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イラク戦争を国際法違反ではないという人物との軍事と平和についての議論ーその2-

2007-10-08 01:22:25 | HN:wakuwaku_44=わくわく44
 国際法上の正当性を有しない戦争のことを国際法違反というのが法の常識ですよ。頭、大丈夫ですか?という東西の指摘に対し、wakuwaku_44は次のように述べているが、非常に悪質であり、第一次世界大戦以前の政府間の常識を語っている。まさに、国際法の歴史を無視した言論内容であり、彼のような言論内容を実現したのがイラク戦争という暴力なのです。

wakuwaku_44 曰く、 「こういう嘘をつかないように。それが常識なのは東西南北くん、君の頭の中だけの話であって、国際社会にはそんな常識はない。」

 特に、第一次世界対戦以後の国際法の常識はこうです。

 飛行機や戦車など近代兵器の使用による国家総力戦となって1千万人以上ともいわれる戦死者をだした第1次世界大戦を通じて、戦争を許さないルールをつくろうという動きは格段に強くなります。「無賠償・無併合」の即時戦争終結を主張したレーニン指導下のソビエト政府によって「平和についての布告」(1917年)がだされ、それに対応して米大統領ウィルソンの「民族自決権確立、戦争による領土獲得禁止、国際組織の創設」などの14カ条提案(1918年)がおこなわれました。

 そして、1920年には国際連盟がつくられます。国際連盟規約は前文で締約国が「戦争に訴えざるの義務を受諾」するとしています。しかし、国際連盟規約は抜け道が多く、本格的な戦争の違法化の画期となるのはその後のパリ不戦条約(1928年)です。

 同条約第1条は「締約国は国際紛争の解決のため、戦争に訴えることを非とし、かつその相互関係において、国家の政策の手段としての戦争を放棄することを、その各自の人民の名において厳粛に宣言する」と明確にうたいました。

 人類史上かつてない5千5百万人といわれる犠牲者をだした第2次世界大戦にたって、国際社会は戦争を許さない決意のもとに国際連合をつくりました。

 国連憲章は、すべての加盟国は「国際紛争を平和的手段によって国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように解決しなければならない」(第2条3項)「武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない」(同4項)と規定、これが現在の国際的なルールの基本です。

 こうして、現在の国際社会及び、政府間の国際法における常識は、原則として戦争を違法化しているのであるから、正当性、必要性を有しない戦争を国際法違反と断定するわけです。

 イラク戦争は正当性、必要性を有しない戦争であるので、国際法違反となることは明白です。

 wakuwaku_44は、戦争を違法化したパリ不戦条約の歴史的な意義を認識していないということです。

 国際社会および各国政府が、戦争を原則として違法にした歴史的な意義は、「正当性を有しない戦争は違法である」ということであり、「不当とはいえない戦争を容認したものではないのです」

 by 東西南北 (2007-10-07 19:30)

 ちなみに、戦争による人殺しの基本原則が違法だというのは、国内社会で人殺しの基本原則が違法だというのと同じです。

 人殺しは戦争であれ、日常の殺人であれ、「正当性、必要性を有しないもの人殺し」は違法なのです。

 ですから、戦争の場合では戦争の正当性、必要性を証明する責任が政府にあるし、殺人事件では警察、検察が「人殺しの正当性、必要性がない」ということを証明せねばならないのです。

 これが法の常識ですが、wakuwaku_44は人殺し大好きなので、意味不明な屁理屈で人殺しを身勝手な「自由」に任せて、実現する社会を希求しているのです。

  by 東西南北 (2007-10-07 21:04)

>第一次世界大戦以前の政府間の常識を語っている。まさに、国際法の歴史を無視した言論内容

ではございません。現在でも国際法において常識とされていることを語っているのみです。

ちなみに、君が出した「国際法の常識」とは、「不戦条約上の常識」「国連憲章第7章の留保を条件にした国連憲章第2条第3項」。これは個別の各国が自衛権行使以外での戦争を禁止したものであって、今回のイラク攻撃については「国連の活動として」国際法上で認識される問題です。従って、君の出した事例は『0点』です。

