夫の、年上の遊び仲間、M氏の奥さんが亡くなった事を新聞のお悔やみ欄で知った。
亡くなったのは4日前で、葬儀終了と出ていたので夫がお悔やみの電話をした。
亡くなったその日、M氏と奥さんは近くのお風呂に行こうという事になり、奥さんが先に家を出た。5分くらい遅れてM氏が行った時、奥さんは休憩室の椅子に座って目を閉じていた。M氏が近くに行っても目を開けないので体に手を掛けたところ倒れ掛かってきたそうだ。その時は既に息が無かったらしい。
受付には人がいたが、誰も気が付かなかったという。
奥さんが自宅に戻ったのは2日後。きっと検死に回されたのだろう。
私はM氏と面識はないけれど、何度か電話で話したことがある。まるで旧知のように話してくるM氏には私も親しみを感じていた。
奥さんもとても元気な人だと夫から聞いていた。
先に行っているね と言って家を出た妻と、まさか二度と言葉を交わすことが出来ないなんて思ってもみなかっただろうに。
死は突然にやって来る。
けれど、元気だった妻を突然失ったM氏の失意を思うとやっぱり切ない。
ご主人様のお気持ちを思うと、とても切なくなります。
先の事は、何が起こるか誰にもわからない。
今を、大事にしなくてはと思いました。
そう思っているはずなのに、実際に思わぬことが起きたらやるせなくなります。
本当にいまの、この時間を大切にしなくてはと思います。
M氏は今年運転免許証を返納しました。
奥さんも先に行ってしまって、行動半径が狭くなるのではと、夫は心配しています。
先に 行ってるね
先に 逝ってるね
一瞬、頭混乱してしまった
その様な亡くなり方ってあるんですね・・・
5分後って事は まだ入浴前で
旦那さんが到着するのを休憩室で待ってたのですね
男女混合の休憩室があるって事は
小さな銭湯とかじゃなくて
少し大きめの食事も出来るタイプの浴場施設で
もしかしたら
一緒に食事もする予定だったのかなぁ・・・
座っている時には周りに人は居た様ですが
誰も気が付かなかったという事は
苦しむ事もなく、眠る様にと・・・
自分の身内だったらと思うと・・・
突然過ぎる事に只々信じられないし
受入れるのには時間が掛かりそうです・・・
他人だから言えることですが、誰も異変に気付かないほど静かに、苦しまずに逝けたのはまだ良かったのかもしれません。
でもちゃんとお別れできなかった悔いはあるでしょうね。
いつか訪れるその日。
考える事、しておきたい事もあるけれど、なかなか出来ません。
その日はまだ先だと思っているからでしょう。
いつ来るか分からないのにね。