うりぼうのシネ煉獄

映画・ゲーム・テレビ・本の感想をまったり書きます。

スノーピアサー

2014年06月15日 | 日記
視聴環境:DVD、字幕

 2013年公開のSFアクション映画。監督は「グエムル」「殺人の追憶」などで注目されるポン・ジュノ。今回は韓国の他、アメリカ、フランスとの共同制作なので見た目は欧米のSF映画に見えます。言語もほとんど英語。

 地球温暖化対策のために撒かれた化学物質が原因で地球全土が凍結。人間をはじめとする生物は死滅したが、唯一地球を横断する列車”スノーピアサー”の中にいる人々だけが生き残っている。しかし列車内では先頭側にいる富裕層と最後尾側にいる貧民層の超格差社会が存在していた。

 
 違うんならじゃあなんなんだよ?ってくらいにはっきりと現代社会の縮図の設定ですよね。一部の人々が快適に暮らすために他の大勢が搾取される世界。それを外界に出ることのできない、走り続ける列車に例えている。そして主人公はそんな最底辺の男で、もっとも最前列のエンジンルームにいるウィルフォードと対決するために反乱を起こす。

 なんとなく展開も見て取れるしラストもどうなるか予想つきそうだしで、劇場では見なかったんですが思いのほか退屈せずに観られました。125分。
 基本寓話のようなものなので、細かいところを気にしてはいけない。たとえば列車が明らかに狭い、普通の電車くらいの大きさなので実際みんなどこに寝てんだ?とか気にしだすときりがなくて、それは「銀河鉄道999」にツッコムのと同じであまり意味がないように思えます。
 しかしこの映画のテーマってなんだろな?とちょっと考えてみたんですが…テレビ見ながらだから思いつきませんでした(笑)観た人はわかると思いますが結局ああなっちゃうので、どうなればよかったのか、監督の意見がいまひとつ伝わらなかったかなという印象。


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