うりぼうのシネ煉獄

映画・ゲーム・テレビ・本の感想をまったり書きます。

FRANK/フランク

2014年11月06日 | 日記
視聴環境:映画館、字幕

 まずインパクトね!

 主人公は無名のバンド”Soronprfbs”の中心人物フランク(画像。いつもハリボテを被っており仲間ですら素顔を知らない)と平凡な日常から脱出したいと思っていた青年の関係を描く。

 フランクの”中の人”は「X-men」の過去編でマグニートーを演じているファズベンダー。せっかくの色男なんですが本作ではほぼ素顔は出しません。「Vフォー・ヴェンデッタ」の時のヒューゴ・ウィーヴィングみたいな感じね。

 本作。音楽が中心になっているんですが、非アメリカ的というか一般に言うロックじゃないのがいいですね。北欧とかイギリス的な風変わりな音楽で、まずバンドメンバーでフランクの理解者クララ(マギー・ギレンホール)が「テルミン奏者」というのがキてる。すべての楽曲が新鮮でサントラ欲しくなる系の映画だと思います。
 そしてこの記事を書くためにネットを検索していて驚いたのはこのキャラクターにモデルがいたっていうこと!その名はフランク・サイドボトム。イギリスのコメディアンでまさしくこんな感じのハリボテ頭を被って活動していたカルトな人気の芸人だったみたいです。すごいなイギリスって。

 ジャンルはロードムービー、音楽映画、青春群像劇、とそんな感じなので映画館でぜひ見るべし!というほどでもないんですが、バンドのルックスや楽曲の斬新さを含めてすごいカッコいいので、こういうバンドものを邦画でもやってほしいなぁと思います。なんかメジャーとして売れるとかそんな話ばっかりだし。


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