>現在の国際社会及び、政府間の国際法における常識は、原則として戦争を違法化しているのであるから、正当性、必要性を有しない戦争を国際法違反と断定するわけです。

そんな断定を国連や国際機関、国際法学会はしておりません。
従って、上記東西南北氏の発言は、すべてデタラメで嘘八百です。

>wakuwaku_44は、戦争を違法化したパリ不戦条約の歴史的な意義を認識していないということです。
>国際社会および各国政府が、戦争を原則として違法にした歴史的な意義は、「正当性を有しない戦争は違法である」ということであり、「不当とはいえない戦争を容認したものではないのです」

残念ですが、私の認識が正解であり、君の認識が完全に間違いなのです。戦争は原則違法ですが、「違法であると断定されない限り」は、「違法ではない」のであって、「正当性がない=違法」ではないのです。これが国際法における常識であり、上記のような発言をしている東西南北氏は、国際法の原理原則を完全に捏造しております。

>ちなみに、戦争による人殺しの基本原則が違法だというのは、国内社会で人殺しの基本原則が違法だというのと同じです。
>人殺しは戦争であれ、日常の殺人であれ、「正当性、必要性を有しないもの人殺し」は違法なのです。

これも完全に不正解です。
国際法においては、各種国際人道法や戦時国際法に反する行為が違法となるのであって、戦闘行為における殺人は違法ではありません。

ちなみに、イラク戦争の場合、米英軍は国際法に反する行為を行っておりません。
「正当性を有しない」というのが国際法学会での多数意見ですが、これは「武力行使のタイミングとしての正当性を有しない」というに過ぎないのであって、イラクの決議違反による国連の活動としての軍事行動は、むしろ「認められて」おります。ただ、1441を直接適用するのが妥当なのか、それとも1441を元にした新たな決議が必要なのか、ということに「解釈」が分かれているのみです。

これ以上、法を冒涜するのはやめてください。東西南北氏がどのような法解釈をとろうが、それは東西南北氏の勝手ですが、あなたは完全に法を侮辱しています。少なくとも、私が投稿した内容について「理解してない」とか「間違っている」という言葉を発することは、国際社会及び国際法学会へのこれ以上ない侮辱です。これは謝罪していただきます。

 by wakuwaku_44 (2007-10-07 23:21)

すみません、上記コメントへの訂正があります。

イラク戦争の正当性については、次のプロセスで意見が食い違っているのです。

1-1.イラクの大量破壊兵器保持に関する査察で、大量破壊兵器が発見または査察の妨害のいずれかがあったときは、決議1441により、直ちにイラク攻撃ができる。イラクは査察を妨害して、大量破壊兵器も保持していると認められたので、直ちに攻撃を行った。

1-2.イラクの大量破壊兵器保持に関する査察で、大量破壊兵器が発見または査察の妨害のいずれかがあったときは、決議1441により、直ちにイラク攻撃ができる。しかし、イラクの査察は完了しておらず、大量破壊兵器保持が確認されないので、攻撃はできない。

2-1.決議1441は、査察の妨害または大量破壊兵器の保持が確認されたときは、「査察を妨害した」または「大量破壊兵器の保持を確認した」とき、安保理に対して、イラクへの武力攻撃を認める決議を出すことを決定したことを示す決議であって、実際の攻撃は、この決議1441を元にした新たな決議によって行うのが妥当である。

この3つのケースのいずれが最も正当性を有するのか、ということで解釈が分かれています。
1-1は米英軍がイラク攻撃の際に使った理論です。反対したフランスやロシア等は、1-2や2-1の理論を適用しています。

従って、米英軍の攻撃を「妥当ではない」「正当性があるとは断定できない」とはいえますが、「不当とする」ということは、いえないというのが正解です。

 by wakuwaku_44 (2007-10-07 23:40)

 「君が出した「国際法の常識」とは、「不戦条約上の常識」「国連憲章第7章の留保を条件にした国連憲章第2条第3項」。これは個別の各国が自衛権行使以外での戦争を禁止したものであって、今回のイラク攻撃については「国連の活動として」国際法上で認識される問題です。従って、君の出した事例は『0点』です。」

 国連憲章第2条4項は、武力の行使を禁止し、国連憲章42条の安保理事会による強制措置、国連憲章51条の武力攻撃の発生した場合の自衛権の行使の二つのみが例外として武力行使として許されるのです。
 
