手段を選ばない―そんな異常な行政に「待った」をかける司法の判断が続いています。
卒業式めぐりつづく判決
石原東京都政は「君が代」斉唱・「日の丸」掲揚を「教育正常化」のカナメと位置づけ、都教委通達をだして学校の権限を無視した画一的な卒業式や入学式の執行を命じ、従わない教職員を片っ端から処分しました。生徒には「君たちが大きな口を開けて歌わないと大好きな先生が処分されるんだよ」と陰湿な圧力が加えられます。生徒の心を土足で踏みにじる、教育にあるまじきおこないです。
これにたいして東京地裁は二〇〇六年九月、都教委の「１０・２３通達」を違憲・違法と認定し、教職員らに通達に従う義務がないことを確認する判決をくだしました。
今年二月七日には、定年を迎えた教員のうち不起立だった人だけ再任用を拒否したことを、「客観的合理性や社会的相当性を著しく欠く」不法行為だと認定し、東京都に二千七百六十万円の賠償を命じました。
通達を是認した点で不十分ですが、教育熱心で生徒からも「来年も教えて」と慕われていた教員を、「君が代」の踏み絵だけで排除した都の非道さを告発したものです。
卒業式ではありませんが、障害のある子どもに必要な性教育を保護者の支持のもとでおこなったことへの見せしめとして、都立七生（ななお）養護学校の元校長を処分したことも二月二十五日、違法として都に処分取り消しを命じました。
神奈川県では、県教委が県立高校などで「君が代」斉唱時に起立しなかった教職員の氏名を校長に報告させる制度が問題となりました。県の個人情報保護審査会は昨年十月、条例で禁じられている「思想・信条に関する個人情報の収集」にあたるとして、氏名情報の保管や利用を中止する答申をだしました。
こうした判断の土台には憲法があります。
「日の丸」「君が代」は侵略戦争のシンボルでした。そのことに思いをはせて拒否の感情をもつ人々の気持ちは、憲法に照らして守られるべき「思想・良心の自由」です。この点は、政府も国会でたびたび「その通り」と答弁してきたことです。
いま一つの土台は、「なにがなんでも歌わせろ」という行政の命令が、校長の裁量権すら奪い、まじめな教育者をさいなみ、教育の営みをこわしていくことへの深い憂慮です。
「卒業式は最後の授業」そんな思いで卒業作品をつくり、手づくりの式を準備してきた生徒と教師。それが都の命令で作品は壇上から撤去され、格式ばった式になる。誰が考えても胸がつぶれる光景です。
世論も、「君が代」などへの賛否をこえて、「強制はおかしい」で一致しています。異常な行政に歯止めをかけ、広げないために力をあわせようではありませんか。
学習指導要領見直しを
強制のおおもとには、文部科学省が学習指導要領で「入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導するものとする」と定めてきたことがあります。
その結果全国でも、東京ほどではないにしても強制がすすんでいます。二月公表された新指導要領もこの規定は同じです。
入学式や卒業式は、子どもを温かく迎え、送り出すためにこそあります。指導要領からこうした規定を削除することをつよく求めます。
(出所：日本共産党ＨＰ 2008年3月3日(月)「しんぶん赤旗」)
「日の丸・君が代」
「強制おかしい」が国民の合意
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卒業式や入学式で「君が代」を歌わせるためなら手段を選ばない―そんな異常な行政に「待った」をかける司法の判断が続いています。
卒業式めぐりつづく判決
石原東京都政は「君が代」斉唱・「日の丸」掲揚を「教育正常化」のカナメと位置づけ、都教委通達をだして学校の権限を無視した画一的な卒業式や入学式の執行を命じ、従わない教職員を片っ端から処分しました。生徒には「君たちが大きな口を開けて歌わないと大好きな先生が処分されるんだよ」と陰湿な圧力が加えられます。生徒の心を土足で踏みにじる、教育にあるまじきおこないです。
