うりぼうのシネ煉獄

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タンタンの冒険:ユニコーン号の秘密

2011年12月04日 | 日記
 読んだことはなくても絵を見れば誰もが知ってる有名コミック「タンタンの冒険」の映画化。


 予告編を観る限りは「あの可愛いタンタンがほぼ実写の気持ち悪げな青年になってしまって楽しめるのか?」というところで観るのを迷っていたんですね。しかし「インディ・ジョーンズみたいで楽しそう!」という気持ちが勝って観て来ました。


 あまりに映像がリアル過ぎて、もはや「フルCGで作りました」(実際そうだった)でも「できるだけ実写で撮って、上から一部CGを被せました」でもどっちでも「ふーん」となるくらいCGと実写の区別がつかない作品になってます。あまりにも水とかがキレイすぎるのでCGだとは思いましたが、いま調べてみるとおなじみの登場人物の動きをモーションキャプチャーして映像自体はフルCGらしいです。


 さて、そんな本作。正直……面白すぎる!!


 3Dとしてはそれほどでもないんですが、リアル指向のフルCG作品とスピルバーグってのはすごく相性がいいですね。特に本作のような作品では。
 おそらく「インディ・ジョーンズ」で生身の人間を使って実際のセットなどで撮影をすることで発生するであろうさまざまな”制約”が、フルCGということでなくなり、スピルバーグが空想するアクションすべてが自由に映像化できるようになった結果が本作ということでしょう。特に後半のヤマ場のひとつである「3枚の羊皮紙を取り合うシークエンス」はとてもじゃないが実写では撮影するのが困難なシーンでしょう。


 ともあれ、
 「インディ・ジョーンズ」系が好きならぜひ観るべき!という映画。映画に疎いおじさん・おばさんになら「実写」と言っても行けそうなくらいリアルな映像だし。そして完全にタガがはずれ空想力全開となったスピルバーグの冒険表現に対するイマジネーションのすごさを体験できます!
 ただ、字幕よりも吹き替えの方が楽しめるとは思うんですが(映像を堪能するために)、3Dは特に観なくても良さそう。
 やっぱ冒険映画はスピルバーグだわ、と圧倒された映画でした。

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