 米英軍のイラク侵攻に関して、国連憲章42条の安保理事会による軍事措置の決議はなされていません。安保理決議1441は、「この問題に引き続き努力する」として憲章42条の軍事措置にいたらない、従来からの憲章41条の非軍事措置で対処するとしているのです。

 米英軍のイラク侵攻は、憲章51条の自衛権の行使にもあたりません。開戦時アメリカやイギリスに対してイラクによる武力攻撃が発生していなかったことは明らかです。アメリカは対テロ戦争のための「先制的自衛」ということを主張しています。しかし国連憲章51条は、武力攻撃を受けていない段階での「先制的自衛」を認めていません。

 「先制的自衛」とは、まさにイラクがアメリカを攻撃しようとしている場合に先制的に攻撃することですが、イラクがアメリカを攻撃しようとしていた事実はありません。イラクとアルカイダなどのテロリストとされるグループとの結び付きが明らかであれば、アメリカが行ったのは予防戦争といえるかもしれませんが、その結び付きすら証明されていません。

 従って、米英軍のイラク侵攻、すなわちイラクに対する戦争ないし武力行使は、憲章42条の安保理による軍事措置でも、憲章51条の武力攻撃が発生した場合の自衛権の行使でもなく、武力行使を禁じた国連憲章2条4項に明らかに違反します。これは国連総会で定義を定めた、「侵略」にあたります。米英軍によるイラク侵攻は「侵略戦争」に他ならないのです。

 「戦争は原則違法ですが、「違法であると断定されない限り」は、「違法ではない」のであって、「正当性がない=違法」ではないのです。これが国際法における常識であり、上記のような発言をしている東西南北氏は、国際法の原理原則を完全に捏造しております。」

 捏造しているのはwakuwaku_44なのです。 現在の国際社会及び、政府間の国際法における常識は、原則として戦争を違法化しているのであるから、正当性、必要性を有しない戦争を国際法違反と断定するわけです。

 by 東西南北 (2007-10-08 01:06)

  安保理決議1441は、武力行使を認めていない。

   2002年11月8日のこの決議は、最後に「この問題に引き続き取り組むことを決定する。」とあり、武力行使を容認するものとなっていない。だからこそ、2003年に入っても米英は、武力行使を認める新たな決議を求めたのである。

 そもそも、国連憲章からみて、大量破壊兵器を保有することや査察に応じないことは武力攻撃を認める理由にならず、イラクが他国を武力攻撃した場合にのみ武力による制裁があり得るのである。

 次に、決議678(1991年3月2日)も武力行使の理由にならない。

  確かに同決議は、「その地域における国の平和と安全を回復するために、必要なあらゆる権限を与える」とあるが、これはイラクのクェート侵攻のもとで「クウェート政府に協力している加盟国」に対して権限を与えたもので、クウェート侵略に対する国連憲章に基づく武力行使は既に終えており、クウェートの国境が回復している現在は、この決議が適用されるべき状況ではない。

  また、決議687(1991年4月3日)も理由にならない。

 この決議で、イラクは核兵器・生物兵器・化学兵器等の大量破壊兵器の開発・保有を禁止されたが、クウェート侵略という違法状態が回復された10年後の今日、その違反で湾岸戦争の停戦が解除されるとするのは無理である。大量破壊兵器問題は、安保理の新たな措置の問題である。まして大量破壊兵器はなかったのであるから、なおさらである。

 by 東西南北 (2007-10-08 01:13)


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やっぱり (imacoco)
2007-10-13 10:46:22
wakuwaku君は、一度戦地に赴い闘ってくるべきだよね。原爆、空襲体験者の人たちが、戦争は頭で考えるほど生易しいものじゃないと証言している、その言葉を否定する人間は、実地で「研修」してくる他、ないでしょう。
軍需産業とそれに群がる権力者たちは、そういう人間の無知と弱さを利用して、覇権を効かそうと構えているんだからね。

日本人の「傭兵」も居るみたいだから、是非ぜひ、wakuwakuの戦争ワクワクレポート、待ってますよ(笑)
imacocoさんへ (東西南北)
2007-10-14 09:27:30
 東西もwakuwakuの戦争ワクワクレポート、待ってます(笑)

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