アウトレイジ

　こんばんは～

　今日は北野武の「アウトレイジ」を借りてきて見ましたよ！

　率直に言えば中身空っぽ・・・。
　もともとそんなにファンということもない北野映画なんですが、たびたび元を取るかのように作られるヤクザバイオレンス映画も、もう外見が過激になっていくだけで語るべきテーマとかそういうのはほぼなしに見えます。

　今回はぼったくりバーのカモにされた客がヤクザ（北野武の組の）だったことから暴力が連鎖していくという話なんですが、とにかくたちが悪くいつまでもケンカが終わらないというだけで、心に残るものは特にありませんでした。
　主人公たち北野武や椎名桔平、加瀬亮らはたんなる子供の悪ガキの延長のようでもあり、見た目ひどい目に遭わせたり殺したりと過激ですがどこか現実味がありませんね。二つの悪ガキチームのいたずらのやりあいみたいにしか見えないわけです。ヘビで脅したりね。


　そう考えるとあえて古臭いヤクザ映画を作りたかったのかなという気もします。殺った殺られたとか、やたらと指詰めるとか。


　しかし話自体はテンポもいいし、過激なシーンはあるものの退屈することなく観ることができました。
　もう北野武ってのは映画で語りたいことがないのかなぁという気がしてちょっとさびしいですね～。

アウトレイジ [Blu-ray]
	バンダイビジュアル 2010-12-03売り上げランキング : 770Amazonで詳しく見る by G-Tools