うりぼうのシネ煉獄

映画・ゲーム・テレビ・本の感想をまったり書きます。

リバース:警視庁捜査一課チームZ

2013年04月05日 | 日記
 本来1月に放送予定だったがアルジェリアの人質事件の影響で延期になっていた本作「リバース」やっと放映されたので観ました。

 以下雑感。

 ひさしぶりに雑なドラマ見た。


 主人公の二人、松坂桃季と杏は捜査一課の中にある特殊捜査班”チームZ”に所属されます。
 そこに”ばくだん星人”と名乗る犯人からの犯罪予告が届く…


 まずタイトルの「リバース」はリバースゲームのように白が黒に、黒が白にと裏と表が変わっていくというような意味なんですが、一昔まで「オセロ」と呼んでいたのにいつの間に「リバーシ」という名前が主流になったんですかね~。いまやネットでは完全にリバーシという名前しか見ないし。
 それはそうと、裏切りに次ぐ裏切りで周りの登場人物が信用できないというのは「アンフェア」の方が徹底しているし新鮮味がないかも。

 そして所属する”チームZ”という呼称が単純にダサいというのは置いておくとして、捜査一課の命令系統から独立して行動するというのもなんだかざっくりしすぎ。メンバーもなんで集められたのかなぜこのチームだけがひいきされているのかというのがよくわかんない。特に前半は捜査一課の足引っ張ってるし。

 さらに、犯人の行動がいまいちよくわかんない。
 他のことしながらでしっかり見ていなかったせいもありますが、結局”3億円事件のコピーキャット”はなんのために行われたのか?
 真犯人が顔を見せないのは、以前も書きましたが演出上の可能性のひとつとして「視聴者が知る人物が犯人である場合」に該当するのでよっぽど勘の鈍い人じゃない限りは途中で察しがつきます(あからさまに怪しいしあの人)。
 一番腑に落ちないのが、真犯人自体。
 動機とかはまぁいいんですが、”ばくだん星人”という名称、そしてテレビ局占拠の際の見た目。どちらもあの犯人のキャラと合わないし、なぜそんな出で立ちと名前にしたのかがわからない。若者っぽい感覚で捜査をかく乱しようとした可能性もありますが、単純に(テレビドラマとして)目を引くという理由にしか思えない。あの犯人が爆弾作ってる姿は想像できても、”あの頭”を作ったりデザインしている様子を想像できないんですね。


 というように、
 全体に”浅い”感じが充満していて見ていてこっちがちょっと恥ずかしい。あと杏の顔テカりすぎじゃない?とか主人公たちがフレッシュと言えば聞こえはいいですが悪く言えば”小物感”が…とか気になるところはあります。


 ということで、
 つまんなかったわけではないんですが、あまりにも深みのない出来すぎるだろうという感想でした。続編(かテレビシリーズ?)を匂わせる作りになっているし、正直大丈夫なのか?って思います。
 ストーリーがアレならせめてキャラの魅力でみせてほしいなぁと思いました。


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