これにたいして東京地裁は二〇〇六年九月、都教委の「１０・２３通達」を違憲・違法と認定し、教職員らに通達に従う義務がないことを確認する判決をくだしました。
今年二月七日には、定年を迎えた教員のうち不起立だった人だけ再任用を拒否したことを、「客観的合理性や社会的相当性を著しく欠く」不法行為だと認定し、東京都に二千七百六十万円の賠償を命じました。
通達を是認した点で不十分ですが、教育熱心で生徒からも「来年も教えて」と慕われていた教員を、「君が代」の踏み絵だけで排除した都の非道さを告発したものです。
卒業式ではありませんが、障害のある子どもに必要な性教育を保護者の支持のもとでおこなったことへの見せしめとして、都立七生（ななお）養護学校の元校長を処分したことも二月二十五日、違法として都に処分取り消しを命じました。
神奈川県では、県教委が県立高校などで「君が代」斉唱時に起立しなかった教職員の氏名を校長に報告させる制度が問題となりました。県の個人情報保護審査会は昨年十月、条例で禁じられている「思想・信条に関する個人情報の収集」にあたるとして、氏名情報の保管や利用を中止する答申をだしました。
こうした判断の土台には憲法があります。
「日の丸」「君が代」は侵略戦争のシンボルでした。そのことに思いをはせて拒否の感情をもつ人々の気持ちは、憲法に照らして守られるべき「思想・良心の自由」です。この点は、政府も国会でたびたび「その通り」と答弁してきたことです。
いま一つの土台は、「なにがなんでも歌わせろ」という行政の命令が、校長の裁量権すら奪い、まじめな教育者をさいなみ、教育の営みをこわしていくことへの深い憂慮です。
「卒業式は最後の授業」そんな思いで卒業作品をつくり、手づくりの式を準備してきた生徒と教師。それが都の命令で作品は壇上から撤去され、格式ばった式になる。誰が考えても胸がつぶれる光景です。
世論も、「君が代」などへの賛否をこえて、「強制はおかしい」で一致しています。異常な行政に歯止めをかけ、広げないために力をあわせようではありませんか。
学習指導要領見直しを
強制のおおもとには、文部科学省が学習指導要領で「入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導するものとする」と定めてきたことがあります。
その結果全国でも、東京ほどではないにしても強制がすすんでいます。二月公表された新指導要領もこの規定は同じです。
入学式や卒業式は、子どもを温かく迎え、送り出すためにこそあります。指導要領からこうした規定を削除することをつよく求めます。
(出所：日本共産党ＨＰ 2008年3月3日(月)「しんぶん赤旗」)
君が代を歌わなくても、起立はするぐらいの柔軟な対応が何故彼らにはできないのか？（もしくは最初から欠席すれば済む事）
少なくとも卒業式を子供たちを暖かく送り出す場と考えているならば、場の空気を台無しにするような行動を取った馬鹿教師には教師としての適正が問われても仕方ない事です。
少なくとも民間企業での式典でこんな事をすれば、即懲戒免職になります。
卒業式は子供を送り出す行事であり、「日の丸・君が代」を行政が強制する行事ではありません。ですから、各学校で独立して教育活動をする必要があります。にもかかわらずに、行政が介入してくるから問題が起こるのです。起立・斉唱しない人を馬鹿扱いし、行政処分することなど暴力以外の何者でもないですよ。会社は教育現場よりもさらに暴力が蔓延しているというだけでしょう。
どんな理屈を持ち出しても、場をわきまえない行動が多数に支持される事はありません。彼らが、君が代・日の丸に反対なら式典で表明するのではなく、他の場で行うか、事前に取り止めさせる行動をするべきす。当然取り止めさせられなければ、行政の人間としては従う義務が存在します。もしくは公立学校の教師ではなく他の職業につくか、自分達で思想信条の合う私立学校を作るべきです。
「どんな理屈を持ち出しても、場をわきまえない行動が多数に支持される事はありません。彼らが、君が代・日の丸に反対なら式典で表明するのではなく、他の場で行うか、事前に取り止めさせる行動をするべきす。」
積極的に式典を妨害するんではありません。「日の丸・君が代」起立・斉唱時に、静かに着席しているだけです。これに対し、起立し、斉唱させるわけです。本当に斉唱しているかどうかをそばまで言って聞いているという事例までありましたよ？
「当然取り止めさせられなければ、行政の人間としては従う義務が存在します。もしくは公立学校の教師ではなく他の職業につくか、自分達で思想信条の合う私立学校を作るべきです。」
教育者の義務とは何かの問題になります。式典で「日の丸・君が代」に対し、起立・斉唱するのではなく、静かに着席しているという態度も教育ではないですか？これを一律に認めないのが教育行政の管理統制なんです。
公立学校の教職員であれ、私立学校の教職員であれ、式典では、子供を送り出し、迎えることが教育活動であり、「日の丸・君が代」は教育とは無関係が行政の介入であり、それこそ憲法違反だと主張することが教育です。
とはいえ、式典において、突如として壇上にあがり、反対演説をぶち上げる行為については、処分までは行き過ぎであるが、式典の進行に支障をきたす点でよくない行為だと思います。
きっと独裁・人権侵害だと大騒ぎするでしょうね。
人権と民主主義はどこの国でも同じ。普遍ですね。
話は変わりますが、君が代反対で起立しない教師を擁護される方は、平和教育を堂々と生徒の前で否定したり、日本人は世界最優秀民族であり他の民族は日本人に支配されるべきであるなどの論を生徒に対して展開する教師も擁護するのでしょうか？
式典における教育活動は、子供らを送り出し、迎えることです。「日の丸君が代」を行政処分で教職員に強制することではありません。
次に、学校の授業で山田さんの言うような内容の言動が行われた場合には、擁護できません。当たり前ですが。
日本人は世界優秀民族ではないし、平和教育を否定することは教育ではないからです。
しかし、日本人は世界優秀民族であると教えてはいけないとは決められていないし、平和教育を否定してもいけないとは決められていない。よって、君が代拒否を前面に押し出す教師を解雇できないとなると、こんな馬鹿な事をいう教師であっても教職を解く事も発言を封じる事もできない理屈になってしまいます。
少なくとも、教職員は行政の人間である限り、行政からの命令はどんな理不尽な命令であっても、従わなければいけません。また、その事に納得できないのであれば、自分が行政のトップになって変えるか、行政からの禄を食まない立場で行動しなければいけません。
式典における教育活動は、子供らを送り出し、迎えることです。「日の丸君が代」を行政処分で教職員に強制することではありません。
教職員が公務員としきりにいいますが、教育公務員の式典における業務は子供らを送り出し、迎えることです。ですから、処分される理由はありません。これが「日の丸君が代」反対を前面に押し出すことであり、式典において子供らを送り出し、迎える教育業務の責任を果たします。
「日本人は世界優秀民族であると教えてはいけないとは決められていないし、平和教育を否定してもいけないとは決められていない」
これを実現したのが戦前の教育ですよ？ですから、そのような言動は憲法によって否定されます。しかし、イデオロギーとして優秀民族は劣等民族を軍事力で植民地支配しても仕方ないとか、平和を否定し、「一発、戦争でも起こってくれないか」「戦争はなくならない」などとものがある、という紹介なら問題ないですね。みんなで議論してそのようなイデオロギーの誤謬を認識していくことが教育活動です。
私の言っている事は、はっきり言って屁理屈です。ですが、彼ら教員がやらかした事は、行動と屁理屈を持って式典を妨害しているのです。東西様達がどう擁護しようが、一部であっても式典に出席していた児童や保護者に不快感を感じさせた時点で式典を妨害している事になってしまうのです。